DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

こんなはずじゃなかった!(バリアフリー化)

2016-07-26 00:12:35 | 雑感

 今日、トイレのバリアフリー化のための工事が終わった。今まで、7cm程低くなっていたトイレの床を上げ、便器の付け替えを行った。目論見としては、妻がトイレに出入りするのが楽になるはずだったのだが、工事完了後、トイレに行って、妻は、真っ先にドアの敷居と床の間で、違和感を感じた。それは何かというと、フロアーシートがわずかに出っ張っていて(1ミリ程度)、それに足が引っかかって先へ進めなくなり、そこで手間取り、疲れてしまい、その後の動作に支障を来たしてしまった。見た目には何ということのない程度のものなのだが、そこに靴下が引っかかるのだ。何しろ、妻が立っていることができる時間はほんの僅か、そこで少しの躓きやもたつきがあると、疲れ果ててしまうし、姿勢を維持できなくなってしまうのだ。また、トイレの床に貼ったフロアーシートの滑りやすさの具合がどうも妻に合わなかったのだろう。これまでと違って、足の動きがぎごちない。床が滑りにくくても、滑りやすくても、問題が生じてくるのだ。

 以前、ヘアオイルを少し洗面台の床にこぼしてしまったことがあり、床が滑りやすくなってしまったことがあったが、そのときには、椅子から立ち上がるときに足が滑ってしまい、立ち上がることができなくなってしまった。何度も床の油ををふき取り、洗剤でオイルを洗い流し、オイル成分が抜くために苦労した。だから、我が家では、床のワックス掛けなのはもってのほかなのだ。

 風呂場のバリアフリー化も勧めていて、ドアを付け替えが終わり、今日、スノコの業者が採寸をしていった。いずれ、スノコが入ると、風呂場の段差も解消できるのだが、果たしてスノコの滑り具合はどんなものなのだろうか?それによって、段差解消が凶と出るか吉と出るか、誠に微妙なところなのだ。

 まあ、いずれにしても、遠くない時期に、室内でも車椅子生活になるのだろうから、バリアフリー化は必要なことなのだし、即座にバリアフリー化の工事が完了するわけでもないので、やっておかなくてはならないことなのだが、それにしても、バリアフリー化が、車椅子生活の到来を早めてしまう可能性が出てきたというのはいかにもいかにもだ。

 妻自身、これまで起居動作に工夫を重ね、微妙なバランスで、ようやく動いているので、ちょっとしたつまずきでも、動作に支障を来たしてしまう。ウルトラマンが戦いの途中で、胸のライトがピコピコと点滅し出すのだが、妻の場合は、動き始めたときから胸のライトが点滅し始めるようなものだ。制限時間内にいかにスムーズに動作を終えることができるかが問題なのだ。妻がいつも、「何ゆっくりやているの!」、「急いで、てきぱきとやって!」と口うるさく言ってくるが、まさしくこのことなのだろうと、今日、改めて思い知らされた気がする。

コメント
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