Back to Sapporo・その６／「12月の雨」（1983・ふきのとう）

クリスマスの脳天気さと「特定秘密保護法案」強行採決で混沌とした日本に対して、
世界中はネルソン・マンデラ氏死去で悲しみに満ちていた12月上旬。
Mandela... forever.....!


疲れた体をなんとか奮い立たせて、昼頃羽田発のANAに乗る。
眠いのにあくびばかり出て眠れない。
眠りかけた時、CAのお姉さんがドリンクサービスにやって来た。
福島・宮城両県上空で少しゆれが発生。
ジャズの機内放送を聞き流すうちに、高度を下げて着陸態勢に入った……

3ヵ月ぶりの帰札となった。
うんざりする程の快晴だった東京とは打って変わり、どんより曇り空の下を「快速エアポート」で街中に。
昼飯を食べて、心の故郷のポプラ並木に会いに行く。


…東京より気温が低い筈なのに、何故か寒く感じない。
気分が良くなってきた。
もともと自分の体質が寒冷地仕様なせいもあるが、空気が乾燥して上越国境からの空っ風が吹き抜ける関東地方のほうが寒く感じる。

独断だが、「日本で一番寒いのは…？」と聞かれると、自分は「群馬県の平野部」とさえ思ってしまう。
雪が降るところのほうが湿気がある分、身体にはこたえないのでは…と思うのだ。
実は学生時代に一度、先生の実家のスーパーのアルバイトで年末の群馬県に数日間滞在したことがあるが、駐車場のクルマの誘導など強い空っ風に吹かれっぱなしの環境で風邪を引いた経験もある。


街中を歩くと、突然振り出したみぞれ。
12月上旬の札幌は、まだ根雪になっていなかったりする。


そこで今日の一曲は、「12月の雨」 （1983・ ふきのとう）　を
ふきのとう - 「12月の雨」（LIVE)

　 　　　　　　　　作詞・作曲：山木康世
　　　　　　　　　　　　 　 初出：オリジナルアルバム『 011 』（1983、現在廃盤）。
　　　　　　　　　　　　　　ライブアルバム『ever last concert』（1992・現在廃盤）収録。






時は12月、大通公園はイルミネーションできれいだった。
外国人観光客も多く、すっかり国際的になった北海道だ。