吾輩に哲学は似合わない。そんなことは自身よくわかっている。だ~か~ら~タイトルも「てつがく」と記してるやおま変化。とは言え高名な哲学者は如何にも哲学者ラシクナイ風体で哲学を語る。横丁のおっさんが言葉を噛み砕きやわらこう説くように・・・。
鷲田清一さん。元大阪大学総長、現京都市芸大学長で専門は哲学・美学。鷲田さんが横丁のおっさんや言うわけではないが(言うてる!)、明治学院大で特別講義を行い、質疑ではそのきっぱり潔い髪型(型ナシ?)同様、平明にして簡潔に哲学を解き明かした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/44/aa53845e6eace1d5c42cf71bbbc78b40.jpg)
哲学やアートで身につけられるもの・・・苦しみを感じる能力・・・
総てをゼロから見直す時代、『手放してよいもの、外せないものは何か。見究める方向感覚は哲学やアートで身につけられる』。「深く考えるのは無呼吸で潜り続けるように苦しい」と言う学生には、考えることを潜水ではなく登山にたとえ『見晴らしの良い所に登り深呼吸できる歓びがある』と。作家の高橋源一郎さんも『空気の薄い所を通らないと空気の有難味は分らない。人間には苦しみを感じる能力がある、と考えよう』と補足した。
分断が進む社会・・・ひとりひとり「どうつながれるか」
明治学院大は安保法制に対する抗議行動で一躍名を馳せた「SEALD's」発祥の地。行動に参加している学生から「鷲田さんにとってデモクラシーとは何か?」と問われ、『社会が過剰に統合されている時は 異なる ことをベースに民主主義を考える。しかし今のように分断が進むと どうつながれるか が大事だ』。そして『哲学には人の心をわしづかみにする言葉が散らばっている。そうした言葉について考えると自分の世界が変わる』と。
著書名もご子息の名前もユニーク
著書名「てつがくを着てまちを歩こう」「普通をだれも教えてくれない」「死なないでいる理由」「教養としての [死] を考える」からも何となく人物像は浮かぶ。髪型は兎も角、年齢はわが主人と変わらない。なお金沢21世紀美術館キュレーターとしてご活躍の鷲田めるろ氏(哲学者メルロ・ポンティより命名)、「花子とアン」ほかNHKの敏腕ディレクターで知られる安達もじり氏(画家モジリアニより命名)はご子息である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/50/5b8a6babed205894de3229a77e7cddc1.jpg)
グチのひとつも言いたくなるぜよ
あぁ~あ、月が変ればツキ!に恵まれると思ったのに、今日からまた主人の帰省に「同行せよ!」だってさ。カレンダーの猫たちが羨ましいぜ、ったく・・・。まぁ、主人も細君も大変!なのであましに文句は言えんけど、けどけどけどけど・・・なぁぁぁ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9a/3d88f54ca2cec24bcb28a568294cb970.jpg)
Deep River
吾輩の哲学を語る代りにニグロ・スピリチュアルをおくる。この「Deep River」とはヨルダン川・・・新約聖書に記された神聖な川である。奴隷として鎖につながれた黒人たちが「あの川の向こうに自由がある」と、神の国への渇望と祈りをこめて歌った。
【補遺】… 2023.2.27 記
「Deep River」… 改めて聴き 唸るように "うねり" のように響くバスの音色が心にしみる。
学生時代に歌ったことがある。この "うねり" がなかなか出せないのだ、なかなか…ね。
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
鷲田清一さん。元大阪大学総長、現京都市芸大学長で専門は哲学・美学。鷲田さんが横丁のおっさんや言うわけではないが(言うてる!)、明治学院大で特別講義を行い、質疑ではそのきっぱり潔い髪型(型ナシ?)同様、平明にして簡潔に哲学を解き明かした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/2d/9f6fad18119aef38efba15465886fc41.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/44/aa53845e6eace1d5c42cf71bbbc78b40.jpg)
哲学やアートで身につけられるもの・・・苦しみを感じる能力・・・
総てをゼロから見直す時代、『手放してよいもの、外せないものは何か。見究める方向感覚は哲学やアートで身につけられる』。「深く考えるのは無呼吸で潜り続けるように苦しい」と言う学生には、考えることを潜水ではなく登山にたとえ『見晴らしの良い所に登り深呼吸できる歓びがある』と。作家の高橋源一郎さんも『空気の薄い所を通らないと空気の有難味は分らない。人間には苦しみを感じる能力がある、と考えよう』と補足した。
分断が進む社会・・・ひとりひとり「どうつながれるか」
明治学院大は安保法制に対する抗議行動で一躍名を馳せた「SEALD's」発祥の地。行動に参加している学生から「鷲田さんにとってデモクラシーとは何か?」と問われ、『社会が過剰に統合されている時は 異なる ことをベースに民主主義を考える。しかし今のように分断が進むと どうつながれるか が大事だ』。そして『哲学には人の心をわしづかみにする言葉が散らばっている。そうした言葉について考えると自分の世界が変わる』と。
著書名もご子息の名前もユニーク
著書名「てつがくを着てまちを歩こう」「普通をだれも教えてくれない」「死なないでいる理由」「教養としての [死] を考える」からも何となく人物像は浮かぶ。髪型は兎も角、年齢はわが主人と変わらない。なお金沢21世紀美術館キュレーターとしてご活躍の鷲田めるろ氏(哲学者メルロ・ポンティより命名)、「花子とアン」ほかNHKの敏腕ディレクターで知られる安達もじり氏(画家モジリアニより命名)はご子息である。
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グチのひとつも言いたくなるぜよ
あぁ~あ、月が変ればツキ!に恵まれると思ったのに、今日からまた主人の帰省に「同行せよ!」だってさ。カレンダーの猫たちが羨ましいぜ、ったく・・・。まぁ、主人も細君も大変!なのであましに文句は言えんけど、けどけどけどけど・・・なぁぁぁ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
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Deep River
吾輩の哲学を語る代りにニグロ・スピリチュアルをおくる。この「Deep River」とはヨルダン川・・・新約聖書に記された神聖な川である。奴隷として鎖につながれた黒人たちが「あの川の向こうに自由がある」と、神の国への渇望と祈りをこめて歌った。
【補遺】… 2023.2.27 記
「Deep River」… 改めて聴き 唸るように "うねり" のように響くバスの音色が心にしみる。
学生時代に歌ったことがある。この "うねり" がなかなか出せないのだ、なかなか…ね。
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
鷲田さんってまだお若いのですね。
すっきりしたヘアスタイルゆえ
もう少し上の世代かと思ってました。
毎日の『折々のことば』も楽しみです。
明学の白金キャンパス、街中でちょっと狭いけど、
チャペルなどの古い建物が趣があります。
かたや戸塚キャンパスは広々とした敷地。
かつて娘が通っていました。
テーマとかけ離れたコメントで失礼しました^^;
それにしても「使えるか」とうのは哲学的発想ではないような?
鷲田さんの折々のことばは天声人語より読み応えがあったりしますね。
楽しみに読んでいるコーナーです。
しかし、ご子息の名前の由来は知りませんでした。
構造主義のメルロ・ポンティからとエコールド・パリのモジリアニからとなんですね。なぜ哲学者と画家なのか?と尋ねてみたい気がします。
ちなみに、私の学生時代の同級生に松浪信三郎のご子息がいらして、お名前が「未知世(未だ世を知らず)」だったのにはさすが!と思いました。
今回の帰省は新緑が美しい大山を見られたのでは?
行楽日和の長距離ドライブ。爽やかな青空にお天気もよく、目的地が違えば心躍るドライブだったでしょうね。
ゴールデンウィークで渋滞などに巻き込まれてシマちゃんが退屈したのでは?と心配しています。
タイトルのピンクですが、TVを見ていると鳥取はピンク色をテーマにして、ピンク色のカレーライスやピンク色の醤油があるとか、そして、蒸気機関車をピンク色にしてしまいました。
スタバがないのでスナバというカフェを開店したりと鳥取は兎角話題になります。
それでも、ピンクはやり過ぎだと思ってしまいます。
鳥取と島根は関係ないって?
ごめんなさい、お隣なのでつい混同してしまいます。
境港市の妖怪ロードを訪れるのはいつになるかなぁ~
毎回置いてきぼりじゃなく、ご主人の郷里に連れてってもらってるのですよ。
私ゃしまちゃんが羨ましいぞよ。
ドライブの旅、今日など、車の中はポカポカでござろう?
あなたのご主人様に大仙の写真を見せられ過ぎて、だんだん私も行ってみたくなってるのですぞ。
地図で見たら意外と近いやん
実は私はこういう抽象的なお話が大好き!
こういう系統の本はよく読みます(*^_^*)
ただ、普通に人と会話が出来ないんですけどね・・・
周りはみんな日本と言う国の常識に浸かって生きているので、会話が成り立ちません!
猫は人間より哲学的に生きてると思っています。
私は猫を見習いたい(*^^)v
ブログにもコメントにも書くことはないけれど哲学を語りたい。。。
大好きです(^○^)
哲学者
故・池田晶子さんの本が好きです。
コメントありがとうございました
> 鷲田さんってまだお若いのですね。
> すっきりしたヘアスタイルゆえ もう少し上の世代かと思ってました。
あそこまですっきりされると・・・年齢不詳になるんですね
妙に染めたり増やしたり?しないほうがいいのかもしれません(笑)
> 毎日の『折々のことば』も楽しみです。
偉人の難解な言葉を噛み砕いてご紹介されると思えば
居酒屋で耳にされた言葉「仕事はお芝居でしょ」(2日付)を紹介されたり・・・。
「仕事は・・・」の解説として、バスカルの「パンセ」の次の言葉を添えてはりました。
『仕事も学問も遊びもみな、自分!という存在の空しさに向き合わないで済むよう
意識をたえず他のものへと散らしておくための気晴らしに過ぎない』。
> 明学の白金キャンパス・・・かつて娘が通っていました。
「SEALD's」ですっかり学名を上げましたね
拍手をおくりたいと存じます
> テーマとかけ離れたコメントで失礼しました
もともと「テーマ」と言えるほどのものはなく・・・
心なごむコメント、ありがとうございました
久しぶりにコメントくださりありがとうございます
> その記事は図書館で読んで興味深かったのでコピーして帰りました。
> それにしても「使えるか」というのは哲学的発想ではないような?
「使えるか」は・・・実用としての学問には 第一義的に大切な要素だと思います
私、高校時代に友人数人と「器」なる同人誌をつくりました。
その誌名はデューイの「道具主義」にちなむものでした。
書いたものが社会に幾らかなり有用であるようにとの思いをこめて・・・。
若さというものは怖いもの(羞かしさ?)知らず!です(笑)
> 鷲田さんの折々のことばは天声人語より読み応えがあったりしますね。
> 楽しみに読んでいるコーナーです。
様々な「ことば」がつぎつぎ紹介されますが、
その短いコラムを読み終えると いずれもまるで鷲田さんのことばのように・・・。
> ご子息の名前の由来は知りませんでした。
> 構造主義のメルロ・ポンティからとエコールド・パリのモジリアニからとなんですね。
> なぜ哲学者と画家なのか?と尋ねてみたい気がします。
鷲田さんがまだ20代前半に命名されたのですが、
さぁ・・・由来はわかっても そこにこめられた思いは・・・存じません。
なお ご子息はいずれも愚息の中高の先輩と後輩です。
> ちなみに、私の学生時代の同級生に松浪信三郎のご子息がいらして、
> お名前が「未知世(未だ世を知らず)」だったのにはさすが!と思いました。
松浪さんはサルトルを広く紹介された方
サルトルは我々?世代に影響を与えた哲学者の何本かの指に入りますね。
まぁ たくさん読んで傾倒した人ばかりではなく雰囲気だけ傾倒した人も含めて・・・
未知世さん、お父様の後を継いで仏文をされているところが・・・ニクイ!(笑)
なお余震やまぬ九州からのコメントありがとうございます
> 私もテーマとかけ離れたコメントです。
pukarikoさんにレスしたとおり テーマという程のものは有馬温泉です
> 今回の帰省は新緑が美しい大山を見られたのでは?
> 爽やかな青空にお天気もよく、目的地が違えば心躍るドライブだったでしょうね
残念ながら道中は気が重く気分の滅入るドライブでした
でも 不思議ですね、米子道に大山の姿が現われると自然に心が晴れました。
> ゴールデンウィークで渋滞などに巻き込まれて
> シマちゃんが退屈したのでは?と心配しています。
シマはいい子ですよ
出発前に必ず出すべきものは出しますし(笑)
道中3回SAで休憩しますが、SAに入るや妻の膝からケージに自主的に移ります。
> タイトルのピンクですが、TVを見ていると
> 鳥取はピンク色をテーマにして・・・蒸気機関車をピンク色にしてしまいました。
はい、地元のニュースでも繰り返しそのシーンが放送されていました
ピンクの蒸気機関車は、10日ほどで元の黒に戻されると聞き???でありました。
> スタバがないのでスナバというカフェを開店したりと鳥取は兎角話題に・・・
> 鳥取と島根は関係ないって?
> ごめんなさい、お隣なのでつい混同してしまいます。
あのぅ・・・スナバもピンクも鳥取、
私の郷里は島根県ではなく 鳥取県(境港市)でござります
昔々 東京の予備校で夏期講習を受けた際、地理の講師が
「鳥取と島根の位置関係を知らない高校生が多い」とか
「とっとりけんを取鳥県と書く高校生がいる」と言うのに・・・えぇ? ほんと~?
まぁ 残念ながら国民の7~8割がそうなのではないでしょうか・・・
> 境港市の妖怪ロードを訪れるのはいつになるかなぁ~
さぁ いつでしょうか(笑)
忘れようとして思い出せなくなる前に お訪ね下さいませ
コメントありがとうございます
> 何をボヤいてるんですか?
> 毎回置いてきぼりじゃなく、ご主人の郷里に連れてってもらってるのですよ。
まぁ 猫は「家につく」動物ですからねぇ
今は 自分の家に帰って・・・大きな顔、否、安心した表情でくつろいでいます。
> 私ゃしまちゃんが羨ましいぞよ。
> ドライブの旅、今日など、車の中はポカポカでござろう?
シマが『コンさん。なんなら代りましょうか?』って言うてます
> あなたのご主人様に大仙の写真を見せられ過ぎて、
> だんだん私も行ってみたくなってるのですぞ。地図で見たら意外と近いやん
「大仙」ではなく 「大山」で~す!
大山は霊験あらたかな山・・・思い立ったが吉日、ぜひオットーさんとお二人で!