ブエナビスタ号の娘達
ソシアルクラブ (牝 2015 栗毛 キングカメハメハ) 4勝を土産に本年から繁殖
タンタラス (牝 2016 鹿毛 キングカメハメハ) 3勝
偉大な母に比べられるが、4勝・3勝はりっぱと褒められる成績、
中央で6歳・5歳まで走る頑健さと新馬から古馬になっても勝つ気力、
この要素は繁殖としてのストロングポイント、楽しみなブエナのお仔達です。
まぁ~コアなファンが多い血統なので一口を取るのは非常にムツ゛カシイ・・・
もうすぐブエナビスタもお祖母ちゃん、
第1仔コロナシオン号出産予定です。
京都新馬応援に出掛けました、ドキドキわくわくが歓喜に!勝利に沸くファンの中の一人でいられた事に感謝。
シーザリオ号の死因について中日スポーツから拝借
獣医師記者・若原隆宏の「競馬は科学だ」
2月27日にシーザリオが「子宮周囲の動脈断裂(による出血性ショック)」で旅立った。
シーザリオは、「お産」という行為の険しさをあらためて教えてくれる最期だったと思う。
人にとっても周産期は命懸けのイベントだが、生活するときの体位が人とは90度異なる多くの動物にとって、人とは別のリスクを負っている。
人は脊柱が地面に対して垂直。馬は平行な位置関係だ。この違いが、シーザリオの死因になったようなリスクを生じさせると考えられる。
動物の腹腔内臓器は脊柱と膜でつながっており、多くの動脈の枝は、この膜をたどって各臓器へ向かう。
脊柱が地面と平行な馬では、臓器は膜で脊柱からつるされている状態だ。
馬の巨大な大腸も、周産期では胎児の成長とともに大きなスペースを占めるようになる子宮も、下から支えてくれる堅い構造物はない。
巨大な臓器は、水平方向に回転するような力が加わると、動脈がねじ切れることがある。
例えば記者が学生時代、大学牧場にいた繁殖牝馬の1頭は、腸が回転し腸間膜動脈がねじ切れて死んでしまった。
人も、内臓へ走る動脈の走行は基本的には同じ構図だ。しかし、臓器を骨盤が下から支えている。
仮に大腸や子宮が、脊柱から伸びる動脈を軸に回転しようとすると、上下逆転を目指すことになる。こうしたイレギュラーな臓器の動きは、重力が抵抗してくれるので、馬の場合よりは起こりづらい。
馬の子宮は子宮広間膜という膜でつるされ、複数の動脈が走っている。牝馬では加齢と経産数に従って、ここで動脈破綻のリスクが上がることが知られている。
動脈の弾力性が失われていくなどの原因が推察されているのみで、詳細は不明のところが多い。
シーザリオも貴重な1症例として、今後の繁殖牝馬を助けるためのデータを残してくれるに違いない。これも名馬の最期の遺産になるはずだと信じ、冥福を祈りたい。
ー偉大な牝馬でした、夢を希望を沢山有難うー
ネオユニヴァース号
3月8日、けい養先である北海道新ひだか町のレックススタッドで、種付け中の事故により亡くなった21歳、種付け中の事故。
種付け中の事故で過去にカネヒキリ号も亡くなっている繁殖牝馬に陰部を蹴られたと伝えられています。