あまり報道がなされていないが、とても大事な情報として、東京オリンピック期間中に、渋滞解消を狙って、首都高速の料金を一律１０００円上乗せされる。縮小に縮小を重ね、無観客試合になっているこの状況の中、この料金上乗せが本当に必要なのだろうか？
高速道路を管理する側として、倍の料金収入があるわけだから、歓迎されることなのだろう。ひたすらだんまりを決め込んでいるので、話題に上る数もなかったのだろう。しかし、首都高速の料金は、ほとんど公共料金と同じような性質のもの、なぜ、縮小を検討する中で、この料金上乗せの是非について、見当がなされなかったのだろうか？
ところで、コロナ禍にあって、感染防止の影響で、はとバスは、車庫に入ったままだ。今回、「バブル方式」が採用され、海外のオリンピック関係者は、バブルで包んで移動させるというのだから、タクシー等を使うのではなく、バスを使うことになるし、無観客試合ということで、オリンピック観戦者の移動もないわけだから、果たして、１０００円を上乗せするほど、交通渋滞が起きるとは思えない。
むしろ、料金上乗せを知らないドライバーが戸惑ってしまい料金徴収に時間が掛かってしまい、それが渋滞を招くということが予想される。まあ、蓋を開けてみないと分からないが、結果は推して知るべしということになるだろう。
