時間のかかる仕事なので、エンヤのテープを聞きながらのんびりと片づける。以前はエンヤを聞くことがちょっと辛かった。このテープはずっと以前に長男から貰ったもの。一度聞いてたちまち好きになったけれど、だんだん切なくなって聞くことから逃げていた。
心に染みる彼女のメロディは、至らぬ子育てしかできなかった長男への申し訳なさにつながって聞くのが辛くなってきたからだった。
次男のことでいっぱい、いっぱいで、体も心も疲れ果てていたあの頃。小学生の彼に「我慢をしてね。」と言いつけ、私は彼の子育てから手を抜いてしまっていた。だから、彼のわがままを一度も聞いた記憶はなく、泣き言を聞いたこともなかった。ひとりで勉強をして、ひとりで悩んで、ひとりで成長していった。そんな日々が鮮やかによみがえってくるから・・・。
でも、いつの間にか楽しんで聞くことが出来るようになっていた。
思い出は、時には悔いを運んできて、鋭い痛みを伴うことがある、そして、過ぎ去った日を取り戻すことは出来ないから、いつまでも責められ続けることがある。
けれど主に逃げ込んだ時、主に身を避けてすがった時、十字架であがなってくださったものがどのように大きいものか、深いものか、広いものかを教えてくださったから、私は平安を得ることができた。
また、目の前に、彼が穏やかな父となり、娘達を慈しんで育てている姿を見せて、安心させても下さったから。
ウォーターマークが流れている。これは特に大好き!
私にエンヤを楽しむことを取り戻してくださったので、息子の優しさを味わうことが出来る幸いに浸っている。
ずいぶん片づいて来た。いっぱいに開いた窓から緑色の風が吹き込んでくる。イエスさまの香りがするよう・・
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