「過去の人類とは別の者の誕生」（２０１１－０４－１２）
昨日の記事において
“作家の三島由紀夫は、ヒトラーの上記の発言を原文で読んでいました。大きな影響を三島は受けています。その結果、彼は皇室を絶対尊重することを「人類のために」決意したのでした。”
と書きました。これについて解説をします。
三島は生前に、天皇の万世一系（ばんせいいっけい：永久に１つの系統が継続すること）という意味を大切にしていたと感じます。この言葉をよく発言していたはずです。
これの何が重要かと言いますと、それを「継続させることが出来た」国民の精神が偉大だという裏返しが在るのです。
他国では、必ず王朝の交代が争いの後に起こります。１つの家系を継続させることが、他国では絶対に出来なかったのです。必ず野心家が現れて、悲劇の事件による交代が起こったのです。我良しの国民が多い国では、王朝が継続することは絶対に出来ません。
日本だけが、二千年以上も１つの家系を継続させることが出来た、不思議な民族であり、人類で初めての現象なのです。まさに今までの人類とは「別の者」の特徴です。
自分の家では無い、他の家系を大切に継続させることが出来る心とは、「ゆずる心」であり大調和（だいちょうわ：平和を求める）の心だと言えるのです。この大調和とは、大和（やまと）と呼ばれる日本の呼称の意味の本質です。
今の被災地の住民は、避難所において「ゆずる心」にあふれています。まさに大和の住民です。
三島は、人類全体が「ゆずる心」「大調和」の心を持たなければ、世界平和が来ないと考えていました。これの象徴として、皇室を大切にすることが理由の１つです。
ヒトラーが幻視した世界観に、人類の進化論が重きをなしています。進化論＝遺伝子の問題です。
ここで考えて欲しいのは、天皇陛下が伊勢神宮の内宮に参拝されますと、自分の家系の先祖への参拝となります。要は、伊勢神宮への参拝は、陛下にとっては先祖供養なのです。
私たちが伊勢神宮内宮に参拝するのは、天照太御神という太陽神に感謝を捧げる意識です。これも、自分の命が来る以前の元へ参拝することになります。霊的な本質は、自分を生み出した親に参拝することになります。大元の先祖へのあいさつです。
つまり、知ってか知らずか、先祖という遺伝子の元に意識を向けさせる行為を、古来から神社にしても墓にしても「多数」持つのは日本だけです。
まさに、アジアに住む「別の者」の集団です。
釈尊の仏教でさえも、結局は仏教の原典に記載のない先祖供養に改変したのが日本です。これも外国から仏教を入れさせて、先祖供養に帰結させた国魂（くにたま：国土の精霊）による神意です。
とにかく、人類が進化するには、生きる人間の全員が今も繋がっている遺伝子（先祖）へ、「感謝の気持ち」を向けることがカギだと感じています。
これがどんな環境の激変にも順応させて、その人を生かさせると感じます。
今の放射能の刺激も、遺伝子の進化のための良い“あんばい”かも知れません。
明るく生きて行きましょう。
（感想）
このゴールデンウィークは、家族が混雑を嫌がりますので街で外食するぐらいにしていました。
ある居酒屋へ行きましたが、そこは目の前で厳しい店長が調理をしており、客の注文を聞いた店員が大声で伝達する仕組みになっています。店員がメモなしで受け付けて多くの注文を復唱する様子に、家族でいつも感心していました。
そこに近隣の外国人の若い女性の店員が増えていました。発音が少し変なのですが、懸命に仕事をこなしていました。そこは日本人の若者店員でも、客前で店長に罵倒されて店員がよく変わっている店です。彼女も発音が不明瞭なために何度も言い直しを命じられて怒られていました。
日本人でも難しい暗号のような注文を、記憶力だけを頼りにこなす彼女を見て、そのハングリー精神に感心しました。母国では大卒のエリートかも知れません。
知人の話では、韓国の店員さんは近年の大量の中国人旅行者に対応するために、中国語を勉強して話す人が多いそうです。その他に英語はもちろんであり、日本語も堪能です。４ヶ国語を話す人が普通に多いわけです。
中国でも英語は半公用語として多くの人間が話します。その理由に、同じ中国語でも北京語、広東語と地方によって言葉が通じないことがあるそうです。その意味でも共通言語に英語が逆に成り得るそうです。
日本人だけが、中学・高校・大学と１０年間も英語を学んでも大半の学生が話すことも出来ません。これは明らかに特殊です。
これは決して知能が低いわけでは無く、「日本語脳」という特殊な脳に原因があるからだと感じます。
外国人でも日本で生まれ育てば、日本語以外を話せない外国人に成ってしまうでしょう。
それほど日本語とは、特殊な言霊（ことだま）を発生させて脳を変化させる言葉なのです。
今の世界情勢を見ましても、ハングリー精神の強い国々に日本は敵いません。
しかし、他国には無い発明を産み出すのは、「日本語脳」であり大和の「情緒」（じょうちょ）なのです。
要は勉強でも、ガリベンは目先の点数を稼ぎますが、入試では別問題です。これと同様に、人類に大切な「別の」変化を起こさせることが可能なのは日本なのです。
問題なのは日本人であっても、日本語を軽視して、良心からの情緒・感謝というモノを無くしている若者が増加していることです。これでは外国に勝る要素が消えてしまいます。
これは遺伝子がゆるんでいるからだと感じます。遺伝子をククリ直すためには、感謝の先祖供養（遺伝子へのケア）が大切なのです。
日本は、古来から天皇陛下を始めとして、大・先祖供養国家だったのです。もしこれが衰えれば、国家もダメに成ります。何も産み出さない最貧国へと落ちぶれるでしょう。
特殊なロジック（論理）を持つ日本語は、神界へ最も通じる「情緒言語」なのです。
この情緒言語の次は、「数字」が神界との通信言語に成り得ます。
日本文化の特殊性を、逆に有効利用することが世界を目覚めさせることに通じます。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
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