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石ころ

夜の初めのウォーキング

 血圧も少し持ち直している。80台にはなるけれど81迄にはならない。体が夏モードにやっと切り替わったのだろう。久しぶりに昨日歩いてみたら気持ちが良かったので、今日も歩こうと決めていたけれど、すっかり遅くなってしまった。日が落ちた農道は涼しくて、綿のブラウスを通す風が肌を撫でるように過ぎる。こんな感覚は久しく味わっていなかったので新鮮。

 逢魔が刻と言う・・昼と夜がすれ違ったこの時刻。
「宵」という言葉が天気予報から消えた。「夜の初め」といっている。宵という言葉が通じなくなってきたからだという・・本当かな?宵待草はどうするの?そんなことを考えながら歩いた。行きはまだ、薄明かりもあって豊満な紫陽花の花も見えたから。

目の前に黒々と立ちふさがる桜並木にちょっと緊張する。行きは見えた道も帰りにはほとんど見えなくなっている。むっとするような草いきれはまだ残っているけれど、昼のそれとは大違いで、フィトンチットは変わらないのかも知れないけれど、昼の心地よさとは別物。厚く茂った並木から感じるものは闇の圧迫。

同じ桜並木でも、昼とはまったく違う顔を持っているんだ。そう、それが山の自然の恐ろしさ。暮れるにしたがって家々の窓から明かりが見え、夏のことで家の中の営みが垣間見えて人恋しい。気だるい夏の宵を味わうにはちょっと遅かったなぁ。もう少し早く家を出ていたら気を許して歩けたのに・・。

 主人の言葉を思い出す。「夜はあの道は歩くな。ハビ(まむし)が出るから。」と言っていた。御使いの手を探る、手をつないでもらおうと・・なんか恐いことがあると御使いを探す癖がある。私は強がっているけれど本当はかなり恐がり。

でも、本当に御使いに守られたことがあったもの。電車の中で異様な人に寄られて、すごく恐くて逃げることも出来なかったとき、御使いが目の前に盾のように大きく立ちはだかっているのを感じてホッとしたことがあった。でも、こんな話をすると息子が嫌な顔をする。アハハ・・・。

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コメント一覧

石ころ
弱さのうちに・・
私があまりに弱い親なので、どんなにぼんやりとしていても、主の備えに気づきます。
これは、足りない者の祝福かも知れません。

「もしどうしても誇る必要があるなら、私は自分の弱さを誇ります。」
こんなことができるなんて、なんと驚くような恵みでしょう!
イチゴ
ハレルヤ!
「息子を優しく育ててくださったのは主の憐れみです」 アーメン 
今までそんな風に思っても見ませんでした。子どもらの足りないところにばかり目がいって 喜ばしいところは 自分や夫の影響だと知らないうちに考えていました。これでは主の愛から遠く また自分で自分に価値を与えていますね。またひとつ わたしのどうしようもない部分が明らかにされました。感謝感謝。
石ころ
お返事が遅くなってごめんなさい
本当に自然は二面性を持っていますね。あの時の様子をわかってくださって嬉しいです。

「素直に主を求めた結果・・」
アーメン。息子を優しく育ててくださったのは主の憐れみです。本当に私はそのことを今、痛感しています。主は弱さのうちに完全に働いて、助けて下さる御方だと・・。

ウオーキングには手ぶらで・・アハハ・・参考にさせて頂きます。
家族って良いですね。感謝ですね。
イチゴ
写真のピンクのお花 きれいです
夜のウォーキングの気持の気持ちよさ また闇の中の木々の圧迫 どちらも手に取るように伝わってきます。自然のものは必ず二面性を持っていますね。ご主人のご心配は嬉しいですね。また前回の記事の 息子さんの優しさと気配りから 石ころさんが丁寧に育てられたことが見えるようで 羨ましくまた励まされます。
御使いのはなしが受け入れられなくても 大切な母親から聞いたことは忘れないでしょう。
自分の想いで伝道するのではなく 素直に主を求めた結果ならどんなことでも 主の香りが流れ出ると信じてます。
これを書いてる間に愚息から「今日は帰らん」と電話がありました。こちらは引ったくりが多いのでウォーキングに際しては「狙われるとしたらお金だけだから手ぶらで行くように」と注意してくれます。(苦笑い)
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