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音楽大好き男の徒然なる日記

Taro Asoh,Japanese Shame(日本の恥・麻生太郎) Re-writed

2013-08-04 | 日記
「政治を軽蔑する者は、軽蔑すべき政治しか持つことができない」=トーマス・マン
先日自分がブログに書いた格言だが、こういうのもある。
「世の中に悪が栄えるのは、われわれがノーという勇気をもたないためである」= サミュエル・スマイルズ

ズバリ、今回の件はまさにこれの結果だ。
自分でも情けないくらいに的中してしまった。

琉球新報・社説 2013.8.1「麻生氏「ナチス」発言 看過できない重大問題だ」
“自民党、安倍政権の改憲目的は、戦時体制を整えるためにあるのかと思われても仕方があるまい。しかし、緊急事態規定がいかに権力によって乱用され、悲劇的な結果を招くかはナチス政権を見ても明らかだ。
 昨年の衆院選での自民党同様、ナチス政権も民主的制度の下で合法的に政権を奪取した。しかしその後に、かつての日本と同様に戦争への道を歩んだということを、国民は肝に銘じる必要がある。”
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-210369-storytopic-11.html

北海道新聞・社説 2013.8.2「ナチス発言 軽率で見識欠く麻生氏」
“麻生氏は落ち着いた環境での改憲を主張する中で「ワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。あの手口を学んだらどうか」と述べた。
 だが、ナチスが実権を握る過程では国会議事堂放火事件や、それに伴う緊急令の発動などがあった。謀略に満ちた体制転換だったとの歴史観が国際的に定着している。
 議会を骨抜きにし、一党支配を地方にまで徹底させ、軍事力増強による対外侵略とユダヤ人虐殺に走ったナチスの政治手法に「学ぶ」という発想が理解できない。
首相経験者としても批判を免れない。”
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/483283.html


先の選挙の大勝利後のテレビのインタビューでも、石破茂は「自民党は改憲をするために生まれた政党だ」と豪語した。
自分は選挙権を得てから、1度も自民党に投票したことはない。
こういう集団だからだ。
「原発」などの重要な政策方針を住民投票・国民投票にかけようとした時にすべて「否決」に廻って葬り、議員特権の胡坐をかいてきた集団なのだ。
だから国民の声は、未だに議員や市長・都道府県知事などの選挙でしか反映されないのだ。

例えば「あっちへは行くな、お前はこれだけやってればいい」と言って家畜のように思考や行動を厳しく縛る人間と、
「よーしよくやった、今までのAという仕事の上にBという仕事があるんだ、これもやってみるかい」と言って人の可能性を信じてなんでもやらせて見る人間と、あなたはどちら良いと思いますか?
自分は、後者のほうが断然良いと思う。
でも、自民党の国民に対する考えは、明らかに前者だと思う。
だから普通の国民投票を封殺して、自分に都合の良い「改憲だけ」に国民投票をかけようとしてるんだと思う。

自分は、景気は時の運だと思う。
今誰が為政者になろうと、高度経済成長のような景気・株価・円相場にはできないからだ。
だが、その恩恵を如何に配分するかは、その国の政府・為政者によって大きく異なってしまう。
(本当に一般国民にも恩恵の届く、分配の公正化を考えるのならば、内橋克人氏くらいの人を選ぶべきだが)

結果、この国民性にしてこの政治なんだ。
次の知事選なり市長選なり議員補欠選挙なりで自民党が敗北して麻生太郎の引責辞任などがない限り、奴らはまた繰り返すだろう。


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