選挙結果の総括(その1):
予想されていたか否かは別として、このような結果になったことについて総括してみることにしました。
このような結果を齎したいくつかの要因を挙げるとすればつぎのようになります:
■ ホリエモン現象による若者の意識の変化;
(あこがれ、イメージ、ムード、雰囲気)
■ メディア(特にテレビ)によるマインド・コントロール;
(ワイドショー化)
■ 時代そのものの要請による政治意識の変化;
(少子化、年金破綻、その他)
■ 直接的なかかわりによる時代の要求;
(個人的な欲求:株値の動向等金銭的な理由)
■ その他
※ 要するに、これまでは選挙に参加してもしなくても直接には自分の利害得失に何等関係ないことがらであったのが、少子化問題、年金システムの破綻、国の借金の超巨大化等によって、選挙に行かないことのマイナスを無視できなくなってしまったことなどが、ようやく認識されてきたからではないでしょうか?
※ 今回の選挙の投票率アップの最大の功労者は”ホリエモン”さんであることは衆目の一致するところでありましょう。また、彼はそのことによる”報酬”を十分受けていることも間違いありません。
※ 問題は”新聞”および”テレビ”といった一般の伝統的なマスメディアが国民に対する政治意識、選挙についての本来の意義…といったことがらについて、本質的なことがらを伝えることをしないで、”枝葉のことのみを煽る”すなわち”ワイドショー化”に矮小させ、ある意味で、”政府・マスコミ・財界・官僚・教育…”といったウルトラ複合体の闇のカルテルが働き、今や天然ゾンビ程度の存在に過ぎないほとんどの国民を見事なまでにマイント・コントロールすることができたのではないでしょうか。これこそ、あの、かつてのオウム真理教が夢見て実現することのできなかったことではないでしょうか!!!
阪神大震災およびオウム真理教事件からほぼ10年が経過しました。そして、あのオウム真理教ができなかった恐るべき”マインド・コントロール”が、このような恐るべき現実の姿で実現してしまったのです!!!
※ やがて、消費税アップ、憲法改正、徴兵制の復活、核兵器の保有、全体主義国家への傾斜、靖国問題の新しい展開、……、日米安保条約の破棄、日中軍事同盟の締結…といった一連の流れに組み込まれてゆくことは間違いなさそうです。
※ 仮に今回の選挙において民主党が政権を摂ったとしても(もちろんギリギリで)、その結果は政治の世界の”収拾のつかない大混乱”以外にその帰結は考えられません!
※ つまり、何回かの無意味な大混乱の末に今回みたいな”事実上の大政翼賛会なるもの”が成立するか。今回、このように奇蹟的に、一発で、”新大政翼賛会的なるもの…”が成立してしまうということは、やはり日本人は”優れて”いるのかもしれません!!!
※ 因みに、イラクでは10月に選挙が行われるでしょうが、その結果は”イラク北部ではクルド共和国”、南部では”シーア派イラク共和国”、そしてバクダッドを中心とした旧バース党の”イラク共和国”の3つの独立した国々へと完全に分裂することでしょう。(実際に国が3つに分裂するのは先のことになりましょうが…)
※そして、どの共和国も反米の国々になることは間違いないでしょう。 つまり、アメリカがイラクの石油をコントロールする…という当初の目的は完全に破綻してしまっていることを示しています。(尤もそんなこと皆わかっていましたよね!…)
※ 話をもどしましょう。わたしたちは既にジョージ・オーウェルの小説『1984年』の世界に生きているのではないでしょうか! 別のことばで言えば”ヨハネによる黙示録”あるいは”聖書の外伝にある’エズラ記’”に示されているそのような世界に生きているということではないでしょうか?…
■ 参考文献:(順不同)
●田川建三:
『イエスという男(第2版)』、『たちつくす思想』、『歴史的類比の思想』、『批判的主体の形成』、『宗教とは何か』、『マルコによる福音書(上巻)』
●八木誠一『仏教とキリスト教』
●滝沢克巳『仏教とキリスト教』、『続仏教とキリスト教』その他
●丸山圭三郎:
『ソシュールの思想』、『ソシュールを読む』、『文化のフェティシズム』、『欲望のウロボロス』、『言葉のエロティシズム』、『言葉と無意識』その他
●前田英樹: 『沈黙するソシュール』
●キルケゴール:『キルケゴール著作集(全22巻):白水社』(全部)
●ニーチェ: 『善悪の彼岸』、『道徳の系譜』、『ツアラトウストラ』、その他
●ダニエル・デネット: 『解明される意識』、『ダーウィンの危険な思想』その他
●リチャード・ドーキンス:『悪魔に仕える牧師』、『虹の解体』、その他
●カウフマン:『カウフマン宇宙を語る』進化論、複雑系、カオス理論、超ひも理論等
●ゲルマン: 『クウォークとジャガー』(複雑系、カオス理論、超ひも理論等)
●ホフスタッター:『ゲーデル・エッシャ・バッハ』
●ミンスキー: 『心の社会(Society of Mind)』
●ハイデッガー:『ヘラクレイトス(55巻)』
●ミンコフスキー:『生きられる時間(上下)』、『精神分裂病』
『精神のコスモロジー』
●ビンスワンガー:『精神分裂病(上下)』、『現象学的人間学』、『躁病とうつ病』
●フッサール:『現象学の理念』、『内的時間の現象学』その他
●山本七平:『空気の研究』、『山本七平全対話(全8巻)』その他多数
●梅原猛: 『梅原猛全対話』、その他多数
※その他: 開高健: 『喚びと囁き』、『言葉のある曠野』、その他多数
丸山健二:『爭いの木の下で(上下)』、その他多数
村上龍: 『半島を出よ(上下)』、その他多数
丸谷才一:『遊びの時間』、『6月16日の花火』、その他多数
※コメント、TBをお待ちしています。
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■エキサイトブログ http://msaicc.exblog.jp/
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予想されていたか否かは別として、このような結果になったことについて総括してみることにしました。
このような結果を齎したいくつかの要因を挙げるとすればつぎのようになります:
■ ホリエモン現象による若者の意識の変化;
(あこがれ、イメージ、ムード、雰囲気)
■ メディア(特にテレビ)によるマインド・コントロール;
(ワイドショー化)
■ 時代そのものの要請による政治意識の変化;
(少子化、年金破綻、その他)
■ 直接的なかかわりによる時代の要求;
(個人的な欲求:株値の動向等金銭的な理由)
■ その他
※ 要するに、これまでは選挙に参加してもしなくても直接には自分の利害得失に何等関係ないことがらであったのが、少子化問題、年金システムの破綻、国の借金の超巨大化等によって、選挙に行かないことのマイナスを無視できなくなってしまったことなどが、ようやく認識されてきたからではないでしょうか?
※ 今回の選挙の投票率アップの最大の功労者は”ホリエモン”さんであることは衆目の一致するところでありましょう。また、彼はそのことによる”報酬”を十分受けていることも間違いありません。
※ 問題は”新聞”および”テレビ”といった一般の伝統的なマスメディアが国民に対する政治意識、選挙についての本来の意義…といったことがらについて、本質的なことがらを伝えることをしないで、”枝葉のことのみを煽る”すなわち”ワイドショー化”に矮小させ、ある意味で、”政府・マスコミ・財界・官僚・教育…”といったウルトラ複合体の闇のカルテルが働き、今や天然ゾンビ程度の存在に過ぎないほとんどの国民を見事なまでにマイント・コントロールすることができたのではないでしょうか。これこそ、あの、かつてのオウム真理教が夢見て実現することのできなかったことではないでしょうか!!!
阪神大震災およびオウム真理教事件からほぼ10年が経過しました。そして、あのオウム真理教ができなかった恐るべき”マインド・コントロール”が、このような恐るべき現実の姿で実現してしまったのです!!!
※ やがて、消費税アップ、憲法改正、徴兵制の復活、核兵器の保有、全体主義国家への傾斜、靖国問題の新しい展開、……、日米安保条約の破棄、日中軍事同盟の締結…といった一連の流れに組み込まれてゆくことは間違いなさそうです。
※ 仮に今回の選挙において民主党が政権を摂ったとしても(もちろんギリギリで)、その結果は政治の世界の”収拾のつかない大混乱”以外にその帰結は考えられません!
※ つまり、何回かの無意味な大混乱の末に今回みたいな”事実上の大政翼賛会なるもの”が成立するか。今回、このように奇蹟的に、一発で、”新大政翼賛会的なるもの…”が成立してしまうということは、やはり日本人は”優れて”いるのかもしれません!!!
※ 因みに、イラクでは10月に選挙が行われるでしょうが、その結果は”イラク北部ではクルド共和国”、南部では”シーア派イラク共和国”、そしてバクダッドを中心とした旧バース党の”イラク共和国”の3つの独立した国々へと完全に分裂することでしょう。(実際に国が3つに分裂するのは先のことになりましょうが…)
※そして、どの共和国も反米の国々になることは間違いないでしょう。 つまり、アメリカがイラクの石油をコントロールする…という当初の目的は完全に破綻してしまっていることを示しています。(尤もそんなこと皆わかっていましたよね!…)
※ 話をもどしましょう。わたしたちは既にジョージ・オーウェルの小説『1984年』の世界に生きているのではないでしょうか! 別のことばで言えば”ヨハネによる黙示録”あるいは”聖書の外伝にある’エズラ記’”に示されているそのような世界に生きているということではないでしょうか?…
■ 参考文献:(順不同)
●田川建三:
『イエスという男(第2版)』、『たちつくす思想』、『歴史的類比の思想』、『批判的主体の形成』、『宗教とは何か』、『マルコによる福音書(上巻)』
●八木誠一『仏教とキリスト教』
●滝沢克巳『仏教とキリスト教』、『続仏教とキリスト教』その他
●丸山圭三郎:
『ソシュールの思想』、『ソシュールを読む』、『文化のフェティシズム』、『欲望のウロボロス』、『言葉のエロティシズム』、『言葉と無意識』その他
●前田英樹: 『沈黙するソシュール』
●キルケゴール:『キルケゴール著作集(全22巻):白水社』(全部)
●ニーチェ: 『善悪の彼岸』、『道徳の系譜』、『ツアラトウストラ』、その他
●ダニエル・デネット: 『解明される意識』、『ダーウィンの危険な思想』その他
●リチャード・ドーキンス:『悪魔に仕える牧師』、『虹の解体』、その他
●カウフマン:『カウフマン宇宙を語る』進化論、複雑系、カオス理論、超ひも理論等
●ゲルマン: 『クウォークとジャガー』(複雑系、カオス理論、超ひも理論等)
●ホフスタッター:『ゲーデル・エッシャ・バッハ』
●ミンスキー: 『心の社会(Society of Mind)』
●ハイデッガー:『ヘラクレイトス(55巻)』
●ミンコフスキー:『生きられる時間(上下)』、『精神分裂病』
『精神のコスモロジー』
●ビンスワンガー:『精神分裂病(上下)』、『現象学的人間学』、『躁病とうつ病』
●フッサール:『現象学の理念』、『内的時間の現象学』その他
●山本七平:『空気の研究』、『山本七平全対話(全8巻)』その他多数
●梅原猛: 『梅原猛全対話』、その他多数
※その他: 開高健: 『喚びと囁き』、『言葉のある曠野』、その他多数
丸山健二:『爭いの木の下で(上下)』、その他多数
村上龍: 『半島を出よ(上下)』、その他多数
丸谷才一:『遊びの時間』、『6月16日の花火』、その他多数
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