石ころ

除き去られるべき者が救われた(申命記24章)

 

 ひき臼、あるいはその上石を質に取ってはならない。いのちそのものを質に取ることになるからである。(6)

 

ひき臼が無ければ小麦はそのままでは食べられず、飢えて死ぬことになる。パンを得るための質草さえ無い一人の存在をも、天地宇宙を創造された神が予め心配していてくださる。このことを通してさえ、神の愛の細やかさは人には測り知ることは出来ない。

 

創造主なる神は遥か天の高みから見下ろして、罪に染まって死に行く人を放置出来るような御方ではなかった。
アダムを御手によって神の形に作り、永遠に生きる神の息を吹き込んで生きる者とされ、人を愛し交わりと慈しみの対象として造られたからである。

 

罪を犯して神を避けるようになり、吹き込まれたいのちは力を失ったけれど、キリストを告白するための猶予が与えられている。
命のある間にキリストを知ることが出来るように、助け主なる聖霊を主が送ってくださった。


無知な者を信仰を導き、救い主なるキリストを告白して礼拝するためである。キリストは罪に死んだ命を、ご自身のよみがえりととも回復して、罪なき神の子としてくださるのである。

 

 人がその同胞、イスラエルの子らのうちの一人を誘拐し、奴隷として扱うか売りとばしたことが見つかった場合、誘拐した者は死ななければならない。こうして、あなたの中からその悪い者を除き去りなさい。(7)

 

神の民は神のものであり、神のものを誘拐し奴隷とすることは、神が愛する者を盗むことである。その不法を死に定め、神の支配にある地から罪を取り除きなさいと言われる。
此処で神は「同胞」と裁くべき限度を設けておられるのは、彼らの責任を同胞の中に限られたのである。

 

悪を裁いて取り除き地を守るための彼らの責任の限度であり、地のすべてを守ることは主にお委ねすることで、彼らが何時までも戦って疲弊することがないためである。

 

 神の義なるご性質は罪を受け容れることは出来ず、罪の汚れと同居することが出来ない。それは、罪の軽重にはよらぬ神の聖さに拠ることである。


しかし、それではすべての人は生きることが出来なくなるので、神の命令によって範囲を定めそれ以外の罪による裁きは猶予を与えておられる。

だから人がこの世で神の裁きの全てを見ることは出来ない。もし、そうなら誰も直ちに裁かれて生きることはないからである。

 

罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。(ローマ6:23)

 

なぜ、罪人が生きることが出来るのか。神の御子キリストが罪の代価を完済してくださったからである。
なぜ、神が死に定めるべき罪人の代価を愛するひとり子によって支払うのか。可愛そうに思われたからであり、神のご真実は作品への愛が永遠に変わることがないからである。

 

人に愛されるべきものがあるからではなく、御子の命をたまわるほどに愛する神の御性質によるゆえである。それゆえにすべての人は神の愛のうちに居るのである。その御愛に応答するとき、キリストが備えてくださったいのちがその人に実を結ぶのだ。

 

聖い捧げものとなってくださったキリストの御わざを知るなら、主に背き通してきた自分自身を悔いて、神に逆らった罪の日々を恥じて、もう罪に戻りたくないと弱さを持つ身は、主に切に助けを求め願うようになる。

 

その時、キリストによって贖われた未来の罪からの救いは、みことばを聴き続ける者を導き聖く守ってくださるのだ。

罪と戦う者を導く聖霊は、明確に圧倒的なキリストの贖いを指し示して、キリストの十字架が完全であることを教えて平安をたまわるのである。

 

キリストの救いをたまわった者は誰でも、過去、現在、未来すべての罪はもう神に記憶されないほどに贖われている。それは永遠に続く灼熱のゲヘナを免れて、主と共に生きる永遠のいのちの恵みである。

 

すべての作者は作品に目的を持って造る。作品は作者の喜びのために存在するのであり、人はどんな時代であろうとも、永遠まで主を喜びほめたたえるために生きるのである。

 

世にある間サタンはあらゆる問題を目の前に見せて、主の恵みの希望や平安を持ち去ろうとするが、たまわった御救いから目を離さないで、みことばに親しみ、賛美によって信仰を鍛え、祈りのうちに身を避けて、天を目指して命の限り駆けるのである。

 

キリストのことばが、あなたがたのうちに豊かに住むようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、忠告し合い、詩と賛美と霊の歌により、感謝をもって心から神に向かって歌いなさい。(コロサイ3:16)


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