山本やすひろの一言

一人ひとりを大切に あたたかい松原へ 日本共産党松原市議会議員、 山本育宏のブログ

南図書館廃止には反対 福祉・文教委員会(24日)に続き本会議でも

2016-06-29 15:51:33 | 日記

6月議会で松原市図書館条例の一部を改正する条例(いわゆる南図書館廃止条例)が出ました。私は議案に反対し討論しました。

なお、この議案は、共産党を除く賛成多数となり、南図書館は廃止の方向で、図書館機能を有しないコミュニティセンターとなります。

以下反対討論です。

★松原南図書館廃止の理由に松原図書館配置等検討委員会答申に基づき、とあります。

確かに答申には、「市民図書館については、これまでの分散型の運営から中央館の充実による、集中型の運営とし」との趣旨は書かれています。

しかし、答申のどこにも図書館を閉鎖するとは書かれていません。
★また、例えば<6回目の>検討委員会でも、「市民にとって、松原の図書館の利便性というか、近くにあるから、すぐ取りに行けるという意味で。非常に利用者にとってはいいこと。」「館数を減らしてしまうと、利用できない小学生たちが出てくるのではないかなと思う。」との意見もありました。

★市が進める、答申を市の方向として、分館に分散している資料を中央館に集約すれば、分館から本や雑誌がなくなり、既存のそれぞれの分館が図書館でなくなってしまいます。

★検討委員会答申すべてを否定しませんが、金科玉条しすぎず、松原市は市民の意見をよく聞くことが大切です。

★1月26日に市民協働部に、南図書館に関する要望書が提出され、「地域住民の意見を聴き、話合いを持ってください。」とあったようですが、この話し合いも市は持たれていません。

★市が2010年に実施した市民アンケートでも、「よく利用する図書館は」の質問に、本館である松原図書館をあげた人が178人、分館をあげた人は233人でした。その「図書館をよく利用される理由は何ですか」との質問に一番多い回答は「自宅に近い」が53.7%でした。この結果をみても、市民ニーズが、近くて身近な図書館にあることは明らかです。 

★南図書館休止前の、平成26年度、年間貸し出し人数は、12,078人  貸し出し点数は、41,375点の利用がありました。

★私は、本館の機能やサービスについて、バリアフリー化、インターネットの活用、郷土資料の充実など答申の積極面は評価します。

本館の自習室の充実・子育て世代のスペース確保、利便性の備えた新しい図書館づくりはいささかも否定しません。が 一方で分館の維持と、本館の機能やサービス向上は、天秤にかけるものではなく、そもそも両輪ですすめるべきです。

★地域コミュニティの充実、学校図書の充実やグルリン号の改善も大いに歓迎しますが、そのことを持って、分館廃止を正当化することは、市民に到底受け入れられるものではありません。

★関連した、53号議案について、コミュニティや研修室・集会室の充実には反対するものではございません(備品など経費に関わる補正予算については、費用として、どのような形となっても、市民の願いにとって必要と判断し異を唱えません。)が、形として図書館機能を有しないという点から、反対するものであります。

★高齢化が進み、少子化が問題とされる今日、気軽に歩いて行ける図書館分館は時代の要請に合っているのではないでしょうか。

★若者子育て世代の定住をすすめるためにも、松原のPRのためにも、高齢者・障害をお持ちの方も気軽に行くことができる図書館分館という大きなメリットである松原市民図書館の特色を引き続いて生かせることが大切です。

★過去も現在も、分館も本館も図書館のあり方として、松原の積極面は市民サービスにとって、矛盾しません。

★わたくしたちが南図書館周辺の市民の声もお聞きしましたおり、多くが図書館として残してほしいというものでした。

★分館を残してほしいと言う市民の願いを十分にお聞き願いたいと訴え反対討論とします。


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