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石ころ

いのちの季節



 先日ホトトギスの初鳴きを聞いた。高らかに鳴く声に初夏の訪れを感じたのだけれど・・、それっきりパタリと声を聞くことがなくなって、ちょっと落ち着かないでいる。

ウグイスの時もそうだった。寒さ厳しい中で高らかに鳴く声を聞いてワクワクとしたのだけれど、それっきりしばらく声を聞くことがなくなったので、とても落ち着かない日々を送ったのだった。

 椿の花も毎年、雪を被って一輪だけ先がけて開く。どんどん咲き出すのはずっと後になってから・・。誰かに聞いた脅し言葉「それを取ったら後咲かないよ。」
それは嘘だけれど、その言葉の気持ちは分かる。だから部屋に差したいのだけれどそのままにしておく。

 ウォーキング途中、ウサギが車にはねられたらしくて死んでいた。特徴のある後ろ足と、チラッと見えた耳がとても悲しかった。
野にも山にも、自然の中にはいのちが満ちている。でも、いのちが満ちているところには死も同じだけあるんだ・・。死は決して遠くにあるのではないんだ・・そんなことを思った。

 イソヒヨドリがしきりと飛び交って鳴いているから、近くで子育てをしているのかな・・。主人は何処に巣を作っているのかそれが気がかりらしい。
御近所でトユに鳥の巣を作られて困って居られたとき、主人が取ってあげたことがあった。
苔がぎっしりと詰めこんであったということで気がかりなんだろう。
彼らは懸命にいのちを繋いでいるだけで、何の悪意もないのだけれど・・。「困る・・」と言う主人に、私は曖昧な相づちを打っている。

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