ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

コメディアン @岐阜県岐阜市 (2)

2022年04月30日 | 岐阜県(岐阜)

昭和の名作をいまだにフィルムで上映している貴重な映画館「ロイヤル劇場」があるビル。その2階にある喫茶「コメディアン」で休憩。創業は昭和52年(1977)。いつもこの辺りに来るとエスカレーターで上がって外のイーゼル看板に貼り出されるランチの洋食メニューをチェックする癖が付いているが(笑)、この日はもう食べた後だったのでコーヒーのみいただこうと入店。特等席の窓際のカウンターに向かって進むと、やはりここが好きな人が多いのか結構埋まっていた。コロナ禍ですぐ隣に腰かけるのは気が引けるので、ひとつ置いて空いた席に腰かける。あれだけ洋食が充実している店なのでデザート類も沢山あるだろうと思っていたが、意外と少なくケーキとアイスぐらいしかない。注文したのは「ブレンドコーヒー」と、入ってくる時にショーケースで見かけた「モンブラン」。

花型の洒落たアール・デコっぽいデスク・ライトの脇にコーヒーとケーキが置かれた。コーヒーには豆菓子付き。しっかり濃い目の色と風味をしたコーヒー。「モンブラン」は茶色の栗クリームの内側が生クリームで、スポンジ・ケーキの少ないもの。通りを歩く人々を見下ろしながら苦いのと甘いのを交互にいただいていく。後ろのテーブル席に陣取ったバーサン達の井戸端会議が賑わしく落ち着いた感じにはなれなかったが、ゆっくりとはさせてもらった(ああいう話し声って何であんなにはっきり内容まで聞こえるんだろう・苦笑)。次はまた食事で寄ろうっと。(勘定は¥870)

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↓ ロイヤル劇場ビルの入口付近。昭和の名優が手書き看板に描かれている。奥には昔の映写機も展示してある。

 

 


 

コメディアン

岐阜県岐阜市日ノ出町1-20 ロイヤル劇場ビル2F

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ヶ瀬商店街 COMEDIAN 喫茶 喫茶店 コーヒー 洋食 ランチ ロイヤル劇場 映画館  昭和名作シネマ上映会 CINEX )

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愛 @岐阜県大垣市

2022年04月29日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の喫茶店「愛」へ。大垣界隈をウロウロする時にはいつも入ろうかと迷うのだが、車の時は駐車場が狭くて歩道にお尻がはみ出てしまいそうなのでつい避けて他へ行ってしまっていた。この日も到着時に駐車場は空いておらず、店の横に路上駐車している車も。ひと回りして帰ってきたら空いたので車を入れてみる。でもやはりどうギリギリまで突っ込んで入れてもノーズが長い自分の車はお尻が歩道に完全に出てしまうので気が引けてしまう。店に入ると洒落たシェードランプが下がり、赤いベロアのソファーのテーブル席が並ぶ昭和な意匠。観葉植物なんかも置いてあって落ち着く空間だ。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃる様子。メニューを見たら定食、洋食、スパ、お好み焼と食事メニューがとても豊富で驚いた。ただしこの日は昼は済ませてきていたのでコーヒーのみ。女将さんに「ブレンドコーヒー」と「プリン」をお願いした。

灰皿も勧めて下さった女将さんがコーヒーとプリンを持って来てくれる。コーヒーにはマドレーヌ菓子と豆菓子付き。「プリン」は脚付きのグラスに盛られていて、生クリーム、さくらんぼ、みかん、そして砂糖をまぶした緑色の葉っぱを模したゼリーみたいなので装飾してある。このゼリーみたいなのの正式名称は知らないが、見かけるのはかなり久しぶりだ。小さい頃はよくデザート類に添えられていたと記憶する。少し苦味はあれどすっきりとした味わいのコーヒーを啜りながらプリンにスプーンを入れる。味わいからすると市販のプリンような味だったが、こういう甘いので苦いコーヒーを飲むのが好きなので悪くない。昔は食べなかったあの緑色の葉っぱゼリーもちゃんといただいた。次は是非食事目当てで寄ってみよう。(勘定は¥830)

 

喫茶 愛

岐阜県大垣市藤江町6-13

 

( 大垣 おおがき 喫茶愛 喫茶店 あい 珈琲 モーニング イタリアン ランチ 焼きそば みそかつ カレーライス 焼うどん )

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Original Album Series / Bootsy's Rubber Band

2022年04月28日 | ソウル・ファンク・R&B

Original Album Series / Bootsy's Rubber Band (2010)

毎度お馴染み簡易紙ジャケ5枚組CDの「Original Album 」シリーズ。今回購入したのはブーツィー・コリンズ(Bootsy Collins)のバンド、ブーツィーズ・ラバー・バンド(Bootsy's Rubber Baんd)の5枚のオリジナル・アルバム・セット。収録されているアルバムは以下の5枚。

・Stretchin' Out In Bootsy'S Rubber Band  (1976)
・Ahh…The Name Is Bootsy, Baby!  (1977)
・Bootsy? Player Of The Year  (1978)
・This Boot Is Made For Fonk-N  (1979)
・Ultra Wave  (1980)

最後のアルバムだけはブーツィーの個人名義。ジェームス・ブラウン(James Brown)率いるJBズ(The JB's)、そしてジョージ・クリントン(George Clinton)率いるP-Funk(Parliament-Funkadelic)というファンクの2大巨頭のバンドを渡り歩いた。かの巨匠2人の薫陶を受けた、というより彼の個性的なベース・プレイをどうしても欲しがった巨匠が呼び寄せたと言っていいんだろう。満を持して発表された彼自身のバンドがコレ。JBとの関係がどうなったかは知らないが、ジョージ・クリントンとは良好だったようで、この5枚のアルバムは全て彼との共同プロデュース。

そもそもこのバンドもP-Funkのサイド・プロジェクト的な発生だったようで、P-Funkでの活動と重なっている。細かいクレジットはこのセットでは分からないが、調べてみるとメイシオ(Maceo Parker)やフレッド・ウェズリー(Fred Wesley)も参加しているようだ。奔放なブーツィーのベースと同様に特徴的なのが彼独特のヴォーカル。何ともとぼけたような高い声だし、決して上手い訳ではないのだが、70年代ファンクのド派手で明るいイメージとはぴったり。80年代に入って発売された5枚目となっても路線はさほど変わらないが、個人名義になったのは何か理由があったのだろうか。

ネットオークションにて購入(¥1280)

  • Label ‏ : ‎ Warner Music
  • ASIN ‏ : ‎ B003097AFQ
  • Disc ‏ : ‎ 5
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やまだや @名古屋市南区・柴田本通

2022年04月28日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

今年は暖かくなったと思ったら寒が戻ったり、日曜になると天候が不順になったりして、なかなかバイクで出掛けられる日が見つけられなかった。やっと走れそうになったので朝から名港の方へバイクを出す。朝食をいただくために寄ったのは柴田本通にある食堂「やまだや」。片側3車線の大通りには不釣り合いな昭和な雰囲気を残した店先にバイクを停めて、低く掛けてある暖簾をくぐって店内へ。店内は土間にテーブル席が並び、大きなガラス窓の冷蔵庫の中におかずが並んでいる。入るなり給仕の女性が「ご飯?飲み物?」と訊くので「ご飯!」と答える。”飲み物”っていうのはこちらで酒を呑む客が多いんだろう。自分だって状況が許せばそうしたい…(笑)。おかずを何にするかすぐに決まらなかったので、とりあえず「ごはん」の小盛と「とん汁」をお願いする。冷蔵庫の中から「茄子の煮浸し」の皿を取り出すと、先客かと思っていたテーブル席の女性が「〇ちゃん、これ温めてー。」と先程の女性を呼んだ。どうもこちらの方が女将さんのようだ。煮びたしの皿は奥で温めてくれる。

テーブルの上に「ごはん」と「とん汁」と「茄子の煮浸し」が出揃った。煮浸しは大きめの茄子が1本分もあるヴォリューム。摺り生姜が添えられていて醤油を垂らしていただく。とろとろに煮られていて旨い。すぐにご飯で追っかけ、汁を啜る。碗に盛られた「とん汁」の中身は人参、葱、豆腐、もやし。豆味噌ではなく合わせ味噌。ついぞ豚肉は見当たらなかったが(笑)、旨い。ご飯も小盛とはいえ飯碗に普通に盛られているので、朝ごはんとしては十分な量だ。本当は注文して作ってもらう「玉子焼」か「めだま焼」も付けたかったけれど自重。勘定しようと立ち上がると、女将さんが(推定)さっきのテーブル席の女性が「500円です。」と。次は昼に来て「カツ丼」か何か作ってもらおうか。それとも電車で来て冷蔵庫の中のおかずで一杯やるか(←是非やりたい)。(勘定は¥500)

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御食事処 やまだや

愛知県名古屋市南区柴田本通3-12

 

( 名古屋 なごや 山田屋 やまだや食堂 食堂 やまだ食堂 大衆食堂 セルフ 居酒屋 豚汁 ぶた汁 朝食 )

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ベンテンドー (2) @岐阜県岐阜市

2022年04月27日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

柳ヶ瀬で呑んだ帰りに寄った創業大正元年(1912)の「ベンテンド―(辨天堂)」。この建物の周囲は横も後ろも何も無くなってしまい、ポツンと孤立してしまった。道を挟んだ隣は大きなマンションになったし。どんどん変わっていくなァ。こちらといえば「栗粉餅」。相変わらず人気のようで、買いに訪れる人が頻繁に店に入っていく。自分も妻へのお土産で買って帰ることに。ただ持っている小さい革のバッグと別の紙袋をぶら下げて歩くのは嫌。こちらには4個入りという縦長でバッグにすっぽり入るちょうどいい梱包の品がある。

家に持ち帰って分けっこ。ちょっと久しぶりに口にする「栗粉餅」。軟らかい餅が周りに濾して滑らかな口当たりの栗をたっぷりと纏っている。頬張ると口いっぱいに甘い栗の風味が広がった。そして熱いお茶をズズッと。相変わらず旨い。さすがに食事が終わった後なのでもうひとつは翌日食べようと思っていたが(注:賞味期限は当日です)、ついもうひとつも口に放り込んでしまった。そういえばこちらで「栗きんとん」を買ったことがない。次は「栗きんとん」にしてみようかな。(勘定は¥670)

以前の記事はこちら

 

 

洋菓子・和菓子 ベンテンドー(辨天堂)

岐阜県岐阜市神田町5-12

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 辧天堂 弁天堂 ベンテンドウ 栗粉餅 栗粉もち くりこもち くりきんとん 伊藤英明 )

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シェ・チョココ @名古屋市北区・志賀公園

2022年04月26日 | 名古屋(東区・北区)

車で外出していたある休日、急遽デザート用のケーキを買って帰ることになり、近くでブックマークしていた店に買いに走った。北区中丸町の「シェ・チョココ」。店は志賀公園の北の道路沿いにある。どうしてこの店をブックマークしたのか全然思い出せなかったが、ちょっと自分が思っていたよりファンシーな外観の店。道を挟んだ駐車場に車を停めて店内へ。2階はカフェになっていてランチにはハンバーグなども食べられるのだとか(そっちの方が気になったりして)。陳列してあるケーキや焼菓子も可愛らしい見た目の品が多い。ガラス・ショーケースを眺めていて、こちらにある「ちょここのおやつ」という菓子を見てやっとブックマークした理由が分かった。そう、これが「パリジャン」「ファンシー」「ピレーネ」「アントルメ」「マロン」「ポワロン」等、様々な名称で呼ばれてこの地方で愛されるケーキと同じタイプだった(※)。それと「クラシックショコラ」、タルト好きな妻に「ショコラタルト」「苺のタルト」を買って箱に入れてもらう。

※かつて一宮にあった「ボンボヌール」の工場長が開発したケーキで、独立して蟹江町「パリジャン」を開店し、現在東海地方他に散らばる弟子筋等の店で様々な商品名で受け継がれているとの事です。

家に帰って食事後にコーヒーを淹れてからいただく。件の「ちょここのおやつ」はまんま、あの味。スポンジケーキの四隅を折り込んで中は生クリームのみでシンプル。妻に訊いてもやはり違いは分からないとのこと。自分の「クラシックショコラ」は、上に薄くスライスしたチョコレート、生クリーム、そしてベリーが3種程のっている。縦にフォークを入れてそれぞれを一緒に口に入れる。「クラシックショコラ」らしい硬さはあっても、しっとりさも保っていて旨い。店の雰囲気から甘さが強いだろうと予想してコーヒーを濃いめに淹れたが、どれも甘過ぎずちょうど良い加減。妻も美味しい美味しいと全部平らげた(←食べ過ぎ)。次は2階のカフェでランチでもいただいてみようかな。(勘定は¥2,000程)

 

 

Sweets Shop Chez Chococo (シェ・チョココ)

愛知県名古屋市北区中丸町3-15-2

 

( 名古屋 なごや シェチョココ 洋菓子 ケーキ 喫茶 カフェ ランチ ハンバーグ )

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Cirkus : The Young Persons' Guide to King Crimson - Live / King Crimson

2022年04月25日 | プログレッシヴ・ロック

Cirkus : The Young Persons' Guide to King Crimson - Live / King Crimson (1999)

1999年に発表されたキング・クリムゾン(King Crimson)のライヴ・ベスト盤。全体では1969年から1998年までのライヴ演奏が収録されていて、1枚目には84年から98年、2枚目には69年から74年、プラス96年の1曲が収録されている。副題の通り、初心者向けにクリムゾンのライヴの歴史を俯瞰した内容となっているので、自分にはもってこいだと購入。エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)在籍時のアルバムから入った自分にとっては、その時期が1枚目というのも取っ付き易い。とは言っても95、96年だけで10曲もあるのでバランスは悪く、あくまでも99年発売当時の視点というか、販促の意味もあったろう。

1枚目はやはりエイドリアン・ブリューの変態的なギターとヴォーカルが聴きどころ。01の「Dinosaur」は自分のフェイヴァリットだ。よく考えたらエイドリアンはリズム・ギターなんかじゃなくて、ロバート・フリップ(Robert Fripp)と対のリード・ギター。しかもクリムゾンならではのトリッキーな演奏をしながら歌うんだから、その才能たるや…(しかも一部ではドラムもやる)。現在は一緒に活動していないが、当時フリップ翁が惚れ込んだのも分かる。中にはプロジェクト(ProjeKct)という別プロジェクトでの演奏やサウンドスケープ的な曲も収録。2枚目はさすがに30年もの年代差があって1枚目から続けて聴くと音質的にはギャップが大きいが、”混沌”という言葉がぴったりの独特の雰囲気が特徴。年代を経る毎にだんだんヘヴィネスが増していく。何でもライヴで一番人気なのは73-74年のジョン・ウェットン(John Wetton)とビル・ブルーフォード(Bill Bruford)在籍時だそう。なるほど、確かにカッコイイ。その時期の曲の途中で2-09には唐突に96年の演奏が挟まれている。でも意外と違和感は無い。

amazonにて購入(¥804)

  • Label ‏ : ‎ ポニーキャニオン
  • ASIN ‏ : ‎ B00000INL0
  • Disc ‏ : ‎ 2
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桜ラーメン @岐阜県羽島市

2022年04月25日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県羽島市にある「桜ラーメン」へ。岐阜県内に「桜ラーメン」はここを含めて3軒あるが、こちらは特に「羽島店」とは名乗っていないようだ。営業開始時間近くに駐車場に車を入れたらすでに3台停まっていた。暖簾をくぐり店内のカウンター席に腰を下ろす。厨房内には年配の主人、給仕は奥さんかな。すでに先客の調理が始まっている。丼が4つ並んでいるので4杯ぐらい同時に調理するようだ。メニューを眺めて選んだのは”おすすめ”とも書かれていた「孫悟空らーめん」。特に注釈が書いてある訳ではないのでどんなラーメンかは分からないが、注文前に訊いてしまっては面白くない(と言いつつどんなのかは過去の情報でだいたい知っていた)。目の前の大釜にはたっぷりの具材からスープが煮出されている。

しばらくして「どうぞ。」と置かれたのはラーメン丼の上にどーんと鶏の骨付きもも肉がのせられた1杯。もも肉はオーブンで別に焼かれているようで、骨の所に銀紙が巻かれているあれだ。知ってはいたけれど思ったよりもデカい。ほぼ丼を覆い尽くしていて麺を手繰れない。少しずらしてまず麺とスープから味わう。少しニンニクの風味がする油多めの醤油スープに細麺。他には大きめに刻んだ刻みネギと細もやし、海苔。もも肉が鎮座しているので食べ辛いことこの上ない(笑)。途中で意を決してもも肉に取り掛かる。箸とレンゲを駆使して持ち上げガブリと。しっかり味も付いていて皮もパリッと焼けていて旨い。これ単体でビールが呑みたくなる。骨まわりは後回しにして再度麺に移行。忙しい。上のもも肉はのっているだけなのでスープの味には全く関係ないが、どうしてこれがのるようになったのか、そしてどうして”孫悟空”なのか…。ここまで公共交通機関で来ることは多分叶わないが、この「鶏もも焼」でビールを飲(や)りたいナ。(勘定は¥950)

 

桜ラーメン (羽島店)

岐阜県羽島市竹鼻町487-1

 

( 羽島 はしま 岐阜羽島 さくらラーメン 桜ラーメン羽島店 そんごくうラーメン 中華そば 鶏もも焼 )

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かっぱ園菜館 @名古屋市東区・泉

2022年04月24日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

東区泉にある創業昭和28年(1953)という中国料理の「かっぱ園菜館」へ。大きな建物がそびえ立っているが、店頭に飾ってある古い写真からいくと天丼とかを出していた大衆食堂が出自のようだ。どうしてこの店名になったのかな。店舗は建物の2階にある。階段を昇って店内に入ると、日曜だったからか家族連れの客で賑わっていた。給仕は女将と思われる高齢の女性もやっていたので家族経営されているのかな。テーブル席に案内される。メニューを眺めるもランチ時は絞ってあるようで本来の本格的な中国料理を選ぶことは出来なさそう。ラーメン類は食べる気が無かったので、飯物メニューの中から目新しい「台湾飯」をお願いした。この東海地方において、台湾には無い名古屋独自の”台湾”(→辛ミンチ、唐辛子、ニラ、ニンニクの組み合わせ)の浸透率は高く、アレンジ・メニューを含めて様々な品に台湾の名前が付いている(台湾出身の人は不思議だろうなァ)。

注文した後に急須に入った温かいウーロン茶が運ばれたので啜っていると「台湾飯」が登場。玉子のスープが付いている。大きな平皿にたっぷりの量が盛られている。あんかけになっているのかなと予想していたがとろみは無く、辛い味付けで炒めた粗挽きの挽肉、ニラ、ニンニク、キャベツ、人参、もやしがご飯の白い所が見えないほど盛られ、上から生玉子の黄身が落とされている。メニュー写真のイメージより実際の量が多い。この組み合わせだもの、旨いに決まっている。辛さもちょうどいい感じ。途中で黄身を潰してマイルドにしたりしてパクパクといただいていった。最後にもう一度ウーロン茶で口中の油をさっぱりさせ、勘定してもらう。夜に来てお酒と一緒にこちらの中国料理の単品も味わってみたいナ。(勘定は¥780)

 

 


 

↓ 「愛知県議員会館(旧・大喜多寅之助邸)」(大正9年・1920・建造)。通りかかって門が開いているといつもつい写真を撮ってしまう。倉(写真下右)のある日本家屋に隣接して洋館が建てられている。ここって公開する時あるのかな?入ってみたいなァ。

 

↓ 「名古屋市市政資料館」の向かいにあるかつて「弁護士長屋」と呼ばれた建物(建築詳細不明)。古い建物を利用した事務所が連なる。市政資料館はかつて「名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」だったのでこういう長屋が出来たのだろう。かなり古い建物なのにちゃんと今も事務所が入っている。現在は司法書士事務所がほとんど。

 

 


 

 

中国料理 かっぱ園菜館

愛知県名古屋市東区泉1-9-28

 

( 名古屋 なごや かっぱえんさいかん 中国料理 中華料理 ランチ 近代建築 洋館 )

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くるみ @岐阜県岐阜市(3)

2022年04月23日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜独自の禁酒法が開けたのでやっと酒類の提供が始まった。ただこの”まん防”の期間から続けて酒を扱わなくなったり、閉めてしまった店もあって厳しい状況には変わりない。久しぶりに柳ヶ瀬商店街の「くるみ」を覗いてみた。暖簾をくぐると女将さん1人。旦那の姿は見当たらない。カウンターに腰かけるも目当てのおでんが見当たらず。暖かくなったので終わったのかな。とりあえず「お酒」をお願いする。やっとこうして昼から呑めるようになった。「あっためますかー?」と訊かれたのでそうしてもらった。女将さんが電子レンジで月桂冠を温めて、小さいグラスになみなみと注いでくれる。つまみは「どて煮」。

カチコチと振子時計の音がするだけの静かな店内でグラスの酒を口から迎えにいく。ふぅ。出てきた「どて煮」には刻みネギがたっぷり。この辺りでは珍しく赤味噌(豆味噌)ではなく、味付けは薄め。しめじと豆も入っているのも珍しいかな。それらをつまみながらちびちびとやっていく。カウンターの上に並べられた皿にはすでに調理済みの魚が何種類か。その中からイカを選んでお願いした。そのままでも良かったが、女将はこれもチンして輪切りにして出してくれる。残念ながら少し電子レンジの時間が長かったようで随分とドリップが出てしまった。すり生姜を少しのせ、醤油をたらしていただいた。ちょうど酒が無くなったので、この日はこの位にして勘定してもらった。(勘定は¥1,400)

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↓ 更地化が進むかつての歓楽街、西柳ヶ瀬。スナックなどが軒を連ねる「柳ヶ瀬センター」も営業している店はもう無さそうな雰囲気(未確認)。奥に足を踏み入れると崩れたままの部分も。

 

 


 

味自慢 くるみ 

岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通2-10

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ お好み焼き おこのみ焼 焼そば 焼きそば やきそば おでん 昼飲み 昼呑み 定食 食堂 )

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