その時「来なさい。」と言う言葉を聞いたのは、ペテロだけだった。 彼だけが求めたから・・死のような水の上を歩くことを・・。 そこに何があるというのか・・ イエスが居られるだけ、それで充分。 イエスに倣いたい、それだけ。 でも、彼は知っている。 差し出されるイエスの手を知っている。 もっともっと・・百回も千回も触れたいから・・ もっともっと・・知りたいから 主の居られる、死のような水の上に出て行く 「わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたもの・・」