少し早いですが、9月のカレンダーをUPします。いつもながら写真のようにリアルで美しいQPの絵に癒されつつ、9月早々に腎がんの術後6年(+2月)検診を控え、意気地なくも やや(かなり?)気分が塞ぎがちで・・・これが今月最後の更新になりそうです。
術後5年を経てCT検査は現在1年毎。腎がんの寛解は10年!とされますが、術後2年迄の3月毎から較べると落ち着きました。しかし1年も間が空くと「何か異変が起きていないか」「再発or転移しているのではないか」と妄想?(不安!)にかられます。
不思議なもので、検診の前になるとどこかに結構!深刻な不調が現れます。肩や首の痛みがつづくと骨転移を疑い、胸や背中が痛むと肺転移を疑い・・・。今回は、2か月ほどつづく手足の痺れと痛み、そして数日前から急に現れた脇から背中にかけての痛み・・・。
漸く少し涼しい風が吹きはじめた窓辺で珈琲&読書を楽しむところですが、その心境には・・・
「再発転移を認めず」の診断をいただくと、いつもまるで嘘のように痛みが引きます。作り話、笑い話のようですが、本当です。逆に診察前は、「今回に限ってはいつもとまるで様子がちがう」「この痛みはホンモノだ」「転移しているに違いない」と。
妻がいると、「ちょっと背中が・・・」「転移かなあ」。妻は「またまた・・・」「そんな心配する暇があれば少し痩せたら?」などと・・・。が、妻はいま函館に介護帰省中、替りに?シマにそう言うてみると、「アホくさ!」と寝転んで横を向きました。ツレない奴!
ここでこの項を終わり、UPするところでした。ところがつい先刻、或るがん友のブログを読み加島祥造さんの詩「受いれる」と重なる世界を垣間見ました。改めて詩集を開き塞いだ心が「You raise me up」のように励まされました、窓からの風とともに・・・。
加島祥造「受いれる」(小学館 2013.7.3 初版)
『受いれる/すると 固くこわばっていた体に 柔らかさが戻る・・・受いれる/すると 自分の心が 意外に広いと気づく・・・人の気持ちがわかってくる・・・自分の根にある 明るさに気づく・・・悲しみを受いれるとき 苦しみを受いれるとき 「受いれる」ことの ほんとうの価値を知る・・・悲しみを受いれる 苦しみを受いれる 恐ろしさを受いれる 悔しさを受いれる・・・そんなことできないと思う自分を 受いれてみるといい そうする自分は 悲しみや苦しみの外にいる 恐ろしさや悔しさの外にいる・・・たっぷり喜んで生きる人は 悲しみや怒りを受いれる たっぷり生きる人は 死を受いれる 受いれない癖のついた人は 喜びも受いれなくなる・・・・・・受いれる/そうすると 自分が 愛すべき存在だと知る 涙ぐましい存在だとも・・・すると 自分にも 周りにも 優しさが広がる・・・運命の流れは変わるだろう 少し深くなり 少し静かになり 前とは少しちがった方向へ行くだろう・・・偶然は どこか高いところからくる どこか深いところからくる それは私たちを 未知の領域に連れていく・・・冒険には 不安があり 驚きもある 求めているものだけを選ぶと 人生のスリルはないよ 意外な成長もね』
永住も!と思ったヴィリニュス(リトアニア)のベル・カント合唱団による「You raise me up」
【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
術後5年を経てCT検査は現在1年毎。腎がんの寛解は10年!とされますが、術後2年迄の3月毎から較べると落ち着きました。しかし1年も間が空くと「何か異変が起きていないか」「再発or転移しているのではないか」と妄想?(不安!)にかられます。
不思議なもので、検診の前になるとどこかに結構!深刻な不調が現れます。肩や首の痛みがつづくと骨転移を疑い、胸や背中が痛むと肺転移を疑い・・・。今回は、2か月ほどつづく手足の痺れと痛み、そして数日前から急に現れた脇から背中にかけての痛み・・・。
漸く少し涼しい風が吹きはじめた窓辺で珈琲&読書を楽しむところですが、その心境には・・・
「再発転移を認めず」の診断をいただくと、いつもまるで嘘のように痛みが引きます。作り話、笑い話のようですが、本当です。逆に診察前は、「今回に限ってはいつもとまるで様子がちがう」「この痛みはホンモノだ」「転移しているに違いない」と。
妻がいると、「ちょっと背中が・・・」「転移かなあ」。妻は「またまた・・・」「そんな心配する暇があれば少し痩せたら?」などと・・・。が、妻はいま函館に介護帰省中、替りに?シマにそう言うてみると、「アホくさ!」と寝転んで横を向きました。ツレない奴!
ここでこの項を終わり、UPするところでした。ところがつい先刻、或るがん友のブログを読み加島祥造さんの詩「受いれる」と重なる世界を垣間見ました。改めて詩集を開き塞いだ心が「You raise me up」のように励まされました、窓からの風とともに・・・。
加島祥造「受いれる」(小学館 2013.7.3 初版)
『受いれる/すると 固くこわばっていた体に 柔らかさが戻る・・・受いれる/すると 自分の心が 意外に広いと気づく・・・人の気持ちがわかってくる・・・自分の根にある 明るさに気づく・・・悲しみを受いれるとき 苦しみを受いれるとき 「受いれる」ことの ほんとうの価値を知る・・・悲しみを受いれる 苦しみを受いれる 恐ろしさを受いれる 悔しさを受いれる・・・そんなことできないと思う自分を 受いれてみるといい そうする自分は 悲しみや苦しみの外にいる 恐ろしさや悔しさの外にいる・・・たっぷり喜んで生きる人は 悲しみや怒りを受いれる たっぷり生きる人は 死を受いれる 受いれない癖のついた人は 喜びも受いれなくなる・・・・・・受いれる/そうすると 自分が 愛すべき存在だと知る 涙ぐましい存在だとも・・・すると 自分にも 周りにも 優しさが広がる・・・運命の流れは変わるだろう 少し深くなり 少し静かになり 前とは少しちがった方向へ行くだろう・・・偶然は どこか高いところからくる どこか深いところからくる それは私たちを 未知の領域に連れていく・・・冒険には 不安があり 驚きもある 求めているものだけを選ぶと 人生のスリルはないよ 意外な成長もね』
永住も!と思ったヴィリニュス(リトアニア)のベル・カント合唱団による「You raise me up」
【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
一人残されて、少しおセンチになっていませんか・・
大丈夫ですよ!奥様の日頃からの食事管理・デ某さん自身励んでおられる運動
間違い無しです
結果を聞いてから、グダグダを聞きたいです
巨人対阪神 今日は頂きです素晴らしい
書かれているお気持ち、すごくよくわかりますよ!
検査前の不調を感じるのも、検査後にそれがいつの間にか無くなるのも。
日頃は忘れていても、その日が近づくとだんだん不安になりますね。
これはやはり一生のお付き合いなのかなと思います(^^;
9月の検査の無事を願っています!
そしてその後も順調な経過がずっと続きますように。
きっと素敵な秋を迎えられると思っています
いつも素晴らしい音楽をありがとうございます。
奥さまは函館ですか。
デ某さん、その手と足のしびれは熱中症では?
背中の痛みは、遅れてきた筋肉痛では?
と書こうと思いましたが、毎回定期検診の前に現れる症状と分かっていらっしゃるんですね。
早く「再発転移を認めず」と言っていただきたいですね。
受いれるという詩。
受け入れるということの難しさを日々感じながら、家族と暮らしています。
なぎぃをそのまま受け入れることのできない夫。
受け入れていると思っているのに、こころがすれ違って傷つけてしまう私。
受け入れるという修行は終わりがないのかもしれません。
涼しい風に、今日はエアコンが要りませんでした。このまま秋になってくれたらいいのにね。
体調も今週は、おや?この痛み何?とかあって、いらぬ心配をしてしまうんです。
デ某さんの気持ち知ったら同じだ〜 お仲間だ〜って楽になりました(^q^)
早く結果を聞いて、不調吹き飛ばしたいものです!
デ某さんも、不調吹き飛ばしましょうね😉
ふじのりんごさん
コメントありがとうございました
> どうしましたか~~
> 一人残されて、少しおセンチになっていませんか・・・
がんの「術後検診症候群」の一つで「一過性仮性鬱症」と言われています(ウソです)
一人ですけど 「プラス一匹」いますので なんとか・・・。
> 大丈夫ですよ!
> 奥様の日頃からの食事管理・デ某さん自身励んでおられる運動 間違い無しです
或る方から同様のメールをいただきました
食生活も運動も優等生なんですが、いざ!って時に優等生はダメなんですよねぇ。
「好きなものを好きなだけ食べ好きなように生き・・・死ぬときは死ぬ」って不良?の方が
いざ!って時に ず~っと強いような気がします
でも私は育ちが邪魔して不良になりきれまセ~ヌ河
> 結果を聞いてから、グダグダを聞きたいです
そのお言葉・・・凄い! りんごさんの「りん語」録に!
結果は検査の一週間ほど後になりますが、その時は思いっきりウダウダいたします。
ガックシきてヤケのやんぱちの際は・・・4649!
> 巨人対阪神 今日は頂きです素晴らしい
ナンタルチア サンタルチア メゲメレーデ ヤケクソーラ!
巨人の女神サマにうかがうと 「いまにザマアごらんあそばせにしちゃります」由。
すべてはクライマックスシリーズです
コメントありがとうございました。とても嬉しく、そしてなんだかホッとしました
> デ某さん、お久しぶりです。
いつもSimcoさんブログを訪ねていますが、コメント書いては消し・・・でした
> 書かれているお気持ち、すごくよくわかりますよ!
> 検査前の不調を感じるのも、検査後にそれがいつの間にか無くなるのも。
3月毎、6月毎のときも、勿論!不調にはなりましたが
初めての中1年の今回は、これ迄とは些か・・・
> 日頃は忘れていても、その日が近づくとだんだん不安になりますね。
> これはやはり一生のお付き合いなのかなと思います(^^;
Simcoさんの「転移の兆候」記を我が身に置き換え
寝汗かぁ、此頃あるなぁ・・・
寝ていて足がつる!・・・あるある! と言った具合です。
今回とりわけ腋~背中の(表面あたりですが)痛みが気になります。
ただ 1年余つづいた寝返りさえ辛い右肩の痛みは 漸く解消しました。
・・・なんだか自分でもよくわかりません(笑)
> 9月の検査の無事を願っています!
> その後も順調な経過がずっと続きますように。
> きっと素敵な秋を迎えられると思っています
Simcoさん ありがとうございます
Simcoさんも治験が順調に進みますよう心から祈っています
北海道には妻の実家もありますので、
いつかお会いできる機会に恵まれれば・・・と願っています。
そろそろ秋の気配が漂い始める北海道、
健やかにお元気に ハマーさんとの愉しい鳥見の日々でありますように!
いつもコメントありがとうございます
> 美しい合唱に癒やされます。
> いつも素晴らしい音楽をありがとうございます。
旅ブログで知り合った方がヴィリニュスを再訪され、オペラをご覧になった由
いろいろ検索していたら、
ヴリニュスのヴァイジラ劇場で演奏しているベル・カント合唱団のYou tubeを発見?しました。
> 奥さまは函館ですか。
はい、今回は12日間、来月2日まで、入院中の母親に付き添います。
その後(退院後)のことをどうするかも、大きなミッションになります。
> デ某さん、その手と足のしびれは熱中症では?
> 背中の痛みは、遅れてきた筋肉痛では? と書こうと思いましたが・・・
痺れは最近1~2か月、時々襲う痛みはもう数か月ですが
熱中症も筋肉痛も・・・アリ!でしょうねぇ。アリ!であれ!ってところです(笑)
> 毎回定期検診の前に現れる症状と分かっていらっしゃるんですね。
> 早く「再発転移を認めず」と言っていただきたいですね。
検診のたびに 痛みも痛む箇所も異なるんです、なぜか・・・
「再発転移を認めず」は魔法の一言!ではありますが、
診察前は 悪魔の一言!がよぎるんですよねぇ
> 受いれるという詩。
> 受け入れるということの難しさを日々感じながら、家族と暮らしています。
受いれる・・・「受け容れる」でも「受け入れる」でもなく「受いれる」。
読みながら・・・「受」と「いれる」の微妙な「間隔」がいつの間にか心のリズムになります。
リーのママさんにはどうなのでしょうか・・・。
> なぎぃをそのまま受け入れることのできない夫。
> 受け入れていると思っているのに、こころがすれ違って傷つけてしまう私。
> 受け入れるという修行は終わりがないのかもしれません。
この詩はほんとうに長く、一冊ほぼすべてが「受いれる」とも言えます。
『ダメな自分を受いれるのは<はじめの自分>なのだ/それは多くの人たちにはよくわからないことだ/でもね わからないまま自分なりに受いれて やすらいでいる/そういう人は その人なりの人生の智慧をもつ』『どんな多様な変化も一つずつ来る/一つの変化を受いれて 消化することだ/受いれずにいて 次の変化と重なると ちょっと重くなる/さらに変化が重なると とても消化しにくくなる/体でも心でも 自分で変えられる 変えてゆく/自分で変えられないものは 受いれる/簡明きわまる原則だ/でも 役に立つ智慧だよ』
> 涼しい風に、今日はエアコンが要りませんでした。
> このまま秋になってくれたらいいのにね
私のところでも今日はエアコンなしでした
体も心もとても歓んで受いれました
このまま そのまま 秋になればいいですね。
夏バテのくる頃・・・どうかお身体たいせつにお過ごしくださいね
コメントありがとうございました
> 私も、来週11ヶ月結果聞きです。
はい。存じていました
> 今回は、大丈夫と思いつつ、なんかいつもより不安がチラつきます。
今回は!であったり 今回も!であったり いろいろですが・・・
> 約一年だからでしょうか。
> 体調も今週は、おや?この痛み何?とかあって、いらぬ心配をしてしまうんです。
最初の1か月と3か月、つぎに1年、そして3年・・・と 確かに節目はありますね。
少しずつ鍛えられ強くなり その一方で知識が増えるにふさわしい心配も増え・・・。
> デ某さんの気持ち知ったら同じだ〜 お仲間だ〜って楽になりました(^q^)
norikoさんのお気持ちが楽になられたとすれば、このブログ記もそれなりに・・・
私も 寄せられるコメントやメールの一つ一つに 気持ちが和んでいます
> 早く結果を聞いて、不調吹き飛ばしたいものです!
> デ某さんも、不調吹き飛ばしましょうね
ほんと!ほんと!
ノリ!ノリ!norikoさんで ともに乗り切りましょう
昨日の朝は、夜中〜朝方の雷と大雨のせいか、
幾分か涼しく感じられました。
QPさんの9月のコスモス…大好きな花です。
心地よい季節が訪れるのが楽しみです
検査の間隔が空くのは喜ばしい事だけど、
それ故に不安も大きくなる…ですよね。
でもね。来月の検診もきっと!きっと!
クリアできますよ。大丈夫です🍀
加島祥造さん「受け入れる」の詩。
今の自分の心の中に深く入り込みました。
あの日の出来事が忘れられず、今も「受け入れる」事ができているのか自分でもわかりません。
でもね…詩のように「受け入れる事の本当の価値」をいつかは知ることができるように、
少しずつ歩いていければ…って思います。
そろそろ裏路地からは、
虫の音が聞こえてきましたね。
シマくんとお二人静かな夜を過ごしくださ〜い
デ某さんと同じ病になってしまったら
もっと悲観的になってしまいそうです。
年に一度の健康診断の数値でさえも気になりますから。
「受いれる」・・・。
こんなことがすんなりできれば
もっと楽に生きていけるでしょうね。
これは受け入れることができても
あれは受け入れることができないetc
人生やっぱり一筋縄ではいきませんデス。(^^ゞ