伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

成果主義から経験主義へ

2012-03-27 11:04:35 | 再検証シリーズ

あなたたちを忘れない」(2011-02-13)

「無縁社会」という、一人で社会から孤立して生きる人々の特集をテレビで見ました。
家族からの孤立、失業による社会からの孤立、精神や身体の病気による孤立、色々な事情により誰にも縁を持たずに一人で暮らす人々です。
多くの孤立者に共通していたのは、「誰とも話さないのは本当に辛い」ということでした。
そして、将来への不安と、常に自分の死を考え、孤独死後の身辺の処理整理を心配している感じでした。
就活しても不採用だし、何をしても自分は「どうせ」ダメだという思いが支配していました。

一人の男性は、無会話、自分は役立たず、孤独死を見つめ続けた結果、ある日から朝の通学路のゴミ掃除を始めました。
折れかかる消えかかる気持ちの中で、遺書を書いた上での行動でした。
おそらく自殺をする前に、せめて社会への最後の恩返しと、思い出にする意味だったのかも知れません。
すると、小さい小学生が「おはようございます」と挨拶をするのでした。この短い言葉が、彼の心に響いたようです。
そして、次に彼が始めたことは、この子供たちが喜ぶ顔が見たいと思い始めたのでした。
カブトムシの幼虫を自室で育てて、小学校へ寄付を始めました。子供たちはとても喜び、男性の似顔絵をみんなで書いてプレゼントしていました。
自分の部屋で彼が似顔絵を手にして見詰める顔は、心が嬉しくて泣いているように見えました。彼の先祖霊と内在神が喜んでいるようにも観えました。
子供たちが書いた彼の似顔絵の目は、彼の心を表すように無垢な目をしていました。

もう一人は、夜間高校に通う女性でした。母親と幼い兄弟たちを助けるために、どうしても働かなければ生けない事情がありました。
やっと採用されたのがパチンコ会社でした。彼女は嬉しくて泣いていました。
無垢で純真な目をした彼女が、これから社会で汚されないことを私は思わずにはいられませんでした。また、今の就職先が無い不況の深刻さを感じました。

この番組を見ながら感じていたことは、忘れ去られた先祖霊たちと同じだということでした。
この世への未練があり、生前に先祖への正しい感謝だけの供養をしないまま死にますと、生きる人間とまったく同じように故人の思いは残るものなのです。先祖からのお迎えに気付くことが出来にくいのです。
先祖供養という「行動」による「他を助ける縁」を作っておくことが大切です。
自分がしたことは、自分に帰るのです。死後に自分が、先祖霊から助けられます。たんたんとした宇宙の法則です。
人間は生きている限り、縁ある死んだ人も、生きる人も助けることが出来ます。

迷う霊は、縁ある子孫を見ながら孤独な状態で居ます。
先祖供養とは、自分には見えなくて分からないが、過去にいた人々を「忘れません」という愛情表現なのです
見える物しか信じない人は、今までに自分が受けて過ぎ去った「見えなくなった恩」も忘れがちに成るものです。
感謝の先祖供養が無理なく継続する人は、思いやりが深まり、他への愛情が深まります。
この「思いやり」と「愛情力」の磁気が、本人に幸運を勝手にもたらすのです。

番組を見ながら私が感じていたことは、私は生きている人も死んだ人も、目をそらさずに観(み)続けて行きたいという思いでした。
放送日が2月11日というのは偶然では無く、十一面「観世音」という世の中の音を観る菩薩の意識に私は同調していました。
苦しんでいる人は、自分たった一人では無く、先祖霊が必ず観ていることを知って欲しいです。
遺伝子で接続される宿命として、あの世とも繋がっているのです。だから人間は、自己を見つめれば、宇宙をも知ることに成るのです。
また、苦しむ人から目をそらさずに、観ようとしている人々が現実界にはたくさん居ることを知って欲しいです。
あなたは、一人では無いのです。

(感想)
見えるモノしか信じない人間とは、冷たい人間に成って行きます。会社でも成果主義とは嫌なものです。
陰で準備した社員が評価されない制度は、いずれは会社全体が落ちて行きます。
見えるモノの奥には、今はすでに見えない多くの努力と継続が存在したのです。
日本が繁栄出来たのは、多くの住民に「思いやりの心」が在ったからです。思いやりからのアイディアは、工業製品の発明や製造に繋がりました。
また、すでに見えない先祖や氏神を大切にする行事(お祭り、仏壇や墓参)が多いことは、国家の幸運にも繋がりました。
日本が見えないモノを無視し、住民から他への思いやりが消えるに従って、経済の下降と国家の不運が始まります。

誰とも無縁で社会から隠れた人々が増加しています。
しかし、昔の武家社会の名残りか、日本とは生きる人間には中々厳しい面があります。だから、上記の道路掃除の青年のように、自分から小さな一歩を社会に歩き出す勇気が必要です。何でも良いですから、社会との接点を持つことが大切です。
接点を持つことで、何かの縁が発生するのです。この青年もテレビで報道されたことで、新たな展開をされているでしょう。これの始まりは、死を覚悟した上での道路掃除からだったのです。

縁とは、ただ待って居てはダメなのです。縁が生じるためには、自分から動くことが必須です。
結婚・求職・学業・・・・何でも自分から動くことで縁が生じて行きます。
人間は動く前に、自分はダメかも知れないと思い動きません。
ダメならば、なぜ動かないのか?自分の中に成果主義が無いでしょうか?
社会を避ける人間こそが、成果主義に毒されていることが多いのです。本末転倒なのです。成果主義とは、霊的には悪魔のササヤキです。そんなことはムダ、どうせダメだよ、と自分に言い聞かせています。

成果などの結果は、どうせ消え去るモノです。アノ世に持参出来ないモノなのです。
それよりも、経験することが大切であり、その苦しい中でも自分から「思いやりを発露」させることが魂の目的なのです。そして、自分自身(神)を「納得させる」ことが人生の目的です。
求婚活動、求職活動もしないで、本当の自分を納得させることは出来ません。本当の自分が、自分自身を許しません。
何でも思いっ切り動いて、心の刀が折れるまですることです。そうすることで本当の自分は納得して、逆に安心をするのです。

この世は何と厳しい世界でしょうか。
でも、それだけ喜びも大きい世界なのです。
落差と時間が生じるのは、この世だけです。不味い料理を知るからこそ、美味しい料理が分かります。
美食ばかりでは、すべてに感動が消えて不味い料理に成るのが現実界の法則です。
今が苦しいですか?
大丈夫です。その分の喜びを知るチャンスに恵まれたということです。
自分が出来ることをタンタンとして生きましょう。すべては必ず変化して行きます。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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