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身の回りの出来事や写真が中心です。

村上春樹を読む、と言ってもNHKプラスで、ラジオ番組ですが…。

2022-08-12 06:13:29 | 読書

 読書嫌いなので、基本読まないのですが、村上春樹だけは少し読みました。その中で、「女のいない男たち」の中の「ドライブ・マイ・カー」は話題にもなりました。自分も前にブログに書いてます。NHKプラスの聞き逃しで聞くことが出来ます。一度読んでますので、クリアに蘇ります。

 スマホはoppo reno a ですが、oppoクラウドストレージが一杯になったようで(oppoからその旨のメッセージあり)、スクショがアップされなくなったようです。と、思ったんですが、どうやらグーグルクラウドには正常にアップされたようで、DL出来ました。何故か、PCでラジルラジルの聞き逃しを探しても、見つかりませんでした。

今日一番上の昨日分を聞きます。でも、今日は一関学院の2試合目がありますので、落ち着かないですね。(笑)

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養老孟司著「バカの壁」P184から

2022-05-18 20:42:54 | 読書

欲望としての兵器

 欲にはいろいろ種類がある。例えば、食欲とか性欲というのは、いったん満たされれば、とりあえず消えてしまう。これは動物だって持っている欲です。ところが、人間の脳が大きくなり、偉くなったものだから、ある種の欲は際限がないものになった。

 金についての欲がその典型です。キリがない。要するに、そういう欲には本能的なというか、遺伝子的な抑制が付いていない。すると、この種の欲には、無理にでも何か抑制をつけなくてはいけないのかもしれない。

 近代の戦争は、ある意味で欲望が暴走した状態です。それは原因の点で、金銭欲とか権力への欲望が顕在化したものだから、ということだけではない。手段の点において、欲が暴走した状態である。

感想)人間って利口な、お馬鹿さんなんですね。

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読書嫌いの読書履歴、「一人称単数」チャーリー・パーカー…とウィズ・ザ・ビートルズ読みました

2022-01-25 10:19:59 | 読書

 自分としては、ウィズ・ザ・ビートルズの方が良かったと思います。昔付き合った女性のサヨコが何故自殺しないといけなかったのか?子供二人を置いて。冒頭でビートルズのレコードを抱えた美しい少女が出てきますが、その娘は、サヨコではないですよね。後にも先にも、一度っきりしか逢ってないはずです。印象的な場面は、サヨコの家に迎えに行く場面です。主人公の約束の勘違いか?または、サヨコの約束の忘れか?どうも後者みたいに書かれてます。

 そこでサヨコの兄と出会います。サヨコは居ないので、来るまで上がって待つように言われて、上がります。そこで彼が、一時的に記憶が飛んでしまう病気らしいことを知ります。サヨコはその事に触れなかったので、知りませんでした。読むものがなかったので、勉強道具の国語の副読本を読んでいると、サヨコの兄が、読んでくれと言います。読み終わると、主人公が朗読が上手と褒められます。

 昼過ぎてもサヨコが帰ってこないので、主人公は帰ります。サヨコが帰ってから、連絡が入ります。約束は来週だったと。それから暫くして、主人公は東京の大学へ進み、最後にデートしたとき、主人公は、新しく好きな人ができたことを伝えます。それを伝えたら、六甲の山の上に置き去りにされ、ロープウェイで帰ります。サヨコの父親の車で、サヨコの運転でデートでした。

 場面は大きく変わって、時代も変わります。15年位は経ってるかも?偶然に、サヨコの兄と出会います。彼は、記憶が飛んでしまうことが無くなって、父親の会社を継いでいること、サヨコが自殺したこと、伝えます。彼は人の顔を記憶することが、得意で一度逢ったら忘れないようです。

 作者は書いてます。

「設問・二度にわたる二人の出会いと会話は、彼らの人生のどのような要素を象徴的に示唆していたのでしょう?」

答えます。生き抜く以外の問題は、全て些細なこと。生き抜くことが全てではないか?だ、と思います。

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読書嫌いの読書履歴、「一人称単数」石まくらに、クリーム、読みました

2022-01-23 08:27:35 | 読書

 

(一関図書館の蔵書です。ただで借りられるのは、これ以上のことはありません。単行本は、比較的新しい本です。古い本は、文庫本が多少、残念ですが)

 両方とも短いです。「クリーム」のほうが自分には、しっくり来た感じがします。理由の一つが、読んだ本のかなり多く(あるはすべて)、女性と一夜をともにしていましたが、クリームでは違いました。その代わり、理解不能の定義が出てきます。「複数の中心を持つ、外周のない円」というものです。自分の知っている幾何学的知識では、ありえない、頭に描けない図形です。なので、なにかに例えていると理解するしかないですね。

 複数の中心を持つ、とはどういうことか?自分的な解釈では、多くの人がいる、その人なりの価値観ではないか?外周を持たない円とは、なにか?多くの人がいる中で、その人なりの幸福感ではないか?もしかしたら(自分の円)、子孫の継続かも。多くの生物は、一年で生命が終わるものもいます。例えば、昆虫類など。鮭などは、3年から4年で生まれ故郷の川に帰ってきますが、自らの命に変えて子孫を残します。その他、人間以外の生物が、生き残る以外の活動をしているようにも思えません。本の中で作者(不思議な老人)は言います。「クレム・ド・ラ・クレム」フランス語で、人生の中で、いちばん重要なエッセンス、それ以外はどうでもいいことと。

 言い訳で言えば、自分には3人の子供がいて、今、5人の孫がいます。昨年の暮に、次男に、女の子ができました。なので5人です。それ以外の、自分の健康が少し悪くて、仕事ができないとか、雪かきや春からの草刈りの心配、お金があまりないとか、そんなことはどうでもいいこと。とこじつけてみました。

 「石まくらに」の方は、主人公は19歳、彼女は4歳か5歳上、彼女がアルバイト先を辞めると言うので、簡単な送別会をします。帰りの電車が一緒で、彼女がいきなり別れ際に、今晩泊めてくれない、と言います。一夜をともにして、その彼女が短歌を作っていることを知ります。別れ際に、主人公は、住所と名前を伝えます。主人公は、その女性が自作の本を送ってくるとも思ってなかったのですが、一週間後に送られてきます。42首ほどの短歌が書かれてました。主人公は、そのうちの8首ほどが気に入ったようです。最後に書かれているのが、下です。

 たち切るも/ たち切られるも/ 石のまくら

 うなじつければ/ ほら、塵となる

作者は何を言いたいのですかね?人間は生きているのでいつかは死にます。その間に作った、例えば、彼女の作った短歌、活字になってます。本人が忘れていても、読んだ人の記憶に残る、ことはある得る。ということですか?

 

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読書嫌いの読書履歴、「女のいない男たち」最後の、女のいない男たち、を読みました。

2022-01-20 10:31:12 | 読書

 物語は、いきなり夜中に電話で、昔付き合った女性の夫(たぶん)から、その女性が自殺したという知らせが入るところから始まります。その女性を仮にエム(M)と呼んでます。

 しかし、本をいくら注意深く、2度読んでも、その自殺した理由、たぶん夫が電話をしてきた理由、はわかりません。Mの夫が「女のいない男たち」になったこと。主人公は、(名前不明)奥さんがいるので、「女のいない男たち」では、ないでしょう。

 一つだけはっきりしているのは、状況がこんなですので、「たぶん」を使いすぎていると、主人公(作者)は言います。なんか自分も、曖昧にして書くことが多いとは自覚してます。作者の場合は意図したものだと思いますが、自分の場合は自信がないだけ。

 この本を読み終わって感じるのは、冒頭に書いてるように、主人公は、わからない状況に置かれてしまいます。読んでいる方も、ほぼ主人公の目線ですので、同じ立場に置かれます。村上作品では、両義性とかメタファー(よく分かってませんが)が、理解の手助けとなるかもしれません。

 例えば、Mは「エレベータ音楽」(そんな言葉が有るのか?エレベータで流れているような音楽、自分たちの世代では、イージーリスニングと言ってました)を、よく聞くが、主人公はジャズぽい曲を聞きます。Mとは中学生の時に、消しゴムを半分分けてくれたことが、片思いのきっかけとなっているようです。何年かして、大人の関係で2年ほど付き合うようですが、お互い中学生の時と違います。本では、水夫となってますが(たぶん、一般的に男性)、魅力的で美しい女性には、群がる水夫も多いのでしょう。分かれてしまいます。

 それから、全くの音沙汰無しで、冒頭の電話です。主人公の身の回りでは、3人目の自殺者だったようです。「女のいない男たち」は、やはり寂しいものとして描かれてます。そうならないように努力するしかないですね。

 Mは「夏の日の恋」が好きだったようです。自分も好きでした。

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読書嫌いの読書履歴、「女のいない男たち」木野、読み終わりました。

2022-01-18 20:09:19 | 読書

 主な登場人物は、木野と神田(カンダでなく、カミタ)。その他に、木野の奥さん、位か?物語は、木野が出張で出掛けていて、予定より一日早く帰ってきて、妻が会社の同僚と浮気の現場を発見するところから始まる。木野は、翌日には会社を辞めて、妻とも離婚をすすめる。

 退職金を使って、伯母が体調を崩して引っ越しするので、自宅兼店を譲り受け、バーに改造する。広告も出さないので、始めはお客も来なかったが、徐々に来るようになった。神田はそこのお客さん。神田は伯母が、様子を見てもらうことを頼んだ伯母の知人だった。ある時、店のお客(ヤクザっぽい二人)が大きな声で、口論を始める。木野は、他のお客(神田)に迷惑をかけるので、静かにしてくれないかと注意する。木野とお客二人の闘いに発展しそうになる。神田は、伯母が用心棒みたいに使っていたのかもしれない。その場は、神田が丸めたようですが、その様子はありません。

 野良猫が来るようになって、店に居着きます。店もそれなりに繁盛します。しかし、ある時から猫は来なくなって、蛇が姿を見せるようになります。神田が来て、店をしばらく閉めて、どっか遠くへ行くように言います。ヤクザっぽいお客が、なにかよくないことをたくらんでしたのでしょうか?この辺からよく分からなくなります。ヤクザっぽい二人とバーの経営になにか関係があるのかもしれません。とにかく、木野は神田が言ってたとおり、店を閉めて、逃げるような旅に出ます。神田が指示したとおり、絵葉書を出しますが、自分の存在が消えてしまいそうになって、文面を書いた絵葉書を送ります。

 作者は、何を言いたかったのか?多分ですが、妻が同僚と浮気をしていたとしても、それが二人の生活を分けてしまう原因になる得るのか?後半で妻がわびているので、許すことが出来なかったのか?許せることによって、失わないで済んだことも有ったのではないか?と、言いたかったと思いますが…。あくまで物語の感想です。自分のことではありませんので。(笑)

 この木野では、「両義的」という言葉が出てきます。少し調べると、やや哲学的な意味を持っているようです。木野がヤクザみたい男の女性と、一夜をともにするのですが、その後の心境が書かれています。

 以下引用。

 木野は彼女が雨の夜に一人きりで店にやって来ることを恐れ、同時に心の奥でそれを密かに求めてもいた。

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読書嫌いの読書履歴、「女のいない男たち」シェラザード読み終わりました。

2022-01-17 14:38:29 | 読書

 登場人物は、羽原とシェラザードと呼ばれている女性の二人。羽原とは一体何者ですかね?シェラザードと呼ばれている女性が日常の買い物などをしてくれる人みたいです。そんな羽原は、体力は結構有って、シェラザードが肉体の欲求も処理してくれます。羽原は、買い物が出来ないようにも思えませんが。

 シェラザードとは「千夜一夜物語」に出てくる、美しい女性のようですが、ここでは全くそんなことはない女性です。中年になりかけで、贅肉もあっちこちについてきてますし、美人とは言えません。但し、羽原の欲求を処理した後、(欲求自体は、全面出てきません、シェラザードの一種の仕事みたいに描かれてます)その後、話をするのですが、それに羽原は惹かれます。

 シェラザードの前世は、ヤツメウナギだったとか、高校生の時、好きだった男子学生の家に忍び込んで、鉛筆を盗んできて、代わりにタンポンとか自分の髪を置いてきたとか、四回ほど侵入します。しかし、男子学生の家でも、おかしなことに気づいて、玄関の鍵を替えます。シェラザードはもう、男子学生の家に忍び込まなくて良くなって、ホントにギリギリで救われたと言うか、犯罪者にならないで済みます。本当は犯罪者ですが、レッテルを貼られないで済んだのかもしれません。

 その男子学生がエロ本を巧みに隠していたことを見つけます。爽やかなスポーツマンの学生です。その事があったためか、次第に男子学生に対しての、異常なまでの執着心が消えてゆきます。

 それから四年後に偶然彼と出会って、彼のお母さんも登場することになっていくのですが、「その話、聞きたい?」シェラザードは言いますが、何時ものように、それはこの次、で終わります。

 作者は何を言いたいのですかね?青春の時は、歯止めの効かない衝動に襲われることが有るということですか?それが若さであり、エネルギーです。正しく導けば、役に立ちますが、一歩間違うと、犯罪者になりかねません。

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読書嫌いの読書履歴、「女のいない男たち」独立器官、読みました

2022-01-16 21:18:35 | 読書

 登場人物は、谷村(主人公)、渡会、渡会の秘書の後藤、主な人物(名前の有る)は3人。渡会は52歳の美容整形外科医で、独身。しかし、女性関係は一人の女性と付き合うというのでなくて、遊びとしての女性しか考えない。病院はそこそこ繁盛して、渡会の女性関係も特に大きな問題もなく過ぎていく。

 渡会と谷村は、ジムで知り合う。段々と個人的な話もしてゆきます。渡会は自分とは何だと?疑問を持ちます。アウシュビッツの事を知ってからそう思うようになったみたいです。自分も、少し前ですが、ユダヤ人のコマンダーの存在を知ったときには、驚きでした。コマンダーは仲間のユダヤ人の毒殺、死体の処理など、ナチが手を汚さないことをします。そうしないと、コマンダー自身が命が危ない。死体の処理と言っても、ただ埋めるだけでないんです。利用できるものは、死体からはぐ。髪の毛なども。

 ナチの戦犯が、自分は一人のユダヤ人も殺していないと言ってました。最近は聞きませんが、少し前まで、今でもナチの戦犯を探しているとか。

 そんな渡会ですが、一人の女性を好きになってしまう。それまでの女性とは違い。かなり重症な恋煩い。お金もだいぶつぎ込んだ様子。前に谷村と話した時に、女性は平気で嘘を言う、独立器官の為せる技で、女性は全く嘘を言って、良心呵責はないと、分かっていたんですが、渡会自身が女性に手玉に取られます。その女性が、旦那との生活を壊せないとの理由なら、渡会が立ち直れたと思いますが、その旦那も騙されて、捨てられます。渡会自身がしたことも、独立器官の為せる技と、谷村は考えます。

 渡会は人格が崩壊していきます。死に向かって、進みます。秘書の後藤は、渡会に恩を感じていて、部屋の掃除など、手を尽くします。でも止めることは出来ません。

 何故渡会は、死なないといけなかったのか?人間は年相応の経験をしておかないと、辛い人生に耐えることが出来ない。アウシュビッツで毒殺された人達に比べれば、逃れる道はあったと思いますが。

 今回の曲は「マイ・ウェイ」、ただ流れていた曲でなくて、渡会次第で居間のピアノで、弾くことも出来たのに、と仮定です。そう言えば、中学の同級生で、マイウェイの上手なやつがいました。地元に一時帰ってましたが、また山口か何処か行ってしまいました。自分的には、フランク・シナトラですが。

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読書嫌いの読書履歴、「女のいない男たち」イエスタディ読みました。

2022-01-15 10:15:12 | 読書

 短いので2回読みました。登場人物は3人。谷村(主人公)、木樽明義、その女友達の栗谷えりか。少ない。青春時代の思い出のように書かれてます。場面は、ワインの試飲会です。そこで栗谷えりかと偶然会うのですが、2度しか逢ったことのない彼女を思い出します。彼女も、谷村のことを覚えています。

 主人公と木樽との出会いは、谷村が大学2年でのアルバイト先です。木樽は、東京の田園調布の出身。谷村は、神戸の近く、芦屋の出身。似たような一見裕福そうな場所の出です。谷村は、大学に入ってから、関西弁を全く使いません。木樽は、東京出身でありながら、関西弁をマスタして、それのみ使います。立場は違うように思えますが、自分としては同じ人生観を持っている二人に思えます。

 木樽は、早稲田に入ろうとしてますが、浪人2年目です。女友達の栗谷は、上智に入っていて、サークル活動など、自分の身丈にあった活動をしているみたいです。木樽は、頭はいいのかもしれませんが、こだわりが強いと言うか?他人の意見をあまり聞き入れません。勉強もしません。運が悪いだけと、思っているフシがあります。自分的には、多少は有っても、運が全てではないでしょう。主人公は、それほど勉強した覚えはないようですが、現役合格のようです。どの小説でも、主人公は、読書好きで、自分から見ても、結構優秀な人物として描かれてます。春樹さんのことですかね?。

 谷村(主人公)と木樽は友達関係になっていきます。木樽も浪人である自分と栗谷の関係を見つめ直したいと、考えて、友達の谷村に栗谷と付き合うことをお願いして、栗田も承知します。初デートで、いきなり栗谷は同じサークルの先輩と付き合っているとこを知らされます。木樽は勘が鋭いと書かれてますので、薄々感づいていて、谷村に栗谷と付き合うことをお願いしたのかもしれません。

 また、栗谷は自分の見た夢について話します。木樽と船室の小さい窓から、氷でできた月の話をします。その月とは一体何でしょう。青春時代の夢とか希望、または恐れ、そういったことの象徴かもしれません。

 木樽は独身で、アメリカで寿司職人をしているようですし、栗谷も独身で仕事を生きがいに頑張っているようです。

昨日は/一昨日の明日で/明日の一昨日…、木樽のイエスタデイの原作とは似ても似つかない、解釈です。替え歌ですかね?

ワインの試飲会場で流れていた曲:ライク・サムワン・イン・ラブ

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読書嫌いの読書履歴、「女のいない男たち」ドライブ・マイ・カー2度目読んでます。

2022-01-13 19:50:01 | 読書

 一度駆け足で読んで、アレおかしい、と感じました。おなしな現象が見当たりません。自殺する人もいません。でも、映画にもなって、ゴールデングローブも取ったんでしょう。短編なので、もう一度読んでみます。

 妻とは家福(主人公)が29の時出会って、49のとき死別してます。ドライバーのみさきは24です。家福の子供が生きていれば24というので、妻が死んでから5年程度は過ぎている設定のようです。みさきのお父さんの年齢も、家福と同じでした。家福の子供は、数日しか生きなかったようです。そう言えば、「国境の南、太陽の西」の島本さんも、赤ちゃんが生まれるとすぐ死んでます。ハジメは一人っ子、みさきも一人っ子。ゴチャゴチャしそう。

 普通の考えでは、家福は後ろの席に乗るのが、本来ですが、家福は助手席に乗っているようです。まあ、カセットテープの操作の必要があったのでしょう。携帯電話はあったようです。

 家福の車はサーブ900コンパチブル、本では黄色でしたが、映画では赤です。

 何ヶ月して、家福とみさきは、プライベートな話もします。家福は友達がいません。みさきもいません。家福は、友達みたいなものを作ろうとしたことはあった。しかも、妻と男女関係になったであろう、俳優です。家福は、妻と男女間の関係だったと確信してますが、確証はないわけで、しらを切れる状態だと思います。家福は妻の相手の俳優に、痛い目に遭わせることも考えていたようですが、その俳優も妻を一時的にしろ好きだったわけで、家服ももちろん好きだったわけです。

 家福が実際は、何もしない。死んだ妻を愛していた。それが俳優である家福の役だったのか?本心だったのか?。

 

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読書嫌いの読書履歴、「国境の南、太陽の西」15まで読み終わりました。完読。

2022-01-09 00:03:50 | 読書

 15は、ハジメが東京に戻ったところから始まります。箱根の別荘で居なくなってから、島本さんに会うことはなかったようです。イズミとの出会いは、分かりづらくて、彼女はタクシーの中でした。しかも、ハジメには気づいたのか?そうではないのかも分かりません。表情がまったくないのでした。

 一番マトモに表現されているのは、妻の有紀子です。彼女も苦しんでいたようです。ハジメが他所に好きな女性がいると感じていたようです。しかし、彼女はその事でハジメを責めることはしません。

 島本さんとは分かれて25年過ぎていましたし、イズミとは20年過ぎています。自分の感覚としては、そんな昔の女性と、どうにかなろうという感覚が分かりません。なので、女性の姿を借りていますが、ハジメの作り出したハジメ自身の幻影でないかと思います。自分のことで考えると、30少しすぎまでは、いろんな自分のしたい事を優先してましたが、37の頃は、年子みたいな3人の子供がいました。それからは自分のしたいことと言うよりも、3人の子供いかに育てるのかだけを、優先してきました。多分ですが、ハジメもそういう感覚になって、穏やかな生活を過ごしたと思います。

 15が最後なので、結論を出さないと終われません。太陽の西で、日常の生活を淡々とこなしているうちに、いつか終わりが静かにやってきます。最後に、ハジメが「ロビンズネスト」に出ているとき、ジャズプレイヤーが気を利かせて、「スタークロストラバーズ」を演奏してくれてましたが、もうそれは必要ないと告げます。ジャズプレイヤーが演奏してくれたのは、「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」でした。

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読書嫌いの読書履歴、「国境の南、太陽の西」14まで読み終わりました。

2022-01-08 09:34:09 | 読書

 14は島本さんが、「ロビンズネスト」に、何故か雨の降る夜に訪れるところから始まります。始の気持ちは、島本さんへ移っているので、彼女がハジメと一緒に、昔聞いていたレコードへリボンを掛けてプレゼントしたことから、急展開します。

 ハジメの持っている箱根の別荘へ行って、レコードを聞かないかと誘います。BMWで130から140km/hのスピードで、箱根に向かいます。「国境の南」は曲名でしたが、「太陽の西」は、違いました。ロシアの農夫が、朝から晩まで畑作業をするわけですが、突然、西に向かって歩きます。よく意味がわからないのですが、それで命が尽きていく。

 「ロビンズネスト」、「スタークロストラバーズ」は共に曲名でした。本によれば、「スタークロストラバーズ」は、不幸な星の下生まれた恋人たちということで、「ロミオとジュリエット」のことなんだそうです。

 島本さんとハジメは、ハジメの別荘で一夜をともにするわけですが、ハジメはすべてを捨ててしまう覚悟をするわけですが、島本さんは翌朝目を覚ますと、プレゼンしたレコード共に、消え失せてしまいます。今までは、島本さんは、「暫く会えない」などまた来るようなメッセージを残していましたが、今回はまるでなし。もう物語も終わりに近づいてますので、どうなりますか?

 一体島本さんとは、何なんでしょうか?ハジメの作り出した、幻影か?それとも高級娼婦?このまま分かれることが出きれば、ハジメは道を踏み外さないで済みます。

 

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読書嫌いの読書履歴、「国境の南、太陽の西」13まで読み終わりました。

2022-01-07 20:46:44 | 読書

 13は、妻の有紀子との関係から始まります。有紀子のお父さんは、建設業の会社を経営してます。前にペーパーカンパニーを作る際にハジメの名義を借りています。その有紀子の実父から、有紀子に必ず儲からるからと、ある銘柄の株を買うようにと連絡が入ります。有紀子はその電話での指示通り、800万ばかり定期を取り崩して買います。しかし、ハジメはそのことが気に入りません。買ったばかりの株を売るように有紀子に言います。

 必ず儲かるは、詐欺師の常套手段です。有紀子の実父は詐欺師ではないでしょうが、しかし、それを仕掛ける元締めでもないでしょうから、誰からの情報ということだと思います。ハジメはそのような事が、サラリーマン時代の生活や、育った家庭環境から、肌に合わないことを感じます。

 すべてを包み隠さず、有紀子に話せたらどんなに楽かと感じます。しかし、そんな事はできるはずもなく、島本さんへの思いは募るばかりです。

 小学生の時に分かれて、25年経って再会。その間、10年ばかり前に、後をつけた女性が島本さんだったことが分かるのですが、その時に単純に話しかけて、再会を出来ていれば、有紀子と出会いもなかったはずです。自分的には、そんなことは絶対ないと思います。25年も経てば同じ人であるはずありません。その証拠といえば、島本さんが何をして、生活しているのか?ハジメは知りません。しかし、彼女が身に着けているものは、高価なもののようです。

 イズミは未だ登場しませんが、いつ登場するんですか?それとも、ハジメの記憶からは、消え失せたのでしょうか?

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読書嫌いの読書履歴、「国境の南、太陽の西」12読み終わりました。

2022-01-07 10:12:27 | 読書

 12は、経営しているジャズバーのことが主に書かれてます。島本さんは、例の小旅行のあと、ほぼ毎週のように店に訪れます。彼女とは12歳のときに分かれて、37の25年間のブランクが有るわけですが、それが嫌な思い出が全く無くて、自分の理想のように見えてると、感じます。その間の25年には、ハジメにも島本さんにも人生が有って、それを抜いて、昔に戻ることは出来ないのですが、バーの経営に打ち込んでも、家族がそれ以上の幸せはないような生活してますが、心の空白が広がるばかりです。

 石川県への小旅行が2月で、秋ですので、約十ヶ月ほど経ってからですか?一大決心をするようです。

 どういう決心か?気になりますね。バーの経営を止めるのか?それとも石川県への小旅行で、ぎりぎり踏みとどまった、島本さんとの仲を復活する?はあり無いよう思います。なんですかね?

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読書嫌いの読書履歴、「国境のみなみ、太陽の西」11まで読み終わりました。

2022-01-06 23:12:52 | 読書

 11は起承転結で言えば、転に当たると思います。島本さんとハジメが石川県に日帰りの旅行をして、帰ってきてから四日ほど後のことです。義理の父親から呼び出されます。ハジメは一瞬、旅行がバレたかと思いますが、そうではありませんでした。彼の要望は、ハジメの名義を借りて、会社を作ることでした。義理の父は、建設関係の仕事をしてますし、危ない橋も渡ってきたようです。ハジメは乗り気ではないのですが、ジャズバーの成功も、元はと言えば義理の父のお陰ですので、断ることも出来ません。ペーパーカンパニーと有ったので、土地ころがしをする会社なのかもしれません。

 その話の中で、ハジメの妻の有紀子が大学の四年の時に、自殺未遂をしたことを知らされます。原因は男関係のようでした。ハジメは義理の父にも気に入られて、有紀子も落ち着きを取り戻しています。

 ハジメが娘を幼稚園まで迎えに行きます。お金持ちのための幼稚園らしくて、立派な外車が迎えに来ています。その中で、島本さんに似た若い女性がいました。その女性は、「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」を掛けていました。娘は、馬が欲しいと言います。ハジメも買ってあげられるうちに買ってあげたい、そんな気持ちになります。

 さて、ハジメの運命はどう転ぶんでしょうか?バーニング・ダウン・ザ・ハウスと言うのは、英語に詳しくないのですが、家が焼け落ちる、と言うのでしょうか?なんか、不吉な予感がします。

 

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