解説書などによりますと、彼は1954年アメリカミズーリ州生まれ。カントリー系のシンガーだった母親に育てられ、6人姉妹兄弟そろって音楽好き。小さい頃から教会で歌い、最初はソングライターとしてこの業界に入ったそうです。
やがて、徐々に実力が認められシンガーとしてデビューの話が舞い込み最初の作品が本作。売り出し中のギタリスト、ダン・ハフなど手堅いバックにも支えられて、質の高い名盤に仕上がっています
- Goin' Down(ラストタイム・ラヴ)
- (That's) How Long
- Show Me Your Love
- If Love Doesn't Find Us
- Gotta Have More Love
- Over the Line
- (I'm) Givin' It Up
- Are You Ready for Love
- Into My Love
- Darlin' It's You
1は、全米17位まで上がるヒットとなった彼の代表曲であるにとどまらず、AOR史上でも屈指の名曲と思います。翳りあるメロディ、グルーヴ感、これぞ哀愁系AORのお手本
2は少し軽めながら、なかなか良く出来たミディアムナンバーです。続く3・・・コレには参りました 1に負けないぐらいの名曲です。 これまた哀愁系ですが、ペイジスと見まごうばかりのコーラスの素晴らしさ! ダン・ハフのうねるようなギターソロの素晴らしさ!
4も良質のバラード。5もマイナーハードな佳曲ですが、女性コーラス(彼の姉か妹?)に少し違和感?もともとは彼がクライマックス・ブルース・バンドに書いた曲でそちらは全米47位まで上昇したそうです。
6はタイトル曲ですが、なかなかタイトなブルース調のメロディで、デヴィット・サンボーンのサックスソロが素晴らしい
7はバラード調の哀愁ナンバー、サビのメロディが印象的。8も同じ路線ですが、グッと孤独感が迫る名曲だと思います。ここでもデヴィット・サンボーンのサックスソロがフィーチャーされています。すごくいい味~
9は姉サンドラとのデュエットで、素直なラヴ・バラード。この曲も彼がイングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーに書いた曲で全米75位まで上昇ました。
今回入手したのは、05年にリマスタリングされた紙ジャケ盤。音質が素晴らしくよかったのも確かですが、全曲を通じて捨て曲が全くなし、作曲能力の高さにまず脱帽です。姉妹を中心にしたコーラスも良かったし演奏も言うことナシです。
典型的なAORアルバムというとウィルソン・ブラザーズの「ANOTHER NIGHT」を上げる人が多いですが、コチラも負けず劣らず「典型的」なAORアルバムと言えるでしょう!
この後の彼はあまり恵まれた運命をたどらなかったようです。契約問題などでまともなディールができず、2003年自宅のガレージで火災による不慮の死を迎えてしまいます。何とも悲しいですね
kazeともうします。
私のblogのアクセス解析から、貴殿のblogにたどり着きました。
私のblogは渓流釣りがメインですが、音楽特にAORは大好きです。
私のHNはjapaneseAORはここから始まったと個人的には思っている、伊勢正三氏の「風」、そしてblogタイトルはair supplyのデビューアルバムのM8を拝借しています。
これから更新楽しみにさせて頂きます。
ようこそ、マイブログにおいで下さいました!
ブログを拝見しました! お魚と川の写真がすごく綺麗ですね!私は釣りは全くやらないのですが、お魚の色や形には引かれるものがあり、水族館に行くのは好きなんです・・・
音楽の趣味も似ているみたいだし、これからもよろしくお願いします。
このアルバムの好きなところは、やはり哀愁漂うメロディですね。特に、1、3、7が好きですね。あと4は哀愁漂うメロディではないかもしれませんが、美しいメロディが良いですね。それと、10も好きですね。なんかスティーリーダンのエイジャのJOSIEみたいな感じがして!
永く聴き続ける1枚になりそうです。