演劇集団よろずやの第33回本公演「王征路」。過日に通し稽古も見学できて、本番まで1週間を切りました。
通し稽古の雰囲気も良くて、今から舞台撮影が楽しみになりました。
久々に新しく作った本チラシは、お客さんをたくさん呼べるだろうか。どんなにいい演技ができてもお客さんをたくさん呼べなくては宣伝美術として申し訳ないというもの。
何度か書いた事だけど、チラシをデザインする頃はまだ脚本も荒くしか仕上がっていないし出演者すら確定していない。関係者が初めて集まる初顔合わせの日に印刷が上がっていれば上々、なのが常。
その時点から先、デザインの取り消しは効かない。
後から稽古が進み、舞台の出来が日に日に良くなってきても、チラシは変えられない。こんな感じではなかった、とか、もっと練りたい、と思ってもどうにもできない。因果な仕事。
今回のデザインは長年やりたかった事を詰め込む方向に注力してます。チラシを取り巻くペーパースカルプチャー。作り文字のタイトル。文字が物に埋まるようなレイアウト。そしてパンフレットでも色々。
果たして本番まで、彼らの演技の熱に釣り合い続けられるのか?逸れたり物足りなくなったりしないか?
関係者でありながら一番客側の気持ちで本番を待つ。宣伝美術とはそういう人です。少なくとも僕はそうです。
いよいよ次週!