ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

とんま @名古屋市中区・大須 (2)

2024年01月31日 | 名古屋(中区)

ある休日の昼、遅めの時間に大須の洋食屋「とんま」へ。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃる(常連客との会話からすると80を越えているのだそう)。店に入ると先客は常連の1人だけとのんびりとした雰囲気。ピカピカの白いクロスのテーブル席に腰掛け、メニューを眺める。お願いしたのは「カニコロッケ」。この日はバスで来たので「瓶ビール」も付けてもらう。まずはビールが運ばれた。サッポロラガーの中瓶。口取りに大根とこんにゃくの煮物が付いてきた。こういうの、嬉しい(えらく辛かったが)。女将さんがぬか漬けを取り出しているのが見える。旨そうだナ。自分の席から主人の様子も見えるが、コロッケはその場で成形するようだ。

しばらくして「カニコロッケ」が運ばれた。丸っこい形のものが3つ。付け合わせはパセリ。自家製のマヨネーズが付いているのが嬉しい。コロッケの中はカニの身がたっぷり。マヨネーズが要らないくらいしっかりとした味わい。あぁ旨いなァ。何だかもっと食べたくなって「オムライス」を追加。主人がフライパンを操っているのが見える。届けられた「オムライス」は薄焼きの玉子で包まれたタイプ。しっかり底まで巻いてある。ソースは上から控えめにかかっていているが、量が少ないのでデミグラスソースなのかソース+ケチャップなのかよく分からない。中は淡い味付けのチキンライスで、ケチャップは使っていないんじゃないかな。卓上にはウスターソースもあるが、結局使わずに全部平らげた。次は「ビーフかつ」か「ビーフハヤシライス」にしてみようかな。(勘定は¥2,700)

以前の記事はこちら (1

 

とんかつ&ステーキの店 とんま

愛知県名古屋市中区大須2-27-37

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす 大須観音 洋食 洋食店 ステーキ カニクリームコロッケ デミソース とんかつ かつ丼 )

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ポール・ウェラー @名古屋・ダイヤモンドホール

2024年01月30日 | ライヴ(日本公演)

ポール・ウェラー (1月27日 名古屋・ダイヤモンドホール)

新栄のダイヤモンドホールで開催されたポール・ウェラー(Paul Weller)の来日公演に参戦。最初はどうしようか迷った。というのも自分は若かりし頃にパンクにハマってジャム(The Jam)のアルバムやシングル盤は集めたものの、解散後のスタイル・カウンシル(Style Council)、それにソロになってからのポールについては少ししか知らない。しかも現在のポールはジャム時代の、特に初期の曲はほとんど演奏しないというのを知っていたので…。でも、もうそろそろ彼を観られる機会っていうのも少なくなりそうだし…ということでチケットを購入。簡単に入手できたが、公演の直前にはソールド・アウトになったそうだから、早めに手を打っておいて良かった。早速、キャリアを俯瞰したボックス・セットや、ソロになってからのベスト盤2種等を購入して予習しておいた。

小さいハコということもあって満員の会場。ほぼ定刻にメンバーがステージに上がった。ポール・ウェラーのカッコイイこと! 綺麗な銀髪にスリムな体型と、とても65歳とは思えない立ち姿。そしてステージが始まると、その歌の上手さが際立っていた。こんなに上手かったか…。キーを落としたり節を変えたりすることなく伸びのあるヴォーカルを響かせる。ノド鍛えてるなァ。ギターのスティーヴ(Steve Cradock、元Ocean Colour Scene)以外のメンバーは皆若そうだが、バンドとしてのまとまりや、ポールに合わせてのコーラスもバッチリ。今回はダブル・ドラムスという体制だったが、特に最近作「Fat Pop」収録のちょっとサイケデリックな曲も難なく再現してかっこいい。ポールは半分位はアコギやキーボードを演奏し、数曲を除いてハードなギター・パートはスティーヴに任せている。

セット・リストは昨年のライヴ実績から予想していたが、ちょっと変えてきていた。やはりジャムやスタカンの曲は数曲づつのみ、しかもソロ曲も誰もが知る有名曲ばかりでない選曲(故に自分も知らない曲があった)。こんな所にもポールの現役感が滲み出ている。彼のインタビューを読んだことがある人なら知っていると思うが、ポールは昔から頑固で強い信念の元に音楽活動を続けていて、それが観客を喜ばせるだろうことは承知の上で、あまりノスタルジーに浸るようなステージはやらないのだとか。故に元バンド・メイトのブルース・フォクストン(Bruce Foxton)にも「彼のように皆が聴きたい曲ばかり演奏しない。」と辛辣(→ジャムのカヴァー・バンドでツアーをした)。

ネオ・モッズの象徴らしく、黒のフレッド・ペリーに着替えたポールはテンポ良くステージを進めていく。1度引っ込んでもう終わりかと思ったら、もう1度アンコールがあった。最後は代表曲「The Changingman」で締め。いいライヴだった。彼の過去のソロ作品にはあまり興味が無かった自分だが、最新作を含めてちょっとしっかりと聴いてみたくなった。

<Setlist>

Rip the Pages Up
Nova
Cosmic Fringes
My Ever Changing Moods (The Style Council)
A Man of Great Promise (The Style Council)
All the Pictures on the Wall
Stanley Road
Glad Times
Village
Hung Up
Fat Pop
More
Shout to the Top! (The Style Council)
Jumble Queen
Saturns Pattern
Nothing
Above the Clouds
Into Tomorrow
Start! (The Jam)
Peacock Suit

(encore 1)

Old Father Tyme
Headstart for Happiness (The Style Council)
That Pleasure
Broken Stones
Tales From the Riverbank (The Jam)
Wild Wood

(encore 2)

The Changingman

 

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松乃屋 @三重県いなべ市

2024年01月30日 | 三重県(老舗)

三重県いなべ市の和菓子屋「松乃屋」。創業して100年以上だとか(未確認)。店は国道421号線沿いの交差点近くにあるコンビニの隣。大きな看板が掛かる店の中に入るとすっきりとしていて、ガラスショーケースの中に整然と菓子が並んでいる。貼紙に”「栗きんとん」が人不足のため製造出来ない”旨書かれていた。選んだのはこちらで有名な「松の蘿(こけ)」という菓子と「招福最中」の2種類。紙袋に入れてもらい持ち帰った。

家に帰って妻といただく。松の木が描かれたビニール包装に包まれた「松の蘿」は皮がビックリするほど軟らかく、中にこし餡が挟んである。皮の味わいは洋菓子のような不思議な感覚。口当たりも軽く、妻に「もっと食べたい。」と言われたが、ゴメン、割り当ては1つのみ…。「招福最中」は四角い最中種で”招福”の文字が描かれている。中はたっぷりのつぶ餡。こちらも旨かった。(勘定は¥500程)

 


 

↓ 三岐鉄道北勢線の終点「阿下喜駅」。周辺が整備され平成18年(2006)年から新駅舎になったとのこと。詳しくないがここの列車は線路幅が狭い”ナローゲージ”と呼ばれる車両なのだとか(ちなみにJRは1,067mm、こちらは762㎜だそう)。駅に隣接して「軽便鉄道博物館」というのがあり、観られるかなと思ったが月にたった2日のみの公開とのこと。ただ昭和6年製の軽便電車「モニ226号」(写真下右)や移設した転車台(写真下3枚目)はいつでも観ることが出来る。

 

↓ 江戸時代に造られたという用水に架かるコンクリート・ブロック製の橋「ねじり橋」(大正5年・1916・建造)以前にも訪れたが、これも”ねじりまんぽ”の一種だとのこと。じっと見ていると時空が歪む気が…。この上を三岐鉄道北勢線の列車が通る。

 

 

↓ すぐ近くの「めがね橋」(大正5年・1916・建造)。三連橋でこちらもコンクリートブロック製。どちらも土木学会の「選奨土木遺産」に指定されている。

 

↓ 前回来た時には電車が通るのを見逃してしまったので今回は少し待ってみた。天気も良かったので自分の他にもカメラを持って待ち構えている人が何人も。いつ来るのか分からなかったが、スマホで時刻表を見ればすぐ分かることにやっと気づいた(苦笑)。青空に映える黄色い車両と田んぼの中の歴史ある橋は確かに絵になるなァ。

 

 

 


 

御菓子處 松乃屋

三重県いなべ市員弁町楚原878

 

( 三重 みえ 員弁 いなべ まつのや 松の屋 和菓子 御菓子処 最中 しょうふくもなか まつのこけ めがねばし ねじりばし あげき あげき駅 三岐鉄道北勢線 さんぎてつどう ナローゲージ 土木学会選奨土木遺産 )

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西川家 @愛知県北名古屋市

2024年01月29日 | 愛知県(尾張)

愛知県北名古屋市のうどん屋「西川家」へ。昭和時代に中部地方に居た人ならこの屋号の「〽うどーんすきぃのにしかわやっ!」というテレビCMを見た記憶がある人も多いはず。かつては何軒も暖簾分けした店があったと思うが、調べてみたら今はもうここぐらいか(春日井にもう1軒同じ屋号の店があるが繋がりは不明)。道を挟んだ駐車場にバイクを停め、道を渡る。暖簾に確かに見覚えのあるマークがあった。こちらは創業して60年だそう。店内はテーブル席と小上がり席が沢山。間口は広くないが奥に長い。手前のテーブル席に腰掛け品書きを眺める。そこから見える調理場の主人と給仕の女将さんは思ったより若いので代替わりしているのかな。お願いしたのは「きしめん」。

しばらくして盆にのった「きしめん」がとん水、れんげと一緒に供された。刻みネギは別皿に。水面には刻み揚げ、かまぼこ、かいわれ大根、花鰹。麺は細めの薄ひらタイプ。それでも”やわ”ではなく、しっかりとした口当たりでいい感じ。旨い。黒い色の鉢なのでつゆの色は分かりづらいがすっきりとしていて甘味は控えめ。普段は使わないが、とん水に刻みネギをたっぷりと盛って、きしめんとつゆを足して食べたりしてみた。外は空気が冷たく、体の芯から冷えていたので温かいつゆが滲み渡る。次は丼物とのセットか「みそ煮込みうどん」にしてみようかな。(勘定は¥693)

 


 

↓ 六ツ師南屋敷にある「旧・加藤家住宅」(明治初期建造)。地元の素封家で約370坪の敷地に離れや茶室、土蔵があり、それぞれが国の登録有形文化財に指定されている。公開されていると知って調べて訪れたのに、この日は閉まっていて敷地内には入ることが出来なかった。

 

 


 

 

麺処 西川家

愛知県北名古屋市熊之庄八幡194

 

( 北名古屋 きたなごや 師勝 しかつ にしかわや 西川家師勝店 うどん きしめん 蕎麦 そば 定食 味噌煮込うどん みそにこみうどん )

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中華亭 前畑 @岐阜県多治見市

2024年01月28日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市に本店がある中華そばの「中華亭」。こちらは金岡町にある「中華亭前畑」。店は国道19号線の北側にある。駐車場に車を停め、暖簾をくぐる。中はテーブル席や小上がり席があり、カウンター席もある。やっていらっしゃるのは年配の夫婦、それに若いのが1人厨房に。跡取りかな(未確認)。品書きは「中華そば」のみ。後は「大盛」「ライス」のみと潔い。酒は珍しく缶ビールの自販機が店内にある。暖簾の下がったL字のカウンター席に腰掛け「中華そば」をお願いした。調理は若い衆がやるようだ。

しばらくしてやや小振りの鉢の「中華そば」が完成。少し濁りのある濃い色をしたスープ。薄く切ったチャーシューは大小2枚。他には細メンマ、カマボコ2枚、小さい板海苔2枚、刻みネギがのっている。手繰った麺は細麺で軟らかめの茹で加減。本店はここまで細くなかったと記憶するがどうだろう。醤油味のスープはカエシが強く濃いめのもの。チャーシューやメンマもしっかり味なのでライスを付けたくなる気持ちがよく分かる。するするっといただいて勘定してもらった。(勘定は¥750)

本店の記事はこちら (1)(2

峠店(閉店)の記事はこちら

 

中華亭 前畑

岐阜県多治見市金岡町1-31

 

( 多治見 たじみ ちゅうかてい 中華亭前畑 ちゅうかていまえはた ちゅうかそば 中華そば ラーメン しょうゆラーメン )

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くるまや @名古屋市天白区・島田橋

2024年01月27日 | 名古屋(名東区・天白区)

天白区島田橋のうどん店「くるまや」へ。ちょうど時分どきに店に着いたが、店の両側にある駐車場はどちらもほぼ満車の盛況ぶり。終わった車が出て行くのを少し待ってから車を停めた。大箱の店内は老若男女の客でいっぱい。給仕の女性も3人が担当している。自分は2人がけのテーブル席に案内された。お願いしたのは「きしコロ」。コロをいただいくには気温が低いが、この日は日差しが強くて車を運転していると少し暑いくらいだったので頼んでみた。

しばらくして大きな鉢に盛られた「きしコロ」が登場。麺の上には、ほうれん草、カマボコ2枚、甘い味付けの三角形の揚げ、大根おろし、刻みネギ、鰹節とどっさり。下の麺が見えないくらい。これにまだ別皿の天玉が付く。品書きの写真を見るまで知らなかったが、こちらのきしめんは幅広タイプ。幅は3cmくらいもあるだろうか。麺肌は滑らかだが、こんなの絶対啜りきれない(笑)。どうしても口の中でモグモグすることになる。つゆの量は多めでしっかり冷たいもの(←”ころ”のつゆの量や温度は店によって様々)。かなり甘い味付けだ。このくらい濃くないと幅広きしめんには合わないのかも。なかなか旨いが、幅広きしめんの常で突然終わってしまう感覚になる。こちら酒肴も充実しているようなので、次は乗せてきてもらおうか。(勘定は¥950)

 

 

手打麺処 くるまや

愛知県名古屋市天白区中砂町532

 

 ( 名古屋 なごや 島田橋 しまだばし くるまや島田橋本店 くるまや島田橋 麺類食堂 うどん そば 定食 丼物 煮込 みそ煮込み 幅広きしめん )

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The Best Remixes / Cyndi Lauper

2024年01月26日 | エイティーズ

The Best Remixes / Cyndi Lauper (1989)

MTV全盛の80年代に一世を風靡し、今でも根強い人気を持つシンディ・ローパー(Cyndi Lauper)。その彼女のヒット曲の当時12インチ・シングルなどで発表されたヴァージョンを集めた1989年発売の日本企画盤CD。以前購入したジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)のCDと同趣向。その内容の的確さからか去年からはオフィシャルでデジタル・ダウンロード出来るようになったとのこと。お馴染みの曲ばかりなので楽しく聴ける。中でも02「She Bop」は当時からお気に入りの曲だった。

彼女の12インチ・シングルで知ったのが最初ではなかったと思うが、この作品群で01、02、03等のリミックスを担当したアーサー・ベイカー(Arthur Baker)の手腕を再確認出来るのが嬉しい。当時、元音源を長尺にしたり、様々に改変してダンス・ミックスを製作するのが流行ったが、中でも過激なリミックスをしていたのがアーサー・ベイカーだった。それでも後年流行った全く違うリズムや曲を重ねるマッシュ・アップのような手法ではなく、あくまで元曲の素材とメロディーの基本はそのままだったのが良かった。久しぶりにそのリミックスを聴いたが、やっぱり楽しい。その後、そのリミックス・ブームが変容して、彼があっという間に表舞台から消えたのは意外だったな。

中古店にて購入(¥300)

  • Label ‏ : ‎ エピックレコードジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B00004VOYT
  • Disc ‏ : ‎ 1
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大黒屋 @三重県桑名市 (2)

2024年01月26日 | 三重県(老舗)

三重県桑名市の「上げ馬神事」で有名な「多度大社」。以前に訪れたことがあるが、神事で使われる馬が駆け上る急傾斜の坂にびっくりした覚えがある。近年、動物愛護の観点から色々と取り沙汰されているが、果たしてどうなるやら。昼食に寄ったのは多度大社近くの「大黒屋」。以前にも訪れたことのある創業享保年間(1710-1736頃)という凄い歴史のある鯉料理の店だ。以前は電話をしてから出掛けたが、この日は飛び込みで入ってみた。入口に脱いである靴からいくと、広い敷地内に先客が1組だけ居るようだ。給仕の男性(主人かな?)に声を掛け、準備が出来る間少しだけ待って案内された。靴を脱いで上がると広い敷地と庭が見渡せる(写真下4枚)。

 

 

前回と同じ入口近くの部屋に通された(奥へ案内すると給仕が大変なんだろうな)。前回と同様「ランチ」をお願いする。前回は”洗い”(正確には「あらい膳」)だったが、今回は”煮付け”(「煮付け膳」)にしてみた。名物の「八壺豆(やつぼまめ)」をポリポリとやりながら出来上がりを待つ。真冬はさぞかし寒かろうが、この日はいい天気だったので両側の襖を開け放しても爽やか(写真下・訪問11月)。

 

まず供されたのは鯉の「白子」。以前は「うろこ、すり身だんごのから揚げ」だったので変わったのかな。ねっとりとした口当たりで旨い。次は「鯉こく」。西京味噌でとろっとしていて鯉のあらが使われている。柚子皮か少し柑橘が効かせてあっていい感じ。次に出た「煮こごり」には舞茸が入っている。そして「煮付け」が登場。付け合わせはちくわぶと山芋。「煮付け」には玉子も入っていた。味付けは絶妙で、濃過ぎずしっかりと鯉特有の風味を残していて旨い。これにお重の飯碗に入ったご飯と香の物、それに水菓子のオレンジが付く。最後に出たコーヒーはアレだったが、料理には今回も満足。前回と内容が少し違っていたのも良かった。食事後には前回見せてもらうのを忘れた皇族方が利用した洋室も見学させてもらった(写真下4枚)。

 

 

表にそう車は通らず静かで贅沢な空間。これを飛び込みで利用出来るのだから素晴らしい。出来れば次は長い廊下を奥に進んだ別の部屋にも入ってみたいものだが、1人だと無理だろうなァ(妻は多分鯉料理が苦手だろうし)。(勘定は¥2,200)

以前の記事はこちら (1

 

 

 

鯉料理 大黒屋

三重県桑名市多度町柚井1799

 

( 三重 みえ 桑名 くわな 多度大社 だいこく屋 だいこくや 老舗 コイ料理 川魚料理 上げ馬 神馬 神事 多度祭 近代建築 池波正太郎 包丁ごよみ ) 

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山中 @名古屋市昭和区・杁中

2024年01月25日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区 老舗)

檀渓通を通った時に気になった店「山中」。表には目立つ看板とかは見当たらないので通っただけでは何の店か分からず、その場で調べて初めて和菓子の店と知った。創業は昭和9年(1934)で現在4代目だそう。そんなに歴史のある店だとは。どんな品を扱っているのかも分からなかったが思い切って暖簾をくぐってみた。表の感じと違って店内は梱包用の箱が置いてあったりして少々雑然としていて、菓子の陳列も品書きも何も無い…。奥から出ていらした若い主人は作業中と見えて手も粉だらけ。何があるかを口頭で教えてもらった。数は少なかったが、その中から「蕨もち」と「羽二重餅」を3つづつお願いする。

こんな分かり辛い外観の店だけれど、やはり知っている人は知っているようで、八事、杁中近辺の(と思われる・笑)やんごとなき奥様らが主人の運転する高級車で来て入って来る。「あんこといちご」(苺羽二重餅)なんてあるのが意外だなと思っていたが、常連客との話では「苺だけは手を出すまいと思っていたけれど(苦笑)、自分が食べておいしいと思ったから」と正直に仰っていた(笑)。

主人が奥に引っ込んでいる間、カウンターの上に置いてあったリキュールのボトルを何の気なしに眺めていると、出てきた主人が「あんこにかけると美味しいんですよ。」「お試しになられますか?」と。もちろんそんな面白そうなことを断る理由は無いので(笑)お願いした。もう一度奥に引っ込んだ主人が、いかにも嬉しそうな顔で戻ってきた。匙にあんこがのっている。まずひと口食べてからディサローノ(DISARONNO)のアマレットを少しかけてくれた。なるほど香りがいいリキュールと甘さ控えめのあんこが合わさって不思議な味わい。旨い。もう1本のコアントロー(COINTREAU)ももらって(笑)味わいの違いを楽しんだ。一見の客にこんなことしてくれるなんて面白い方だ。

家に持ち帰って妻といただく。真っ白な「羽二重餅」は別次元の軟らかさ。中の甘さ控えめなこし餡の肌理も細かく、口当たりが優しいというか、儚い。白玉粉や卵白が使ってあるとのことでふわっふわ。「蕨もち」は持ち上げるのも困難なほど軟らかい。表面をきな粉が覆っていて中にあんこが入っているが、全部含めてとろり、といった感じ。旨いなァ。自分の動線に無い店なのでなかなか機会を作るのは難しいが、また機会を作って寄ってみようっと。(勘定は¥2,200程)

 


 

↓ 五軒家町にある「鈴木家住宅」(昭和元年~昭和20年頃・1926~1945・建造、改修)。近くまで行ってみたが、塀や生垣に阻まれて建物を眺めることは叶わなかった。道路にせり出した木々の紅葉が素晴らしい(訪問11月)。主屋は国の登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

御菓子所 山中

愛知県名古屋市昭和区檀渓通3-14-110

 

( 名古屋 なごや 杁中 いりなか 八事 やごと だんけいどおり やまなか 和菓子 羽二重餅 羽二重もち わらびもち わらび餅 いちごはぶたえ いちご大福 )

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まき本店 @岐阜県各務原市

2024年01月24日 | 岐阜県(岐阜)

荒天だったある日の昼、目当てだった店2軒に振られ、昼食に使う時間が無くなってきた。そこで慌てて入ったのがここ岐阜県各務原市の「まき本店」(看板には「マキ本店」とも)。創業は昭和54年(1979)だそう。大きな店構えの店で、以前の印象とちょっと変わっていたので外壁を塗り替えたりしたみたい。窓際のテーブル席に案内された。メニューを眺めるもピンとくるものが見当たらなかったので、年配の女性給仕に”お昼のサービスランチ”から「日替り定食」をお願いする。

そんなにかからず「日替り定食」が登場。ブリの照り焼、豚角煮、刺身、それにご飯と味噌汁、漬物という布陣。ブリは身も大きくいい感じ。付け合わせはオニオンサラダにカニカマ+マヨネーズ。からしがちょこんとのった豚の角煮は細くカットしてある。こちらにはヤングコーンやししとうのソテー、千切りキャベツが添えられていた。刺身は見た感じからいくと鯛、鰆、平目、タコかな(未確認)。こちらは”アニキ”なのか鮮度が今ひとつ。夜は会席とかがあるようなので次は夜に寄ってみようかな。(勘定は¥1,320)

 

和洋料亭 まき本店

岐阜県各務原市那加前洞新町4-126

 

( 岐阜 ぎふ 各務原 かかみがはら かがみはら まきほんてん マキ本店 料亭 会席 和食 洋食 ランチ 定食 )

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