トランプ前米大統領暗殺未遂事件は衝撃的だった。
ネット、テレビではいろいろな情報、考察が溢れている。
トランプさんが、演説中に書類を見ようと顔をほんの少し動かしたお陰で銃弾は耳をかすめたのみで急所を逸れ、彼は命拾いしたらしい。
ほんの一瞬で今は、或いは、未来はちがっていたのである。
共和党大会に姿を現したトランプさん。負傷した耳にガーゼをあてたトランプさんの背中は非常に疲れていたように見えた。
この事件でトランプさんは政治家として人間としてどのように変容していくのだろうか。この事件は米国、世界さえも変えてしまうのだろうか。
私ごとだが、数年前に不思議な経験をした。
駐車場に向かう途中、歩きながら車のキーをポケットから取り出したところ、キーにつけていた鈴の紐が切れていることに気がついた。
あれ、どうしたのだろうかと思わず足を止めた。
その刹那、軽トラックがかなりのスピードで私とスレスレのところで追い越して行った。足を止めなければ事故になっていただろう。私はゾッとした。何故、紐は切れていたのだろう。いくら考えても答えは出ない。
でも、一秒の奇跡の連続のお陰でこの世にわたしは存在しているのではないかという思いに辿り着いた。
何者かに深く頭を垂れて感謝した。
凡庸な私とは比べものにはならないが今回の事件はトランプ前米大統領の人生観をかえるものになるだろうと想像する。