日常の中に在る真理

＊　整理整頓、掃除、不要な物を廃棄すること。

これは自分が死ぬ時に、きれいに執着無く肉体を脱ぐ練習です。
自分が最も大切にしていたモノを、使っていた物を、気持ちよく、未練なく、手放す練習を日々の生活の中で人はしています。

この練習が足りない人は、コノ世を去る時に非常に苦しみます。
若い人に、不要な物でも処分が出来ない人、掃除が出来ない人が増えています。
これは自我（ワレヨシが当然、個人主義第一）が強い証拠であり、人生で苦労することに成ります。

アノ世では、自我の大きさが、そのまま自分の魂に憑く「重り」と化けます。
非常に自由が無い、行きたい所にも行けない生活と成ります。
また再びコノ世に生まれ出て、自分の自我を破壊するような苦労の多い人生を経験しない限り、自我のクサリを解くことが出来ません。

今の生活が苦しいと思う人は、それでも素直に成って、感謝するべきことに気付き出せれば、過去生からの自我のクサリを軽くして行くことが可能です。
いずれは自由にも成れます。

先ずは、掃除と、不要な物を処分する練習から始めることが良いです。
その上で、先祖（遺伝子の集合体）に感謝をして行く習慣が、自分自身を助けて行きます。

＊　大切なペットに死なれること。

神様は、どうして動物の寿命を人間よりも短くしたのでしょうか？
人間は自分が必ず死ぬことを、日々の生活の中で直ぐに忘れるからです。
動物たちの命をもって、人間に命の大切さと、命の有限性を教えてくれています。

人間は自分が必ず死ぬ存在であることを忘れていますと、悪いことを平気でしてしまいます。
自分が明日に必ず死んでしまうならば、誰も今日は悪いことをしません。
人間は自分が必ず死ぬことを忘れているから、他人を苦しめる犯罪もしてしまいます。

＊　大切なモノを盗られた時に思うこと。

コノ世で出来る最善の対応をしたならば、後はお任せで居ましょう。
いくら悔やんでも、自分の心を痛めるだけです。
そこで、「仕方がない」という自分の心境を、自分の心の中で探して観ましょう。

自分の中で、「仕方がない」が腑（腹）に落ちた人は、自分が死ぬ時も苦しみません。
大切なモノを無くすとは、自分の悪因も病気も軽減したということが霊的には言えます。

泥棒さんとは、他人の因果を引き取る回収屋とも言えます。その最後は苦渋の大きな死去と成ります。ご苦労様と言えます。

ある投資家は泥棒に遭った時に、「これでまた儲かるな、(￣ー￣)ﾆﾔﾘ」と思ったそうです。
後日に、やはり大金を得ました。
「人間 万事塞翁が馬」（にんげん ばんじさいおうがうま）。
私たちの何が幸いに・不幸に、転じるのかは未知なのです。

すべてはコノ世を去る時の練習を、誰もが知らずに生活の中でしています。
自殺以外の死は、決して不幸ではありません。
大きな声では言えませんが、コノ世よりもアノ世の方が・・・・愛と感謝に満ちた、厳正で公平な世界です。

でも、完全な公平とは、罪には厳しい世界とも言えます。
コノ世のように裁判を誤魔化して逃げることは不可能な世界です。
聖書によく出て来る言葉、「神を畏れよ」は真実です。

日々の生活の中で、「明るく」死を忘れない人ほど、コノ世で頑張り楽しむことが可能に成ります。
Appleの創業者・スティーブ・ジョブズは、
・　今日が人生最後の日と思って生きよう。さて、何をするかな。
・　もし今日が自分の人生の最後の日だとしたら、それは今日やるべき事か？

このように日々の生活の中で思いながら暮らし、大きな視点のアイデアを思い付いたそうです。
今日も、明るく死を忘れずに生活して見ましょう。

生かして頂いて　有り難う御座います

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