「花を愛でる」ことに幾らかなり目醒めさせたのは、雨に光る紫陽花と雪に映える蝋梅でした。今冬はまだ雪を被った蝋梅にお目にかかっていませんが、日ごと膨らみ艶をまし匂う蝋梅に見とれています、窓越しに妻とシマジロウの訝かし気な視線を浴びつつ・・・。
久保田早紀「異邦人」。30代初めに聴いた筈ですが、もっとず~っと前に聴いていたような気がします。エキゾチックな雰囲気ながらどこか子守唄のように聴いていました。この曲の数年後、岩崎宏美「聖母たちのララバイ」を聴き・・・やっぱり!と思いました。
その久保田早紀さんを久しぶりにEテレ「明日も晴れ 人生レシピ」で視ました、タイトルは『名曲“異邦人”を超えて』。この曲でデビューされたのは21歳、そして現在59歳でいらっしゃいます。その間38年ながら私の中にいささかのブランクもありません。
曲名は「旅人」「エトランゼ」など幾つかの案から彼女自身は「あり得ない」と思った「異邦人」に決まります。彼女自身が作詞作曲した作品とはいえレコード会社によって大幅に書き換えられ、タイトルも彼女の意とかけ離れていましたが、大ヒットします。
ちなみに「異邦人」という言葉は、聖書に100も200も登場します。「異国の人」という意味ではなく「いまだ神を知らない人々」の意だそうです。「歎異抄」で親鸞が説く「悪人・・・信仰心の乏しい人」とよく似ています。さしずめ私も異邦人で悪人・・・。
のYou tume.はデビュー当時の彼女の「異邦人」です。なんども聴いた曲ですが、歌謡番組を視ることはなく、今にして初めて視る映像です。なるほどエキゾチックな容貌が曲想によく似合う一方、彼女自身はこうした「造り」に違和感があったのだと思います。
水着で写真を撮られることも拒否した彼女ですから、歌謡界には違和感があったのでしょう。1984年、結婚を機に歌謡界からリタイアしました。その後、敬虔なキリスト教徒として神学校でキリスト教を本格的に学び、音楽伝道師として再び歌い始めます。
かつて或る作曲家から「ティッシュペーパーのような音楽を作ってもつまらない」と言われた言葉は、彼女が今も時々思い返す印象的かつ衝撃的な言葉であった由。反論もありそうな含蓄ある言葉ではあります、音楽に限らず映画であれ小説であれ絵画であれ・・・。
教会で開かれる小さな集いで彼女は語り歌います。神様の教えを『私は100人、200人の人々には伝えられないかもしれません。でも10人、20人の方には伝えられるような気がします』と。それは久保田早紀としてではなく、音楽伝導師の久米小百合として・・・。
音楽伝道師 久米小百合の歌う「異邦人」「You Raise Me Up」
ブログ村はじめブログ界にランキングサイトがあります。様々なカテゴリーに分かれ、アクセスした人数・閲覧回数などが日・週単位にランキング表示されます。目次がわりになれば・・・と私も登録していますが、少し疲れます。そのようにされてしまいます
時にカテゴリーの中で違和感覚え、そこにいる自身が「異邦人」に思えます。「異国の人」「未だ神を知らない人」ではなく「そこにいてもいいのか?」と思う異邦人として漂流しています。でもまあそれはそれ、貧しい拙庭を明るく彩る蝋梅を愛でるとします。
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【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
久保田早紀「異邦人」。30代初めに聴いた筈ですが、もっとず~っと前に聴いていたような気がします。エキゾチックな雰囲気ながらどこか子守唄のように聴いていました。この曲の数年後、岩崎宏美「聖母たちのララバイ」を聴き・・・やっぱり!と思いました。
その久保田早紀さんを久しぶりにEテレ「明日も晴れ 人生レシピ」で視ました、タイトルは『名曲“異邦人”を超えて』。この曲でデビューされたのは21歳、そして現在59歳でいらっしゃいます。その間38年ながら私の中にいささかのブランクもありません。
曲名は「旅人」「エトランゼ」など幾つかの案から彼女自身は「あり得ない」と思った「異邦人」に決まります。彼女自身が作詞作曲した作品とはいえレコード会社によって大幅に書き換えられ、タイトルも彼女の意とかけ離れていましたが、大ヒットします。
ちなみに「異邦人」という言葉は、聖書に100も200も登場します。「異国の人」という意味ではなく「いまだ神を知らない人々」の意だそうです。「歎異抄」で親鸞が説く「悪人・・・信仰心の乏しい人」とよく似ています。さしずめ私も異邦人で悪人・・・。
のYou tume.はデビュー当時の彼女の「異邦人」です。なんども聴いた曲ですが、歌謡番組を視ることはなく、今にして初めて視る映像です。なるほどエキゾチックな容貌が曲想によく似合う一方、彼女自身はこうした「造り」に違和感があったのだと思います。
水着で写真を撮られることも拒否した彼女ですから、歌謡界には違和感があったのでしょう。1984年、結婚を機に歌謡界からリタイアしました。その後、敬虔なキリスト教徒として神学校でキリスト教を本格的に学び、音楽伝道師として再び歌い始めます。
かつて或る作曲家から「ティッシュペーパーのような音楽を作ってもつまらない」と言われた言葉は、彼女が今も時々思い返す印象的かつ衝撃的な言葉であった由。反論もありそうな含蓄ある言葉ではあります、音楽に限らず映画であれ小説であれ絵画であれ・・・。
教会で開かれる小さな集いで彼女は語り歌います。神様の教えを『私は100人、200人の人々には伝えられないかもしれません。でも10人、20人の方には伝えられるような気がします』と。それは久保田早紀としてではなく、音楽伝導師の久米小百合として・・・。
音楽伝道師 久米小百合の歌う「異邦人」「You Raise Me Up」
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時にカテゴリーの中で違和感覚え、そこにいる自身が「異邦人」に思えます。「異国の人」「未だ神を知らない人」ではなく「そこにいてもいいのか?」と思う異邦人として漂流しています。でもまあそれはそれ、貧しい拙庭を明るく彩る蝋梅を愛でるとします。
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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
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かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
きっと兄も好きだったんだと思うのです。だって、兄の長女は早紀て名付けてましたから(直接聞いたわけじゃないのですけどね)
コンさん
コメントありがとうございました
> 可愛くて、歌も印象的で好きでした。
当時は専ら「耳から」知る久保田早紀さんでした。
You tube.にUPされている彼女の旧い映像を視ると、
「いかにも芸能人」といった雰囲気がまるでありません。
無垢で愛おしく とても良い印象を受けます。
> きっと兄も好きだったんだと思うのです。
> だって、兄の長女は早紀て名付けてましたから
まあよくあることです
私には男の子しかいませんから そんなことはあり得まセーヌ河ですが、
女の子であれば「さと」と決めていました
壇ふみさんの妹さんのお名前が「さと」で、妻と相談してそのように決めていました。
当時は生まれるまで男の子か女の子かわかりませんでしたから、
私も妻も女の子とばかり思い、お腹の子にしばしば「さとちゃん!」と声をかけていました
来月16日までにお兄さんに確かめておいてくださいね
今頃!夫婦喧嘩になったら困る!と 仰らないかもしれませんが・・・
好きになりました・いい曲ですね・
違和感がおありに・・ご本人のおきに
いられた曲でなくてなんだか残念です・
ステキなのにな・・と思いました。
容貌もほんとにエキゾチックでかわいらしい
かたですね。キリスト教ですか~、。
私も浄土宗なので異邦人です^^
浄土宗のわりにクリスマスケーキなど
食べてしまいますが(笑)蝋梅は
私も思い出深い花です。離婚後に
両親が京都に旅行につれていってくれ、
そこで苗木を買って持ち帰った
蝋梅はいまも実家のベランダで
生きていてくれます。小さすぎて、
花が咲かないのですけれども・・かわいいです。
難しい歌ですね~カラオケでも、なかなか 歌えません
上手く歌う人を尊敬の目で見てしまいます
どんな尊敬 ですが
最近、TVで懐かしい人がでてきますね
一時期、大流行りの歌手など
先日、小柳ルミ子さんが出てて 全然変わってなくてビックリしました
懐かしい歌を デ某さん、有難うございました
歌に酔ってしまいました~クラクラ
蝋梅 慈しみ 集中されて撮られた情景が見えるようです
>窓越しに妻とシマジロウの訝かし気な視線
あまりにも熱心に撮られていたのでしょう
これでもかと美しく撮られた蝋梅 見惚れています
なかなか撮り手の意のままにならない気品の蝋梅ですもの
>時にカテゴリーの中で違和感覚え、そこにいる自身が「異邦人」に思えます
デ某さんらしいなと クスッと笑っちゃいました
ごめんなさいね
kaoさん
コメントありがとうございました
> 異邦人、私は初めてききましたが 好きになりました。いい曲ですね
初めて聴く....と聞きますと(笑) ジェネレーションギャップを感じるところです
でも初めて聴いて「好きになりました」と聞くと、
そこには或る種のアイデンティティがあるのかもしれません
> 違和感がおありに・・ご本人のおきにいられた曲でなくてなんだか残念です
勿論!彼女も思い入れのある曲ですから 今も!何処でも!この歌を歌っていらっしゃいます
ただそこはやはり商業ベース、馴じみにくいことも多々おありだったのだと思います
> 容貌もほんとにエキゾチックでかわいらしいかたですね。
それから40年近くを経てお隣の優しいおばさん風になられました(失礼かも...)
> キリスト教ですか~ 私も浄土宗なので異邦人です
私も仏教徒(曹洞宗)ですが、深く考えません
でも宗教を問わず信仰心は大切かなぁと思います。
> 浄土宗のわりにクリスマスケーキなど食べてしまいますが(笑)
ご遠慮なく食べてしまってください
ケーキ屋さんはイエスさんに足を向けて寝られない筈ですが、足向けて寝てはると思います
日本では殆どのケーキ屋さんが仏教徒でしょうから...(笑)
心おきなく食べてしまってください
> 両親が京都に旅行につれていってくれ、そこで苗木を買って持ち帰った蝋梅
それは思い出深い蝋梅ですね
もしも いつか 地植えされることがあれば、
ためた思いの丈から瞬く間にすくすく大きく育つことと思います。
> いまも実家のベランダで生きていてくれます。
> 小さすぎて、花が咲かないのですけれども・・かわいいです。
前記のとおり 木のなかにkaoさんの思い、お母さまの思いをじっとたくわえています
わが庭の花梨の木は 姉のベランダから移して地植えしましたが、瞬く間に大きく育ちました。
どうぞ大切に育ててください
ふじのりんごさん
コメントありがとうございました
> まぁ~!異邦人 久保田早紀 大好きな歌です
> 難しい歌ですね~カラオケでも、なかなか 歌えません
「なかなか歌えません」ということは、しばしば歌っていらっしゃるってことですね
> 上手く歌う人を尊敬の目で見てしまいます
りんごさん、もしかしてかなり歌がお得意では有馬温泉?
上級者が更に上級の方に向けられるお言葉かと存じます(笑)
> 最近、TVで懐かしい人がでてきますね 一時期、大流行りの歌手など・・・
三人娘(中尾ミエさん、園まりさん、伊東ゆかりさん)とか...?
> 先日、小柳ルミ子さんが出てて 全然変わってなくてビックリしました
小柳ルミ子さんとぴったり同時代で同じプロダクションだった天地真理さんも...
全然変わっていてビックリしました
小柳ルミ子さん、NHK大河!で島津候夫人として殆ど地!かもしれない名演をされています。
> 懐かしい歌を 有難うございました 歌に酔ってしまいました~
私が下戸なのを見越してカマさはりましたな(笑)
ホント!は歌にではなくお酒に酔ってでしょ?
酔いつぶれてソファに寝て お風邪など召されませんよう お気をくださ~い
三人娘ヒットパレード
https://www.youtube.com/watch?v=4vTCM6anEVY
おかあちゃんの徒然さん
コメントありがとうございました
コメントいただいたの お久しぶりですね
> 蝋梅 慈しみ 集中されて撮られた情景が見えるようです
実は寒く風も強く手がかじかみ 外に長くいられませんでした
その分 集中はしたかもしれません(笑)
>> 窓越しに妻とシマジロウの訝かし気な視線・・・
> あまりにも熱心に撮られていたのでしょう
シマもツマもちょっと皮肉な視線でありました、「なにしてはることやら」と....
> これでもかと美しく撮られた蝋梅 見惚れています
> なかなか撮り手の意のままにならない気品の蝋梅ですもの
お褒めくださり舞い上がりそうです
これでも30枚ほど撮った中からチョイスしましたので、蝋に 否! 労に免じ...。
>> 時にカテゴリーの中で違和感覚え・・・自身が「異邦人」に思えます
> デ某さんらしいなと クスッと笑っちゃいました
笑われてしまいましたか。。。
結構!真剣に悩んでいることなんですが...
でも 多少悩むぐらいがちょうど良いのかもしれませんね
ありがとうございました。
森麻季さん「You raise me up」を!
https://www.youtube.com/watch?v=Dq1pXiHKVjg
ちょっともの悲しいメロディラインに惹かれます😆
久保田早紀さん、ほぼ同年代だと思うんですが😝素敵に歳を重ねられたような気がします(^^) 歌にも余裕が感じられますね〜✨ 宗教心があるのか無いのか自分でもよくわからない私なのですが、彼女の歌声を聴きにいってみたくなりますね。
蝋梅も大好き。先日大和文華館で敷地内の蝋梅の可憐な花と優しい香りに大いに癒されたところです😊
それにしても冷えますね😅
暖かくしてお過ごしくださいね✨
えりこさん
サプライズ!コメントありがとうございました
コメントのタイトルの「〇〇〇な曲です」の「〇〇〇」だけに目が行ってしまいました
> 当時から。そして今も好きでカラオケに行くと必ずと言っていいぐらい(笑)歌う曲です
ふじのりんごさんのコメントは
『難しい歌ですね~カラオケでも、なかなか 歌えません』でした。
えりこさんのカラオケレベルの高さを思います
> ちょっともの悲しいメロディラインに惹かれます
それぞれの心象風景に応じ曲想が様々に溶けこむのでしょう
私の場合、岩崎宏美さん「聖母たちのララバイ」同様、なぜか子守唄のように....
> ほぼ同年代だと思うんですが、素敵に歳を重ねられたような気がします
はい。仰るとおりです、えりこさんも!
> 歌にも余裕が感じられますね〜
はい。アルトのように優しくのびやかなソプラノ....
> 宗教心があるのか無いのか自分でもよくわからない私なのですが、
> 彼女の歌声を聴きにいってみたくなりますね。
今出川のチャペル、アッセンブリーアワーで....
> 蝋梅も大好き。
> 先日大和文華館で敷地内の蝋梅の可憐な花と優しい香りに大いに癒されたところです
大和文華館・・・行ってみたいです
御所(御苑)にも梅・桃の林の中に結構!蝋梅がありますよ。
> それにしても冷えますね 暖かくしてお過ごしくださいね
ほんと!冷えます
こちらでも先刻 粉雪が舞いました
緑なす春の日のそよ風を思いつつ....フォレスタ「雪の降る街を」。
https://www.youtube.com/watch?v=WddN6Bw0RNA