名・中屋順太郎
鍛冶屋・・・兵庫県三木市「カネジュン 」光川さんが鍛えた鋸
サイズ・尺一
刻みで一番良く使うサイズが尺ーです、
何故、同じ物が二枚なのか?
それは、一枚を目立て(刃の研ぎ)に出している時に、もう一枚を使って仕事をする為。
ローテーションして使うには、同じ鋸が二枚必要になります。
それくらい、この尺ーが気に入っています(^^)
ちなみに
鋸は使いこなすのが難しい大工道具なのです。
実際に使って挽く事で必要な筋肉・神経・感覚を増やす事が大事。
単純に腕力があってもダメなのです。
不必要な筋肉がいくら有っても鋸は使いこなせない。
※ここから話しがズレます(笑)
今は丸ノコを良く使う時代なので、その大事な筋肉・神経が増えない。
だから何年経ってもノコギリが上手く挽けないパターンになる。
時代の流れの中で、仕方ない事もありますが電動工具を使う機会が増えた分だけ、大怪我も増えたような感じがします。
便利になると経験を積む必要が減り、未熟なまま一人前扱いとなる。
丸ノコのありがたみを感じる事もなく、天然ノコが上手く使え事で面倒臭い表現して嫌がる。
確かに難しい時代だけど、自分次第で良くも悪くもなる。
人の意見を聞きながら人と同じ事が正解ばかりでは無いと感じる事も大事
色々なやり方や考え方があって電動工具メインでもいい。
手道具メインの電動工具補佐でもいいし
手道具と電動工具をケースバイケースで使い分けるのもいい。
決めつけは良くない。
「今時」なんて言葉で片付けないように心掛けたい。
人には人の考え方があるから、自分の物差しが正しいなんて事は無い。
「大事なのはぶれない信念」
臨機応変に信念を貫く事は難しい。
難しいから誰にで出来る事じゃないかも?
大工を続けるには大手メーカーが決めた基準ではなく、大工の基準を大切にしたい。
私の呟きなので適当に聞き流してください♪
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私も同感です。
どんなことでも基本が大事だと思いますね。
基本、大事ですよね!
省略しすぎるのも疑問に感じますよね。
共感できる人って少ないですね(^^;;
次を楽しみにしています(^^)
道具を使いこなす必要がある物作り。
困難を克服する気持ちって大事ですね(^^)
鋸に例を摂れば、柱や梁の砂切りを目の粗い穴引きで挽くことから始めました。何とか穴引きの目立てがこなせる様になると尺一を渡され母屋や土台等の簡単な細工を任されます。
この基礎課程が無ければ、いきなり尺一や、尺の江戸刃は無理と思います。
今は弟子が乗用車でご出勤の時代・・・・穴引きの砂切りからとなると難しい物がありますね。鋸も、僕の弟子時代には既に、大工自らの目立ての出来る人は稀で、貨幣経済宜しく、目立て屋に朝夕大工の並ぶ時代でした。
目立ての周期を伸ばすべく、ハイカーボンの鋸が人気となり、従来の鑢がけの良い甘口の大工で手入れの出来る鋸は隅に追いやられたようです。昭和50年当時は、明治生まれの職人さんも健在で、手マメな人は鋸のアサリ出しや目立てが昼休みの仕事でした。
「今頃の大工は、硬い鋸を好むが、あんなのは自分で手入れが出来んだろう。手が劣るぞ~」
老職人のボヤキが今も耳に残ります。
やがて替え刃が出て、見る間に目立て屋、鋸鍛冶は衰退し、あの手打ちの鋸の目立てした後のしなやかな切れ味を知る人も少ない様です。
若い方の好い投稿を目にすることが出来ました。
ありがとうございます(^ ^)