分からない中を生きることが貴重だった

今朝に浮かびますことは、
「分からない中を生きることが貴重だった」
ということです。

アノ世では違うのです。
・　先が分かる。
・　自分が思ったことが直ぐに出現する。

最初は「凄い！」「なんだこりゃ～」と、コノ世で悲しむ縁者たちを忘れて、
「ヒャッハー〜」とアノ世の自分が行き着いた階層の中で夢中に成ります。
自殺さえしなければ、誰もが自分なりの世界内で、コノ世で叶わなかったことに夢中に成ります。
でも、この状態が、コノ世の時間でいう１年３年７年・・・・段々と、パターンの中に自分が居ることに気付き始めます。

まるで抜け出ることが出来ない砂漠に迷い込んだように、繰り返すパターンから決して出ることが出来ないことを思い知り始めます。すると、
・　先が分かる生活とは、何とつまらない感動の無いことなのだろうか。
・　何でも思ったことが叶うとは、これほど意味のないことだとは思わなかった。
このように魂は気付き始めます。

日本の昭和という時代に生まれた人によく有ることは、
・　３０円を握り締めて、駄菓子屋の前で３０分間も考え抜いて、貴重なお小遣いをやっとの思いで使ったな。

・　結婚を諦めていたが、何とか結婚が出来て、子供が生まれる瞬間は心から自分の人生を反省し神様を信じた。

・　会社でいろいろな同僚たちを憎んだこともあったが、自分が無知で幼かっただけだった。

このような喜怒哀楽は、
「先が分からないからこそだった」
「自分の希望がなかなか叶わなかったからこそ、このような感動が逆に出来たんだ」
死後に、以上のような思いを持つ魂が多いのです。

週刊の漫画雑誌が昔はよく売れていました。
人気の連載漫画が毎回、非常に良い場面で終わるからです。
「次はどうなるのかな？」「早く来週が来ないかな」
これも「先が分からないからこその楽しみだった」「ハラハラ・ドキドキだった」

テレビ番組では、幼児にお金を持たせて初めて一人で買い物をさせるドキュメンタリー物が、昔から定期的に放送されています。好き嫌いが分かれますが、なぜ、人気が有るのでしょうか？

視聴者は、
「幼児が車にひかれないかな？」「上手に目当ての品物までたどり着けるかな？」
「あっ、危ない！」「あとちょっとだ、頑張れ」
とハラハラ・ドキドキして見ています。

見ている方の視点が、まさに神様や先祖たちが今の生きている私たちを見ている視点と同じです。

視聴者は、アノ世の親たちや、自分が霊界側から縁者たちを見ていた過去の視点を無意識に思い出すから、人気が有るのかも知れません。

今の自分は苦しい最中だと思っている人が多いかも知れません。
でも、慌てないで欲しいのです。諦めては生けません。
その時間こそが、本当は最も貴重な、自分の魂の為に成る時間なのです。
本当の自分が欲している時間です。
これが、アノ世に戻った時に、最高の思い出に変わります。

中には今の自分が創り出した演出に、負けそうに、心が折れそうに成っている人もいるかも知れません。
でも大丈夫です。
アノ世から多数の縁者たちと、過去生の自分が見てくれています。

幾多の過去生のすべての自分たちは、独立した存在として、他の次元に並行して実在します。
星の重層構造（マルチバース）と同じ構造形態を、魂も持ちます。
だから、今の自分は一人では無いのです。

そして、コノ世に生まれる大切な目的は、
・　コノ世は反射する鏡だった。
・　他人は自分自身だった。
・　他人に対する態度と行為が、明日の自分を創る世界だった。
ということに気付くこと。

誰もがこれに挑戦中です。
これに気付くまで、回転する輪廻（りんね：生まれ変わり）の車輪は止まることがありません。

生かして頂いて　有り難う御座います

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