石ころ

後期高齢者講習




 昨日は免許切り替えのための高齢者講習だった。
単車で行くつもりだったけれど結局電車で行く事になった。調べると送迎バスが最寄りの駅からあり、雨催いの不慣れな道をオンボロ単車で婆さんが走ることが馬鹿げていると気付かされた。それはとても良かった。もう少しで「主を試す」とこだったから・・。

全員後期高齢者。自動車学校の方が一人ひとりに、何事にも「急がなくてもいいですよ。気をつけてください」と声を掛けておられた。
このような時以外にはないだろう言葉がちょっと可笑しく、尋ねられたことに答えるにも年寄り特有の面白さを発見した。

それは聞かれても居ない言葉を付け加えること。「毎日乗られますか」に対して、「ああ、毎日・・に行って・・をするから」とか「いや、家族に危ないって言われてますけど、気を付けて車の通らんとこを選んで走るようにしてます」など・・、私も「たいがい・・」って付けていた。アハハ・・。
田舎の自動車学校はみんなおっとりと温かくてなごやかだ。

 講習はゲーム感覚で楽しいものもあった。ただ、ダラダラと3時間もいろいろあって、2時間後に「休憩」と言われた時、思わず「まだ、あるんですか」って叫ぶと、先生はニヤリと「まだ、あるんですよ」にがっくりした。

嬉しかったことは、目の検査で眼鏡がとても良くあっていると言われたこと。デパートに行った時に、枠もくたびれて10年近くなり作り替えようと思っていたが、視力などの検査の後で作り替えの必要がないと言われた遠近両用なのだ。

その時、読書用を別に作ったことで聖書がとても楽に読めるようになった。少ないお金は一番大切なことに使いたいのだ。
デパートで値切るような客にも、良く調整して良いものを準備してくださったことに今改めて感謝。そう、良い物には何年も経ってから感謝することがある。

 講習が終わって帰りの送迎時間にだいぶ間かあり、やむを得ずタクシーを頼んでいると「お母さん、おいで」って先生が呼んでくださった。
驚いたけれど嬉しくて、車の方に歩いて行かれる後を子犬になったような気持ちで小走りに付いていった。ふふふ・・婆さん犬だけれど。
なんだかんだと言いながら、気分転換できた楽しい一日だった。

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