哲学日記

精神分裂病を中心とした諸々の精神病に関する考察について、民話、童話、神話、ファンタジーといったことまでを含めて考察。

洗脳 VS 逆洗脳

2005年09月16日 | Weblog
{自民党 VS 民主党} VS {洗脳 VS 逆洗脳}

今回このような結果を招いたのは”国民”がバカだったのか、それとも”民主党”がバカだったのか、それとも”国民”が”リコウ”だったのだろうか?!

 はっきりしているのは、”国民はわかりやすさ”を第一に求めたこと、このことではないでしょうか。実際、”郵政の民営化すらできないで、他にどのような改革ができるのか…”というキャンペーンは実際に訴えるものがあります。それに反して、”日本をあきらめない…”というスローガンのいかに腰の抜けたこと、そもそも最初の出発点ですべてが頓挫してしまったことは疑いの余地がありません。

 さて、問題はこれからです。自民党さんも民主党さんもこれから経済的、社会的、倫理的、教育的にがたがたになってしまったこの日本の国をどのように立て直すのか、どちらさんも真剣に取組んでいただきたいものです。

 このブログは政治問題を扱うブログではありません。ただ、たまたまタイミング的に選挙が行われ、しかも、その結果が結果だけに無視するわけにもゆかず政治問題について多少の議論を展開させてもらっているだけです。

 今回、小泉さんは国民を”ある意味で”洗脳することが出来た…といっても間違いはありません。これが可能となる条件は大部分の国民が”無知”あるいは”バカ”であることが前提となります。実際、国民の大多数は”バカ”ですから(=実証されました!)、もし、民主党さんが小泉さん以上に巧みに国民を”洗脳(=誑かし)”することができたとすれば(十分可能であったかと思うのですが!)、当然ながら民主党さんだって政権を奪取することができたはずです!

 ぶっちゃけた話、”民主党”さんは国民以上に”バカ”だったのです。つまり、今回の選挙の直前の2回の選挙が、実は真の意味での民主党の支持ではなく、自民党の失策による、しかたなしの選択による民主党の躍進だったことに誰も深い洞察を持っていなかったことが最大の要因でありました。

 要するに国民がバカである以上、民主党であれ自民党であれ、誰であれ十分に巧みに誘導すれば国民は”その気に”なってしまうものなのです。この国民を巧みに誘導する術に最も長けていたのが故田中角栄氏であったのですが、時代は田中角栄氏の手法を容認することができなくなりました。実際、亀井氏や綿貫氏の手法はもはや通用しません。

 つまり、”洗脳”という手法は”天才”が無数の”バカ”をまとめてめんどうみるときそのときに限ってのみ可能であるということが言えそうです。実際、歴史を紐解けば、そのような実例を無数に捜すことができるでしょう。

 さて、本日のメインテーマである”洗脳 vs 逆洗脳”に移りましょう。洗脳が上記で説明されたことがらだとして、それでは”逆洗脳”とはいったいどのような概念なのでしょうか?

定義:  

 逆洗脳:超天才が無数(億単位の数)のバカのなかから、ひとりあるいはふたり…といったごく少数の人数の人間に”常識はこれこれシカジカであるけれど、真理はこうなんだ…”といったメッセージを単独者のみに(=わかるひとにのみ目掛けて)、発信すること。そして、そのことを理解させること。

逆洗脳者および逆洗脳の例:

ニーチェ:    ”神は死んだ”
キルケゴール:  ”信仰とは逆説である”
ソシュール:   ”言語の本質は恣意性と差異性である”
ヘラクレイトス: ”ケッシテ没スルコトノナイモノヲ前ニシテ、ヒトハドウ身ヲクラマスコトガデキヨウカ”

※ 当該ブログは上の意味がどのような射程で日々の日常世界に反映されているかを綴ったものでもあります。また、ニーチェ、キルケゴール、ハイデッガーといった超一流の哲学者の基本的な思想を理解していることを前提としたブログであることも繰り返しますがお伝え申し上げておきます。

選挙結果の総括(その3)

2005年09月15日 | Weblog
選挙結果の総括(その3):

民主党さんこれからどうしますか?
 
① 改憲派   vs 護憲派
② 大きな政府 vs 小さな政府
③ 外交に関する基本方針は?
④ 内政に冠する基本方針は?
⑤ 国家基盤に関する問題認識は?
  ■ 教育
  ■ 宗教
  ■ 文化、その他

① 改憲派   vs 護憲派
基本的には民主党さんは”改憲派”で一致するしかないのでしょう…

② 大きな政府 vs 小さな政府
基本的には”小さな政府”を目指すのでしょうが、”小さな政府”という概念が問題解決のすべての源泉になるという保証はありません。

③ 外交に関する基本方針
ここではこの内容の詳細について展開するつもりはありません。

④ 内政に冠する基本方針
ここではこの内容の詳細について展開するつもりはありません。


⑤ 国家基盤に関する問題認識について
  ■ 教育--------------- これについては別のタイミングで詳細に展開します。
  ■ 宗教--------------- 法律、倫理、価値観、人生観などと絡めて別途展開。
  ■ 文化、その他-------- 上記の教育および宗教の項を踏まえ広範に議論します。


※ 別に民主党の党員でもないのに何でこんな議論をするのでしょうか?

”答え”: 諸々の理由で自民党さんの政策が仮に破綻したとしたら(例えば外交などで)、その場合、バックアップは民主党さんがやらなければならないからです。

※ 要するに、今のこの時点で、しっかりとしたシャドウ内閣を組んでもらいたいからなのです。

※ ぶっちゃけた話、自民の内部闘争以上に本格的な内部闘争を繰り広げ、おもいきって”膿”を出してほしいものです。 (このブログは当然、政治家さんたちにも読んでもらっていることを前提に記述しています。)
 


選挙結果の総括(その2)

2005年09月14日 | Weblog
選挙結果の総括(その2):

幸いにして、”郵政民営化(厳密には郵政民営化ゴッコですが…)”については道筋がつきました。ご苦労様でした!

政府は、問題の重要案件をどのような優先順位で処理してゆくのでしょうか!

※ さて、その前に。ご承知のようにイラクは確実に3つの独立した国家に分裂するでしょう!… そして、もう米国の力では以前のようなひとつのイラク共和国には絶対に戻らないでしょうし、現在の米国の10倍の軍隊でもどうすることもできないでしょう。当然ですよね、本来3つの独立した国家であっても不思議でないようなそのような状況を”世俗的な天才”であるフセインが奇蹟的な手品によってひとつの独裁国家としてまとめあげていたのですから!…

※ それに、今回のハリケーンの後始末をみてもわかるように、米国は既に衰退の坂道を急速に転げ落ちていることは歴然としています!… たぶん、この傾向は幾何級数的に加速度を増すことでしょう。電気の供給すらまともにできなくなりつつあるのですから!…
歴史の流れというものはほんとうに恐ろしいことです!

※ つまり、何が言いたいかといいますと、米国は自分で自分の国をまともに運営することができない…ということをしっかり認識しなければならないということなのです。別の言い方をすれば、日本の安全保障は米国にはもはやどうすることもできないというこのショッキングな事実を受け止めるべきなのです。

※ 戦後60年の長きにわたって続いてきた日本国のマスタベーション的な生存形態そのものの根拠が完全に崩壊しつつあるという、この厳しい現実、この認識を抜きにしてこれからの外交、国際関係、国際戦略等はすべて無意味であるというこのことです。

※ 日米安全保障条約の見直しだけでなく、自国の食糧安保、エネルギー安保、貿易関係、その他それに付随する諸々のことがらをどのように新しく立ち上げるか? これらの多くのことがらを、”郵政民営化問題”の1000倍ぐらいの密度と精度でとりくまなければならないでしょう。

※ 今回の”刺客”たちレベルの幼稚園児たちでは上の諸課題は永久に無理でしょう。例えて言えば、一般教養課程レベルの大学生にハイデッガーの『ヘラクレイトス』をハイデッガーが理解したその同じレベルで理解しろ…といっても不可能であることと同じことです。なぜなら、彼等もまた、マスタベーション的人生しか歩んでこなかったからです!

※ ぶっちゃけた話、小泉さんの頭の中には郵政民営化という概念にシンボル化された、いわゆる”田中角栄方式”の政治パラダイムの廃絶以外には何もビジョンがないことはこれまでの4年間の彼の実績が如実に示されているではありませんか!

※ はなしを戻しましょう! ”日米安保”、”憲法9条”、”核武装”、”食糧安保”、”新しい日中関係の模索”、”日韓関係の改善”、”日印関係の構築”…といった一連の基本的外交問題についての諸考察、および、それらの展望と諸帰結について考察するならば、上記の基本的な諸問題を解決するために必要な諸々の発想の転換、例えば、部分鎖国の導入とか、日中完全軍事同盟化とか、大東亜合衆国の樹立とか、これまで考えてもみなかったような全く新しい考え方の導入が求めらることは疑いの余地がありません。

※ 要するに、対米国、対ヨーロッパ、対アジア、対第三国(ロシア、アフリカ、中東諸国、その他)とどのようにわたりあって(=自然選択)ゆかなければならないか…という非常に厳しい局面を克服してゆかなければならないということを意味しています。これこそジョージ・オーウェルやマルクスが予言していたことがら、あるいは”ヨハネによる黙示録”、旧約聖書の外伝の”エズラ記”、”ダニエルの手紙”、あるいは、ジョイスの『フィネガンス・ウェイク』、ダンテの『神曲』、デネットの『ダーウィンの危険な思想』、ドーキンスの『悪魔に仕える牧師』、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』(大審問官)、あるいはカフカの世界ではないでしょうか!

※ 世界最終戦争へ向っての、終わりの始まりではないでしょうか!…

⇒ 年金・税制問題、少子化問題、教育問題、宗教問題、天皇・皇室問題、その他もろもろの国内諸問題等については”総括(その3)”で展開する予定です。

■ 参考文献:

  ⇒ ”選挙結果の総括(その1)”の参考文献に基本的には同じです。







選挙結果の総括(その1)

2005年09月14日 | Weblog
選挙結果の総括(その1):

予想されていたか否かは別として、このような結果になったことについて総括してみることにしました。

このような結果を齎したいくつかの要因を挙げるとすればつぎのようになります:

■ ホリエモン現象による若者の意識の変化;
  (あこがれ、イメージ、ムード、雰囲気)
■ メディア(特にテレビ)によるマインド・コントロール;
  (ワイドショー化)
■ 時代そのものの要請による政治意識の変化;
  (少子化、年金破綻、その他)
■ 直接的なかかわりによる時代の要求;
  (個人的な欲求:株値の動向等金銭的な理由)
■ その他

※ 要するに、これまでは選挙に参加してもしなくても直接には自分の利害得失に何等関係ないことがらであったのが、少子化問題、年金システムの破綻、国の借金の超巨大化等によって、選挙に行かないことのマイナスを無視できなくなってしまったことなどが、ようやく認識されてきたからではないでしょうか?

※ 今回の選挙の投票率アップの最大の功労者は”ホリエモン”さんであることは衆目の一致するところでありましょう。また、彼はそのことによる”報酬”を十分受けていることも間違いありません。

※ 問題は”新聞”および”テレビ”といった一般の伝統的なマスメディアが国民に対する政治意識、選挙についての本来の意義…といったことがらについて、本質的なことがらを伝えることをしないで、”枝葉のことのみを煽る”すなわち”ワイドショー化”に矮小させ、ある意味で、”政府・マスコミ・財界・官僚・教育…”といったウルトラ複合体の闇のカルテルが働き、今や天然ゾンビ程度の存在に過ぎないほとんどの国民を見事なまでにマイント・コントロールすることができたのではないでしょうか。これこそ、あの、かつてのオウム真理教が夢見て実現することのできなかったことではないでしょうか!!!

阪神大震災およびオウム真理教事件からほぼ10年が経過しました。そして、あのオウム真理教ができなかった恐るべき”マインド・コントロール”が、このような恐るべき現実の姿で実現してしまったのです!!!

※ やがて、消費税アップ、憲法改正、徴兵制の復活、核兵器の保有、全体主義国家への傾斜、靖国問題の新しい展開、……、日米安保条約の破棄、日中軍事同盟の締結…といった一連の流れに組み込まれてゆくことは間違いなさそうです。

※ 仮に今回の選挙において民主党が政権を摂ったとしても(もちろんギリギリで)、その結果は政治の世界の”収拾のつかない大混乱”以外にその帰結は考えられません!

※ つまり、何回かの無意味な大混乱の末に今回みたいな”事実上の大政翼賛会なるもの”が成立するか。今回、このように奇蹟的に、一発で、”新大政翼賛会的なるもの…”が成立してしまうということは、やはり日本人は”優れて”いるのかもしれません!!!

※ 因みに、イラクでは10月に選挙が行われるでしょうが、その結果は”イラク北部ではクルド共和国”、南部では”シーア派イラク共和国”、そしてバクダッドを中心とした旧バース党の”イラク共和国”の3つの独立した国々へと完全に分裂することでしょう。(実際に国が3つに分裂するのは先のことになりましょうが…)

※そして、どの共和国も反米の国々になることは間違いないでしょう。 つまり、アメリカがイラクの石油をコントロールする…という当初の目的は完全に破綻してしまっていることを示しています。(尤もそんなこと皆わかっていましたよね!…)

※ 話をもどしましょう。わたしたちは既にジョージ・オーウェルの小説『1984年』の世界に生きているのではないでしょうか! 別のことばで言えば”ヨハネによる黙示録”あるいは”聖書の外伝にある’エズラ記’”に示されているそのような世界に生きているということではないでしょうか?…

■ 参考文献:(順不同)

●田川建三:
『イエスという男(第2版)』、『たちつくす思想』、『歴史的類比の思想』、『批判的主体の形成』、『宗教とは何か』、『マルコによる福音書(上巻)』
●八木誠一『仏教とキリスト教』
●滝沢克巳『仏教とキリスト教』、『続仏教とキリスト教』その他

●丸山圭三郎:
『ソシュールの思想』、『ソシュールを読む』、『文化のフェティシズム』、『欲望のウロボロス』、『言葉のエロティシズム』、『言葉と無意識』その他
●前田英樹: 『沈黙するソシュール』

●キルケゴール:『キルケゴール著作集(全22巻):白水社』(全部)
●ニーチェ: 『善悪の彼岸』、『道徳の系譜』、『ツアラトウストラ』、その他

●ダニエル・デネット:  『解明される意識』、『ダーウィンの危険な思想』その他
●リチャード・ドーキンス:『悪魔に仕える牧師』、『虹の解体』、その他
●カウフマン:『カウフマン宇宙を語る』進化論、複雑系、カオス理論、超ひも理論等
●ゲルマン: 『クウォークとジャガー』(複雑系、カオス理論、超ひも理論等)
●ホフスタッター:『ゲーデル・エッシャ・バッハ』
●ミンスキー: 『心の社会(Society of Mind)』

●ハイデッガー:『ヘラクレイトス(55巻)』
●ミンコフスキー:『生きられる時間(上下)』、『精神分裂病』
『精神のコスモロジー』
●ビンスワンガー:『精神分裂病(上下)』、『現象学的人間学』、『躁病とうつ病』
●フッサール:『現象学の理念』、『内的時間の現象学』その他

●山本七平:『空気の研究』、『山本七平全対話(全8巻)』その他多数
●梅原猛: 『梅原猛全対話』、その他多数

※その他: 開高健: 『喚びと囁き』、『言葉のある曠野』、その他多数
丸山健二:『爭いの木の下で(上下)』、その他多数
村上龍: 『半島を出よ(上下)』、その他多数
丸谷才一:『遊びの時間』、『6月16日の花火』、その他多数

※コメント、TBをお待ちしています。

※msaiccの関連ブログのURLです! (”哲学日記”、”哲学”、”思想”、)

■エキサイトブログ  http://msaicc.exblog.jp/
■ライブドア・ブログ http://blog.livedoor.jp/msaicc/



  
      



選挙結果の寸評(その2)

2005年09月12日 | Weblog
選挙結果の寸評(その2):

 ジョージオーウェルの小説『1984年』を『2005年9月11日』として、あの仮想国”イースタシア国”を日本と解釈するとき(正確には日本と中国、韓国、台湾、インド、その他を含む合衆国となぞらえれば)、そのイメージの正確さは恐ろしいものがあるのではないでしょうか?

残念ながら、”ルビコン川”は越えてしまいました。”食べてはいけない果実”を食べてしまいました。(薪共同約聖書 外伝:エズラ記(ラテン語)も参照)

後は、わたしたちひとりひとりがそのことの深い意味をどれだけ洞察することができるのか、それだけです。

尤も、100年前、ニーチェもキルケゴールも、ドストエフスキーも、カフカも、そのことをすでに正確に伝えてくれています。また、ハイデッガーも同じことを伝えてくれています。(微笑のニヒリズムとして…)

やがて、天然ゾンビとしてのわれわれだけでなく、人工ゾンビも出現してくるでしょう。
そして、天然ゾンビと人工ゾンビとの相互インタラクションが始まるのではないでしょうか。 少子化問題などは人工ゾンビによって大きく解決されるかもしれませんが、問題は天然ゾンビである人間そのものの”劣化”です。

ゾンビ、ジンボ、スーパーゾンビ、スーパージンボ、スキゾゾンビ、スキゾジンボ…といった一連の天然あるいは人工のゾンビがどのような現象世界を展開させてゆくのか、想像するだけで恐ろしいことではあります。

しかし、われわれは実際にそのような社会に向って驚くべきスピードで進んでいるのです。

  参考: 『解明された意識』(ダニエル・デネット)、『ダーウィンの危険な思想』(ダニエル・デネット)、『たちつくす思想』(田川建三)、『文化のフェティシズム』(丸山圭三郎)、『沈黙するソシュール』(前田英樹)、『虹の解体』(リチャード・ドーキンス)、『悪魔に仕える牧師』(リチャード・ドーキンス)                        

選挙結果の寸評(その1)

2005年09月12日 | Weblog
今回の選挙結果についての寸評:

 ”人間としての修羅場”、”政治家としての修羅場”、”生物学的な存在として修羅場”…といったものを殆ど経験しないで当選してしてきた殆どすべてのひとびとが、同じ様な新しい一連のひとびとによって完全にリプレースされてしまうような、そのような学習効果のないシステム、それが日本のほんとうの政治の姿かもしれません。

つまり、”風”だけの力によって棲息してきた一連の草花が、”風”だけの力によって撒き散らされた新しい草花に置き換わっただけのことではないでしょうか。

”岡田草”もそのひとつだっただけではないのでしょうか? 同じように、今回新しくまかれた諸々の種あるいは新しく届けられた鉢植の”花”たちは厳しい風雪に耐えて、しぶとい植物に成長することができるのでしょうか?

ぶっちゃけた話、”岡田草”程度としか勝負できない”小泉草”が”スターリン草”、”毛沢東草”、”シーザー草”といった本格的な野草と勝負できるのだろうか?

因みに、”ブッシュ”とは”雑草”そのものの意味であり、正直いってゴミ以下の存在ではありませんか!

                           本日はこれにて失礼

投票日の翌日

2005年09月12日 | Weblog
投票の結果が出ました!

全く予想していなかったパターンではありませんでしたが、以外にもこのパターンがこのように早く訪れたのには驚きました。

正直申し上げて、自民と民主が限りなく拮抗するようなパターンを期待していたのです。そして、両方の党首がそれぞれ辞任し、自民および民主にそれぞれ新しい党首が択ばれ、自民と民主のそれぞれの陣営に分かれて救いようのない泥試合が何回かつづき、結果的に自民あるいは民主のいずれかが大勝する…といったようなイメージを描いていました。

ですから、そういう意味では、無意味な思考錯誤の泥試合期間が省略された…と解釈してもいいのかもしれません。

今回のこの結果についての私の率直な感想は”いよいよ来るべき状況が近づいた…”といったところです。つまり、このような結果になるのはある意味で必然的なことであるという認識をもっていたからです。

当然予想されることは、”マスコミ”、”御用学者連中”、その他関係者各位の方々は例によって、例の如く、阿諛追従に明け暮れすることでしょうし、一方、左翼系の方々(共産党さん、社民党さんなど)あるいは、立場の如何に関らず”自民党さん”のものの見方考え方に批判的な方々の多くは”反対のための反対”にすべてのエネルギーを潅ぎ込むことに集中することでしょう。

いずれにしても、今回のこの結果に対しては”無条件の賛成”あるいは”無条件の反対”のどちらかの立場しか理解できないひとびとがほとんどでしょう。

今回のこの結果から30年先、50年先、100年先のイメージをある程度正確に予測することが出切る方こそ、わたくしがこのブログの展開において対話の対象として念頭にいれている読者なのです!

結論から先に申し上げれば、正確な日時はわかりませんが、いずれそれ程遠くない将来において、以下のことが顕著になってゆくことでありましょう:

■ 国家間レベルでの勝ち組みと負け組みの格差の拡大
■ 国家内レベルでの勝ち組みと負け組みの格差の拡大
■ 勝組国家の右傾化(特に、ヨーロッパ諸国と日本を含むアジア諸国)

■ 勝組みおよび負組みの双方における”自殺者の増加”
■ 勝組みおよび負組みの双方における”特定宗教による思想等の強制”

※ 特定宗教とは:ヨーロッパ、アメリカなどではキリスト教系の宗教、
アジアではそれぞれの独自の伝統的あるいは新興宗教的な宗教、そしてその他の国々ではそれぞれの独自の文化的背景に沿った”宗教”あるいはそれに近いもののこと。




投票日当日

2005年09月11日 | Weblog
午前中は晴れていたが午後から本格的な雨になってしまった…
投票率は思った以上に上がらないかも知れない?

別に投票率がどうのこうのといった問題ではないかも知れませんが、それにしても気にならないと言ったら嘘になるでしょう。

一国の選挙結果が天候に左右されるなんて…と考えないわけにはゆきませんが、先のハリケーン”カトリーナ”ではありませんが、もし、見えない”神の手”というものがあるとしたら…

やはり、天候も含め、一切の諸々のコンティンジェンシー(=偶然性)によって、ひとりひとりの人間の運命あるいは一国の運命といったものが采配されているようなそんな解釈が可能であるとするならば…

もしそのような解釈が可能であるならば、”予定調和”という概念も無視できないのかもしれません。

塩野七海先生も、遠いイタリアの国から今回の選挙についてコメントしてくれましたが、確かに自民と民主の”郵政民営化・賛成派”なるものが統合されるような事態になれば、それはそれで面白いのでしょうが…

さて、”郵政民営化”についての私の立場は基本的には”賛成”ですが、”郵貯”の巨額な資金の運用がどの程度安全に展開されるか疑問を持っていることは確かです。

まあ、小泉総理の気持ちもわからない訳ではありませんが、それにしても、これまでの総理が展開してこられたことは”中途半端”、”支離滅裂”、”竜頭蛇尾”…といったことに尽きるのではないでしょうか!

もちろん、功罪の両方があることは認めましょう。また、社民党や共産党さんたちの批判も十分割り引いて考えなければならないことは言うまでもありません。

それで、結論的に申し上げれば、社民党さん、共産党さんの二つの政党は限りなく消滅そのものに向っているようなそんな気がしてなりません!

また、国民新党さん、新党日本さん、新党大地さんも残念ながら消滅は時間の問題ではないでしょうか!

いずれネットでの論戦が主流になる時代に移行することは間違いないでしょうから、その意味でも全国につまらない道路を張り巡らすよりは、光ファイバー網を恙無く構築することが先決ではないでしょうか!!! (そうすれば、ひとつひとつの家庭が特定郵便局でもあるわけですから。もちろん、すべてのひとがパソコンを完全に運用できるようなレベルなっているこが前提ではありますが)

今回のこの投稿は”つれづれ草風”になってしまいましたが、”予定調和”という概念がもし適用可能であるとすれば、これからの選挙は”ブログ”、”インターネット”、あるいはそれに伴う、”オーウェル型時間遡及改竄”および”スターリン型時間遡及改竄”のいずれかの方法て熾烈に展開される悪魔どうしの戦いになることは間違いないでしょう!

※ ”時間遡及改竄”の詳細については、『解明された意識』(ダニエル・デネット)
『ダーウィンの危険な思想』(ダニエル・デネット)などを参照。
※ また、進化論等に関しては、リチャード・ドーキンス『虹の解体』、『利己的な遺伝子』その他を参照。




投票前夜

2005年09月10日 | Weblog
いよいよ明日(9月11日)衆議院の総選挙が行われます。今回のこの結果がどのようなものになるのか、今の段階では予想がつきませんが、仮にどのような結果になろうとも、以下のことはどうしても避けて通ることはできません。

■ 国の借金1000兆円をどのように処理するのか?
■ 年金(特に国民年金)をどのように立て直すのか?
■ 拉致被害者の問題は?
■ 靖国問題とアジア諸国との諸関係について?
■ 外交一般;特に日米関係、安保条約、憲法改正問題等については?
■ 教育問題をどのように立て直すのか?
■ このまま、”勝組み・負組み”のパターンを継続させつづけていいのか否か?
■ 仮に郵政の民営化の方向に決定したとして、そのことによって日本そのものの活力が劇的に甦ることが約束されるのか?
■ 下は学校の先生から上は国会議員、裁判官、総理大臣に至るすべてのひとびとのレベルにおいて、想像を絶するようなモラルの低下をどのようにして改善してゆくことができるのか?
※ その他ここではすべての問題を列挙することはできませんので、ここで記述できないいろいろな問題について、このブログによって、ぼちぼち、その具体的な考察を述べてゆきたいと思っております。