ローズマリー(ヨーダ改め)

人形制作、大自然の恵みを頂いての手作り、日々の暮らしなど発信していきたいと思います。

幸運の森と嘆きの森

2023-11-28 | ウォーキング

あっという間に寒い季節になりました。

一昨日は暖かく、風もなかったので

いつも行く幸運の森(私はそう呼んでいますが正式名称は〇ヶ峰)の

ハイキングコースを登ってきました。

 

軽四が走れるくらいの道は、背の高い木々に囲まれ

光が入りにくいほど大きくなった木々の

生息する場所は鬱蒼とした森になっています。

やっぱり木の香り、森の匂いは心が癒されます。

私が田舎育ちなので、自然の中にいると落ち着くと言うのも

あるかもしれませんが・・・。

 

有志の方が作って下さった、ベンチのある広場から見下ろすと

少し紅葉も始まっていました。

季節が変わってゆくのも感じ取れます。

この風景を見ていると、子供の頃暮らした山郷を思い出し

ノスタルジックな気分になります。

 

ベンチの近くには大きな馬酔木の木があり

沢山のつぼみがついていました。

 

 

 

 

この森の別の斜面には『嘆きの森』と呼ばれる場所があります。

登る途中の、この写真の木々の向こう側の、少し下の方の斜面です。

嘆きの森には、明治以降、何度か襲ったコレラで死亡した

多数の死者が埋葬されているそうです。

その後、昭和20年の大空襲での、身元不明や一家全滅の方の遺体、100体ほども

荼毘に付された後、この嘆きの森に埋葬されているようです。

 

戦後の食糧難もあってか、この土地は市民に払い下げられ

芋畑になっていたようです。

行政の混乱もあったのかもしれませんが

どうして、そんなことになったのでしょうか?

今では、ちょっと信じ難いような話です。

 

安らかにおやすみくださいと祈るばかりです。

 

今日もご訪問ありがとうございます。