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みかんのつぶやき。植物とか妄想とか愚痴とか情報のゴミ。

6月の森

ある神社は山の入り口にある。


この時期は望遠レンズ付きのカメラを持った人々がそわそわしながら山門近くの新緑の向こうを見つめる。


みんなアカショウビンを待っているのだ。


アカショウビンの鳴き声は特徴的なのですぐにわかる。


数年前に私も望遠鏡ではあるがここでその姿を一瞬見たことがある。


けれど、最近はどうだろう。

カメラマンは多いけれどたまたまかもしれないが私が訪れた時には姿はおろか鳴き声も聞いてはいない。


そう思いながらその山を通りすぎ、離れた峠に車を走らせ、林道の入り口に駐車し林道横のオオバアサガラの豪奢な白い花を見ていると、アカショウビンの囀りが聞こえて来る。


キュロロロンとトレモロを効かせたような鳴き声。多分一度聞けば誰もが忘れられないと思う。


ああ、そうか。鳥も追いかけられているのがわかったのか河岸を変えたかな。(ここには誰もいない)


林道を散策中、ずっと囀り、美しい声に聞き惚れた。多分複数いる。


そんなに鳴いて疲れないのかちょっと心配になるぐらい。


早くパートナーを見つけないとという焦りがあるのかな。


囀りを聴きながら、私も望遠レンズで撮影してみたいと思った。

メルカリで探せば安く手に入れることができるかもしれない。


そうやって森を見上げると、青い、余りにも青い樹木が見えた。

樹木の新緑は幾重にも重なって鳥の姿を隠す。


やっぱりやめておこう。私じゃ姿を捕らえるのは無理だろう。


声だけでも聞けたことが嬉しい。


梅雨の晴れ間にアカショウビンの囀りを聴きながら6月の美しい森を散策する。


夢のようなひととき。


新緑や赤い小鳥を抱きつつ










オオバアサガラ
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ハンカイソウ
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ユキノシタ
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ヤマアジサイかな 調査中
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ウツギ
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モミジウリノキ まだ蕾
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エゴノキ
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クマノミズキ
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ツクシタツナミソウ
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エゴノキ
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最後までご覧いただきありがとうございました。



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