伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

モノの哀れを知ることが大切

2013-12-27 10:43:23 | Weblog

日本人は古来から、命(心・魂)というものが持つ「もののあはれ」を大切にして来ました。
平安時代(西暦794年~)の源氏物語などには、命の栄枯盛衰(えいこせいすい:生と死。栄えることと衰えること。栄えたり衰えたりを繰り返す人の世のはかなさのこと)が色々なパターンで凝縮されています。
平安時代どころか、はるか昔の縄文時代にも故人を埋葬して、「もののあはれ」を感じていた痕跡が見られます。
どんな強者も必ず死んでしまうという流れに、命が持つ大切さと、その死を尊重する習慣を持っていました。

そして、もう1つの重要な日本人の習性には、万物を祭るという習慣が古代よりありました。
そのことで大切で特異なことは、日本人は良いモノだけを祭るのでは無かったのです。火山にしろ、地震にしろ、多くの人間を殺した巨大な妖怪のようなケモノにしろ、どんな悪いことも終われば、それが死ねば、それを神として祭ったのです。
更には、祟る怨霊でも神様として、様々な形式で祭って来たのが日本人の習性だったのです。
これは現代でも引き継がれており、極悪犯罪で死刑を受けた人物でも、その遺骨の引き取り手がなければ、決して廃棄することなく合同墓地に供養して、慰霊の行事を欠かすことがありません。

以上の2点が、日本と外国との間に存在している、死生観における大きな国柄の違いです。
日本でアタリマエの行為が、外国では理解されないことが多々あります。
日本は、どんな人間でも死ねば仏「様」に成るのです。死んだ人間にツバを吐くことを誰もしません。それは日本人の良心が許さないのです。
やはり数千年間も先祖代々と、何でも祭る習慣、故人を大切にする習慣がそうさせるのです。

親鸞(しんらん)さんの浄土真宗などは、「死ねば全員が100%極楽浄土(天国)の仏様に成るのだ!!」と断言しています。故人に対して悪人だとか、地獄という観念自体が存在しないのです。
これは、自我を超越した高度な真我1つの心境では、本当の真実です。
このように巨大な民衆宗教に至るまで、日本は「どんな故人でも」尊んで祭る国柄なのです。
日本は、大自然でも物でも家でも何にでもに精霊が存在するという八百万(やおよろず)への精霊信仰が心のDNAに存在します。

牛を食べることは非難されませんが、クジラを食べることは世界中で非難されます。
このように文化の違いとは、少数意見や、特異な民族文化が苦しい立場に置かれるのも世の常です。
やはり静かに説明して行くことが大切です。
ただ言えますことは、「もののあはれ」が分かる人間には、良い情緒と良心が内在しています。
そういう人間で在ることを意識しましょう。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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