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主人の思考回路
数年一つ屋根の下に暮らして主人の思考回路がわかった。茨木のり子と言えば、詩「わたしが一番きれいだったとき」を思い浮かべるが、主人に『茨木のり子の詩で一番に挙げるのは?』と訊くと、案の定!『その時』と返る。その時!にはまだ早かろうに・・・。
茨木のり子 「その時」
セクスには/死の匂いがある・・・新婚の夜のけだるさの中/私は思わず呟いた
どちらが先に逝くのかしら/私とあなたと・・・
そんなことは考えないでおこう/医師らしくなかったあなたの答・・・
なるべく考えないで25年/銀婚の日もすぎて/遂に来てしまった/その時が/生木を裂くように
「若者たち」 から 「老人たち」 へ
主人に「聴きたい歌は?」と訊くと「いっぱいあるけど "若者たち" かな」。60~70年代、団塊世代の青春の或る典型を描いたTVドラマであり映画でありテーマ曲である。その彼らも今や「老人たち」、彼らの親を介護し・・・やがて自らが介護される世代である。
「若者たち」 詞:藤田敏雄 曲:佐藤勝
君の行く道は果てしなく遠い だのになぜ歯をくいしばり 君は行くのか そんなにしてまで
君のあの人は今はもういない だのになぜ何をさがして 君は行くのか あてもないのに
君の行く道は希望へとつづく 空にまた陽が昇るとき 若者はまた 歩きはじめる
原発事故は二度と起きないか?
タイガース「廃墟の鳩」がリリースされたのは主人がまだ十代の1968年。11年後にスリーマイル島の原発事故が起き、チェルノブイリ(1986年)、福島(2011年)へつづく。この歌を思い出させる原発事故はもう起きない、二度と起きないと、言い切れるか?
「廃墟の鳩」 詞:山上路夫 曲:村井邦彦
人は誰も悪い事を覚えすぎた この世界 築きあげたユートピアは壊れさった もろくも
誰も見えない廃墟の空 一羽の鳩が飛んでる 真白い鳩が 生きることの歓びを今こそ知る 人はみな
汚れない世をこの地上に再び創るために 人は目覚めた 生きることの歓びを今こそ知る 人はみな
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なんか気にも止めてないどころか、
全く存在すら忘れてる「廃墟の鳩」が出て来るとは!
澄んだ声で歌われてるのをテレビで見たことを思い出しました!
原発に限らず、発明や進化は素晴らしいけれど、
使う側には、人間も宇宙で生かされてる存在は、猫と同じと言うことを忘れないで欲しいよね(=^ェ^=)
デュッセルドルフからのコメントありがとうございました
時差8時間・・・ぐっすりオヤスミのお時間でしょうね。
> なんか気にも止めてないどころか、
> 全く存在すら忘れてる「廃墟の鳩」が出て来るとは!
ヴォーカルとしてはジュリーより加橋かつみさん(トッポ)の方が良かったかも・・・
初期のタイガースにはこの曲のほか「花の首飾り」など名曲がたくさんありますね。
> 原発に限らず、発明や進化は素晴らしいけれど、
> 人間も宇宙で生かされてる存在は、猫と同じと言うことを忘れないで欲しいよね(=^ェ^=)
やっぱり圭佑くんの影響でしょうか、仰ることが猫イズムですよねぇ
まぁ愚かな人間たちのためにも我々猫として一層がんばりたいと思います。
ではでは・・・
私なんかは11歳で父親が死にましたが、その分人生の後半で介護というものが無縁だという所でしょうか、しかしその自分の介護を誰がしてくれるのか解りませんね。
若者たち良く私も聴きました。
今よくよく聴くと結構歌詞は根性論を言っていますね。何かを求めそれでも行けというような感じですね。
それにしても私も若い頃歌が好きだったので良く聴きました。歌にも随分救われたり教えられたりしたことがあります。
そんな歌があった人生に乾杯しようではありませんか。
健康に留意の上ご活躍を。
コメントありがとうございます
如何にも北親爺さんらしいコメントですが、
お写真で往年のイブ・モンタン風なダンディぶりを拝見してから、
書かれていることが北酒場風からシャンゼリゼのビストロ風に思えてきました(笑)
> 世の中は順番ですね。いつの世もその様な気がします。
ブロ友の六花さんは「まわりばんこ」と言う絶妙の表現をされています
生きとし生けるものの命もすべて地球を循環・・・まさに!まわりばんこです。
> 私なんかは11歳で父親が死にましたが、
> その分人生の後半で介護というものが無縁だという所でしょうか
人生は「帳尻合わせ」かなぁと思います
幸不幸、運不運 どん底があれば絶頂期もあり・・・。
みんな今!現在!に生きていますから、そうそう割り切れるものではありませんけどね。
> しかしその自分の介護を誰がしてくれるのか解りませんね
私は、介護は「はじめに公助ありき」だと考えます。
「自助」が基本だ、と言うのが常識であり良識であると考えがちですが、
その考えがある限り寧ろ「人としての倫理観」は脆弱になるような気がいたします。
「公助」を基本に、選択肢として・・・互助を! 望む人は・・・自助を!
「甘い」とのご批判を承知しつつ記しております、
そこを目指さない限り悲劇はなくなりませんし倫理も育たないと・・・。
> 若者たち良く私も聴きました。
> 今よくよく聴くと結構歌詞は根性論を言っていますね。
> 何かを求めそれでも行けというような感じですね。
なるほど・・・仰るとおり!ですね
かつて鉄道事故で亡くなられた私の直属の上司が、
亡くなる数日前、カラオケに行って みんなが演歌を歌う中
おい!おい!シラケるやないか!の声にもメゲず「若者たち」を歌った由。
やがて目に涙をためて歌っているのに気づき、みんなもいっしょに歌い始めたと・・・。
葬式のときに聞いた話ですが、以来、この歌を聴くとそのエピソードを思い出します。
> 私も若い頃歌が好きだったので良く聴きました。
> 歌にも随分救われたり教えられたりしたことがあります。
> そんな歌があった人生に乾杯しようではありませんか。
私は下戸でお酒は一滴も呑めませんが、心から乾杯
お互いの健康
それがあってはじめて、家での生活が成り立っていますので
今、まさに介護の日々者は そう思います。
障害者になってみて 少し前よりずいぶん福祉は厚くなっています。 マイナスを数えたら 哀しくなります。
だから プラスを拾って生きていこうと・・えぞをと話しています。
茨木のり子さんの詩・・一番好きな詩は 「さくら」です。
良かったら 検索してみて下さいネ。
素敵なコメントありがとうございました
ブログの更新をしている最中で気づかず失礼しました。
> 始めに公助ありきは 六花もそう思います。
> それがあってはじめて、家での生活が成り立っています
私がまだ20代だった頃、ある地方紙の老記者に
「福祉を受けている人にはエゴを主張し過ぎる人がいる」と言ったところ
「エゴを主張して何が悪い。謙虚に我慢しているよりずっと偉い。ず~っと勇気がいるんだ」
と、こっぴどく叱られました。
以来、「公助」というものに対する考え方が自分の中で大きく変わり始めた気がします。
> 少し前よりずいぶん福祉は厚くなっています。
「福祉」に対する考え方が大きく変わりましたね
「ボランティア」ということとよく似た歩みのように思います。
まだ!まだ!と思いつつ・・・。
> マイナスを数えたら 哀しくなります。
> だから プラスを拾って生きていこうと・・えぞをと話しています。
はい。時に哀しいことも拾いながら、いつもプラスを大切にと・・・
> 茨木のり子さんの詩・・一番好きな詩は 「さくら」です。
ほんとうに いい詩ですよねぇ
>> ひとは生涯に 何回ぐらいさくらをみるのかしら(「さくら」より)
一瞬!のように一斉に開花し 瞬く間に風に舞い散るさくら・・・
そんな儚さが人に「あと何回さくらを」と思わせるのでしょうか・・・。
>> さくらふぶきの下を ふららと歩けば 一瞬 名僧のごとくにわかるのです
>> 死こそ常態 生はいとしき蜃気楼と (「さくら」より)
茨木のり子さんのよう 一瞬にして名僧のように悟ることは私にはできませんが、
「生はいとしき蜃気楼」・・・少なくとも、わかった!ような気になります。
生きている時間の前と後、
生まれるまでと死んでからの時間こそが無限に長い時間ですから・・・