永遠の計画の中で

　ステパノはやもめたちに仕え、使徒の祈りとみことばの奉仕を助け、恵みと力とに満ち、人々の間ですばらしい不思議なわざとしるしを行なった。しかし彼は、知恵と御霊によって語ったために捕らえられた。彼の顔が御使いのように見えても彼は憎まれた。

彼の、悔い改めを強いる言葉は人々には届かなかった。滅びる者たちは耳をおおって聞こうとはせず、ステパノの聖霊に満たされた様子にも我に返る者はいなかった。ステパノは主にあってまっすぐに語り石で打ち殺された。イエスのように殺す者をとりなして、イエスのように赦して死んだ。イエスのように愛して死んだ。
いいえ、彼は死んだままではいない。やがて私たちは御国で彼に会うだろう！

ステパノの信仰を神はパウロに引き継がせた。彼らから続くキリストの永遠を貫く救いの計画の中に私たちは今居る。それはなんという素晴らしいことだろう。


「神は私たちを救い、また、聖なる招きをもって召してくださいましたが、それは私たちの働きによるのではなく、ご自身の計画と恵みとによるのです。この恵みは、キリスト・イエスにおいて、私たちに永遠の昔に与えられたものであって、それが今、私たちの救い主キリスト・イエスの現われによって明らかにされたのです。キリストは死を滅ぼし、福音によって、いのちと不滅を明らかに示されました。」（Ⅱテモテ１：９）