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みかんのつぶやき。植物とか妄想とか愚痴とか情報のゴミ。

蝉男子たち

夏の風物詩である蝉時雨。

蝉達の命の賛歌。

地上にでて、命を次へ繋ぐことの喜びの恋の歌、

というふうに受け取っていた若い日の私。

夏がキラキラ輝いていたあの頃。


歳を重ねた今はどうだろう。

もちろん、本筋は変わらないけど、恋が

終われば、命も終わる。

その事が大きく胸に染みて、

何だか哀れに思うときもある。

キラキラの夏が何だかギラギラと残酷な夏

と思えるようになった。

存分に鳴いて命を使いきり、

土へと戻っていけるようにとどこか

祈るようなしんみりとした気持ちに

なるお年頃。


蝉時雨命の限り君探す

蝉時雨やがて土へと戻りゆく

蝉時雨雄のみ鳴くを許されて

実印を押す手を止めて蝉時雨

決断の狭間に聞こゆ蝉時雨

コメント一覧

068336みかん
ifuriさんへ
それは読み手が上手なのでは、、。
実は私は俳句が良くわからないのです。
でも、嬉しいです。嬉しくて舞い上がりそうです。
ありがとうございました。
ifuri36
実印を押す手を~の句にいちばん蝉しぐれを感じました。
実印 手をとめる 蝉しぐれ
良質のドラマ展開に唸りました🙋
068336みかん
ifuriさんへ
ありがとうございます。

蝉時雨すべては土に帰るのか

蝉時雨やがて土へと戻りゆく

と一年かけて推敲しました。(^^;
それでしょうか。だとしたら嬉しいです。
ifuri36
佳句ありますね🌿
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