悠々自適

今があるのは、みんなのおかげ。日々感謝☆

なんで!!??

2005-10-07 | 日記

「近状②~ノートテイク~」の続きです。
(↑見てない人はこれを見てから見た方がわかると思います。)

その先生に前日手紙を書きました。
内容は口話の限度、ノートテイクは私の欠かせない耳の代わり、
通訳者である事を中心とした事です。

そしたら、その講義が始まるちょっと前に先生から返事を頂いた。
その手紙を読んで行ったときの反応は次の通り…

手紙を下さい、感謝しているようだ…。
→嬉しかったのかな…。

他の先生から噂を聞いてたのと違ってたらしい…。
→口さえ見えれば口話がほぼ完璧に出来ると思ってたのかなあ。

ノートテイクは大賛成である。
→ほっ。

ノートも先生を見なく、横を向いてたときが一番気になってたらしい。
→確かに自然に目を休めたくて窓の方を見る時や、
周りの様子が気になって他の人を見る時がある。
先生にとってショックなんだ。気をつけよう。


うむうむ…と読み続ける。問題はここからだった…。


「大学だけじゃなく社会でも手話の出来る人は少ないので、今のうちに出来るだけ、自分の力で(口話で)相手の言うことを理解するよう努力することをお勧めします。」

えっ!!?? ちょっと待ってよ!!
それは無理なんですけど…!!??
それを見た時は泣きそうな程ショックを受けました…。

そのまま講義へ。(手紙見て気持ち切り替えて真面目に受けたつもりです…。)
先生は私の方に色々気遣ってくださいました。
どこやってるか?を指してくれたり「分かりますか?」と声かけてくださったり…
先生は皆と同じように授業を理解して欲しかったんだっていう気持ちが
よく伝わりました。

けど、気になった事が…
先生のさっきの話をテイクしているのを見ている時、先生に
「こっち(先生の方)見てください。話をしますから。テイクはあとで見直せますから」
と言われました…。

「36億年前…生物……の間に……バクテリア……のです」
先生の口を見て分かったのはこんな内容だけでした。

私が皆と同じように講義に臨める様につけているのがノートテイク。
先生の気持ちは痛いほど分かりますが、テイクをもっと信頼し、任せて欲しいと思う。そして私にテイクを見る自由を下さって欲しいと思う。

教務課にも呼び出され、ぶつかってしまいました。

自己嫌悪…

最近は、「口話をあまり使わない方がええのかなあ。
しゃべれるからそんな軽くみられるのかなあ。」

ってへこんだり頭かかえたり。

来週の為にも、また手紙書こうか考え中。


先生の愚痴っぽくなったけど、正直に話してくれて感謝している部分もあるのだ。

ろう者である私から見て健聴者はろう者の事どう見られているか分からない。
そしてどう見られているか正直に話す健聴者はなかなかいない。

謙虚しているんだろうけど、その代わり集団の中でぺらぺらとしゃべって
自分の知らない間にろう者を孤独にさせたり、知らないうちに傷つけるときがある。
その時に言えるろう者はなかなかいないだろう。

だから、逆に先生が言葉にして自分に対して言ってくれてる分
私も言える余地がある。

ここに書いたのも、愚痴の為というより、見てくれている皆に
ろう者と健聴者の歩み寄りに少しでも役に立ててくれれば、という思いからである。



 


おすすめ

2005-10-06 | 日記
後期は講義の間に空き時間が多いので、
これから視聴室での映画鑑賞にはまっていきそうです♪

最近見たのが、「グッモーニング ベトナム」
かなり古い映画ですが、良いですよ♪
実際の話です。

これは1965年ベトナム戦争真っ最中の話で、
そんな暗い情勢の中、人々に笑いを与えたクロウナウアを中心とした話。

これを見て、笑えただけじゃなく、ベトナム戦争の深刻さも改めて実感させられた。
その時代の人々は明日死ぬかもしれない恐怖に襲われていた。
その時代の人々は明日家族がいないかもしれない恐怖に襲われていた。



全世界が本当の平和に近づける為に私達に何が出来るのだろう?



映画って色んな感動だけじゃなく、考えさせられるものもくれ、
私達の心を潤してくれるから好きです



ある先生に言われた言葉

2005-10-04 | 日記

「何かが生じたとき,lightsummerはそのとき相手に伝えたいことを,
紙に走り書きして見せてはいかがでしょうか?
それにより,あなたの言いたいことを相手に伝えることが可能です.

メモ用紙の束をいつも携えて,すぐに走り書きをしてはどうでしょうか.
きっと相手は筆談ですぐに答えるでしょう.クラスメートに対しても同様です.

ノートテーカーなどに支えられるだけでなく,
自らメモを飛ばして意見を述べてはいかがでしょう.

そんなことを考えております.」

確かにな、と思った。
うちは、聴者に対して、声を使うのが当たり前になっていた。
そして、相手は当然声でかえってくる。
私は声がわからないのに。

声がわからないのなら、相手にして欲しい事、
自分もなるべくそうする工夫の大切さを改めて感じた。

近状②~ノートテイク~

2005-10-01 | 日記

今日ノートテイクでちょっとしたハプニングがありました。

初めて担当する先生の講義で、その先生がたまたま口が少し(本当少しだけどね)
読めたので、先生の顔を見ながらテイクを見る形で講義に臨みました。

そのせいか、先生は授業中に私の顔を見て
「○○さん、わかりますか?」と何回も声かけられて、
私は戸惑い、テイクの方を見ました。

そして、講義終了後、先生に
「下ばっか向くと、こっち見て!って思うんですよ」
「テイクを見ると講義に遅れる(書く速度は話す速度に追いつかない為)ので、
こっち見てくださいね。」
「上を向いてるとき、ぽけっとしてて、集中してるかわからない」
(↑聞き間違い(見間違い?)あるかもしれないけど…)
と言われちゃいました。

しかも、筆談ではなく口でぺらぺらとしゃべってたので、
先生の心境はいまいち掴めないけど、どうやら私の「聞こえない」という事と
ノートテイクについて理解してなかったんだと思います…。
(先生のノートテイクの許可は取ってあるはずなんだけどね)

私も
「私は上を向いて、授業の雰囲気や黒板を見て、テイクを見て臨んでます」
「遅れるのは仕方ない事と思います」
と言ったんだけど、先生は納得行かないまま、話し終えました。

一部始終を見た友達は「勘違いしているのかね?」と苦笑い。
こんな些細な一言だけど、私は嬉しかったです。
私を理解してくれてるからこそ、言ってくれた言葉と思います。
一年の初めでは私の大学の人にこういう言葉をかけられるのは
考えられなかった事なのです。

そのまま、友達と仲良しのテイカーさんと先生や卒論の話で楽しく昼食♪
そういえば、テイカーとご飯するのは初めてで、ちょっぴり感動☆笑

うちの大学で、ノートテイクという活動が一つのバイトとして済ませるのはもったいない。
それだけじゃなく、テイカーやろう学生の交流や反省会みたいなのあっても良いと思う。
学生課にも言ったけど、「考えてみます」という一言。
実現できるといいなあ…

ちなみに、先生に関しては
(テイカーさんのアドバイスも含め)私の「聞こえない」についてとノートテイクについて簡単に書いて、挨拶風に手紙を書こうと思います。今は文を考え中。
なんかアドバイスあれば是非是非お願いします


少しずつ、色んな人とお互いに理解を深めて行こう。
焦らずに…。