未来人

私は100パーセント断言しますが、「未来人」などというものは存在しません。あれは世間が騒ぐのを見たい節操のない人物（およびその流行に乗っかって自分のネットサイトのアクセス数や雑誌の購買数を伸ばそうと目論む人々）が作り出したフィクションです。そうした流言を流すほうも流すほうですが、面白半分で少し興味を持つくらいならまだしも本気で信じるとすれば、まったく同程度に愚かだと言うしかありません。いま「未来人」の存在をわずかでも信じている人は、早く目を醒ましたほうがいいでしょう。そもそも、時間は存在したとしてもそれ自体は目に見えないもの（非実在的実在）です。それは即ち4次元存在であり、肉体という物質を以てこの地上世界（物質世界）に生きる私たちは、その物質的肉体を備えた状態のままで未来に飛んだり、あるいは過去に飛んだりすることは絶対にできないのです。それが物質の根本性質の一つです。物質は時間にコード（規定）されており、時間にコードされているからこそ存在しているのです。これは即ち、3次元（地上の運命）は4次元（アカシックコード）にコードされており、その上下関係が覆ることは永遠にないというのと同じことです。つまり、「タイムトラベル」などという技術は、今この瞬間も世界のどこにも存在しませんし、たとえこの先どれほど人間の科学が発達したところで永遠に実現することはないのです。ということで、未来人など存在しません。そんなものについて書かれた記事を読んで一喜一憂することなど、あまりに下らないことであり、ただの時間の浪費でしかないのです。