不器用な ふたり

私たちの間に流れていた

雰囲気は

かなり良かったんじゃないかなって

今でも思ってる




誰かが

「そんなに仲いいなら

付き合っちゃえば？」

なんて

言ってくれたら良かったのに




それでも

きっと

私は恥ずかしくて

Yesと言えなかった

だろうけれど……




貴方は

「付き合ってみる？」

って

言ってくれたのかな



今日は雨予報だったのに

夕方には

晴れてた

貴方もこの空を見ていたらいいのに

まっすぐな想いを貴方に

貴方と顔を合わせることも

なくなった頃


知り合いから

貴方が結婚したと

訊いた



それから

間もなくして

貴方と再会




結婚したことに

触れたのに


貴方は

「してないけど」

と言っていた



周りに沢山人がいて

私はそれ以上のことは

訊けず会話はそこで

終わってしまったけれど



私のその質問で

貴方のことが

好きな気持ち

バレてしまったのかもしれない

そう思うと今でも動揺してしまう





もしも……


しか今の私に考え付く言葉は

無いけれど




神様なんていう

存在が

本当にいるのなら


三度目の正直で

貴方に会えたらいいのに


貴方に私の

気持ちを

もう一度

ちゃんと

伝えるチャンスを

与えてくれたなら


ずっと

好きだったって

貴方に

伝えられるのに

貴方と永遠の恋を

溺愛されてたのかも……


なんて

偶に貴方とのこと

思い出すと

思ってしまう



いつも

優しくて

私を揶揄うときだって

悪意がないこと

ちゃんと

分かっていたはずなのに


貴方に揶揄われることが

本当は

私も嬉しかったはずなのに



どうして

貴方のアプローチに

気づかなかったんだろう




もし

恋を始めるのに

年齢なんて

関係ないのなら

貴方とあの日

形に出来なかった

恋をしたい



貴方と

一生続く恋がしたい

Exit

昨日は変えられない


それでも

今日の行動が

未来を変える出来事に

繋がるかもしれないなら


諦めない


明日じゃなくても

明後日

もしくは

１年後には

何か変わっているかも

しれないから



平凡で退屈な

毎日からの

脱出はいつも

自分の

気持ち次第



そう

教えてくれたのは

君なんだ



君なんだよ

忘れられない初夏の記憶

孤独を感じていた時

貴方がいてくれた




慣れない仕事に追われて

不安だった私を

安心させてくれる

一言をくれた

貴方の優しさが

今でも

ずっと

忘れられないから




貴方を

好きな

私の気持ちは

きっと

変わることはないだろう


春が過ぎ

今年も夏が

また始まる

貴方と出会った忘れられない

夏がはじまる

痛み分け

性善説を信じたいけれど

私のいた社会のあの場所は

きっと

信用できる人ばかりだったわけじゃ

ないんだ



随分、時が経ってしまったけれど

今になってそう思う



「信じた私がバカだった」

なんて言葉を

よく聞くけれど


信じた人が

報われるような世界がいい



許せないのは

人の善意に付け込む

悪魔のような心を持った

狡猾な人間



人を赦すこと

間違った過去を

忘れることも

時に大事だけれど


毎回同じように

人に欺かれるのは

相手の一歩先を予測してなかった

自分の落ち度なんだとは思ってる




あの場所を去ってから

随分経つけれど

私は、あの出来事を風化させたくない



何故なら

あの時の痛みがあるから


貴方の痛みが

分かるのだから

全部、貴方がいい

隣にいて欲しい人も

一緒に笑い合いたい人も

嬉しいことや

悲しいことがあったとき

話を聞いて欲しい人も


全部貴方しか

当てはまらない


すれ違ってしまった

私達を

繋ぐものがあるのなら



きっといつか

また会える


そう

信じたい



信じていてもいいですか？

憎らしくなるくらい、貴方が好き

貴方のことは

名前と

妹がいることと

血液型しか知らなくて


今になって

もっと

貴方のことを

教えて貰えばよかったと

思ってる



今日は雨


雨に降られ

貴方にふられ

このまま

私の中から

消えてくれない

貴方のことも

この雨が

すべて洗い流して

くれたらいいのに



忘れさせてくれない

貴方のことが

少しだけ

憎らしく思えてしまった



もう

二人でふざけ合う事だって

出来ないのにね

私の隣にいない貴方のいる世界で

占いの結果が

気になるけれど

気にしてみたって

貴方に

会える確率なんて

万に一つ以下かもしれない


街を歩くとき

いるはずないし

分かるはずだってないのに

貴方の姿探してる


今日も

空は

憎いほど晴れていて

私の心とは正反対


隣にいない貴方のいる

この世界で

私は貴方を

想いながら

今日も生きてる

貴方だけを

想いながら

生きている

Unhappy

恋人よりも

何度も会っていた人よりも

貴方の方が

ずっと

私の心の近いところに

触れていた


私は貴方の心に

触れられていたのかな……



どんなに

今日の占いの結果が良くても

貴方に会えないんじゃ

ハッピーとは思えない


貴方の心に

触れたい

私の心に

触れてほしい


あの時間は

どんなに願っても

戻らないのに……