見出し画像

石ころ

新しく

 あまりに寒い日が続くので、炬燵の中で何かしようと思いついて、始末に迷っていたセーターを引っ張り出してきて解く事にした。
根の要る仕事だけれどさりとて捨てる気にはなれない。あまり着ていないセーターで糸はしっかりしているから・・。着る機会がなかった理由は、編み込みのために厚手に成りすぎて、ついつい着るチャンスがなかった物。

一本ずつかがった糸を解いて、袖、身頃と全体のパーツにして、それをバラバラと糸を引き抜いて解いてゆく・・横で見ていた主人が「時間のかかるもんやなぁ・・」と言う。
たしかに解いて、その糸を巻き取って、枷にして、洗濯をして、枷から玉に巻き取って、やっと編むことが出来るようになるのだから・・。

洗濯をした毛糸の枷を竿に干していたら、お向かいのご主人が珍しそうに寄ってきて、「それ、編むの?昔はしていたなぁ」ってちょっとあきれたように言われた。
私は笑顔で答えながら「わかんねぇだろうなぁ・・」とひそかに思う。

 新しい毛糸を買ったからといってどうってことはないけれど、リフォームにはまる人はその物に対する愛着があるのであり、単にお金の問題ではないの。再生の喜びは死んだ物に手を入れて、再び生き返らせるような喜び。懐かしい記憶にある物が新しく形を変える驚き。

今日は、火曜日の方と今年初めての交わりだった。
イエスさまを伝える喜びは、いのちを得て新たにされた方の喜びを見ることが出来ること。でも、それはリフォームではなく新鮮ないのちの誕生。
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(Ⅱコリント5:17)

彼女は、先日孫さんの結婚式で「いつくしみふかき」と歌ったことをとても喜んで居られた。大きな声で歌い、牧師さんのメッセージにも「アーメン」と大きな声で言ったと・・。
みことばの、「神が結び合わせた・・」という言葉がとても嬉しくて、その神を私が知っていることが嬉しかったと・・。幼子のような満面の笑みが主にある喜びを語っていた。
この笑顔をイエスさまはどんなに喜んで居て下さるだろう・・。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

石ころ
ハレルヤ!コメント感謝します
老人になって新しく生まれることが出来るのです!
そうして、幼子のように笑うのです。本当に素晴らしい恵みです。

どんなセーターになるでしょう。まだ何も決まっていません。でも楽しみです。
ただ、編み物を始めると他のことは、な~んにもしたくなくなるので、ちょっと困ります・・
保護者
火曜日の方
神様を喜んでおられるその姿は
天において何倍も何千倍もの喜びとして、
ハレルヤ!の大合唱を引き起こしているでしょうね。
大きく響き渡る 荘厳な天の賛美を思えば心が震えます。
私も若い頃、ピンクの可愛いセーターを編みました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事