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石ころ

おしゃべり


本当に毎日良いお天気が続く。今日は洗濯もしないので、朝からゆっくり聖書を読んで、ササッと片づけて、ウオーキングに出かける。すごい贅沢をさせてもらっていると感じながら・・。

こんな時間があれば他には何も要らない。レストランの豪華なディナーも、美しい着物も、こんな時間に比べれば私にはつまらないもの。人の目には平凡で、貧しいだけに見えるかも知れないけれど、イエス様の守りの中で備えられた、かけがえのない祝福であることを私は知っている。

途中で、剪定をしている人(誰でしょう?)を、いつも持ち歩くカメラでパチリと一枚撮る。赤い小菊が可愛い、柿の葉が綺麗に色づいているからとこれもパチリ。11月に入ったのに日陰を選んで歩いている。帽子をかぶってこなかったことを後悔しながら・・。

畑で落ち葉を燃やしているおばあさんに
「何時もよう歩いてはって、えらいなあ」と話しかけられ、慌てて「いいえ、いいえ、何時もと違いますよ。ええかげんです」と答える。
「私もお医者さんから、歩かなあかんて言われてますねん。そやけど、もう80やし大変で・・あそこの三叉路まで100メートル位ですやろか」「そんなもんですね」
「500メートルは歩けて言われてますねん。家のことはこうやってゴソゴソしてますけどなあ」「私は、こんなことをしているより家を磨いた方がええのと違うやろうかって、思いながら歩いてますねん」

おばあさんは、それから息子さんの話やお墓参りの話まで・・終わりそうにないので、こちらから「お時間を取ってしもうてすいません」と挨拶をして切り上げる。
「いや、いや、せっかく歩いたはるのに悪いでしたな。」おばあさんは座り込んでいた腰を上げて挨拶をしてくださった。「お体を大事にしてください。」とお別れする。

別にそんなに急ぐことはないから、おしゃべりの相手が出来て良かった。人恋しくておしゃべりしたい時が私にもある。イエス様の下さったゆとりの中で、小さな小さなお裾分け。


主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。 詩編23

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