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新型栄養失調①

2020-07-17 08:48:00 | 日記

こんにちは

介護予防住民指導者

カワちゃんです😄

今日も当ブログをお読み頂きありがとうございます❗️

日本で今、栄養失調の人が増えていると聞いて、ピンと来るでしょうか?
「海外なら、食糧不足の国もあるけど、日本で?」と、驚かれるでしょう。

ご存知のように、日本は、食品廃棄物等としてまだ食べられるのに捨てられる食品が多い、食品ロス大国ですね。

それにもかかわらず、特に高齢者の栄養失調が問題になっています。
昔のような食糧不足や経済的理由による栄養失調じゃなく、1日3食きちんと食べているのに次のような症状の人が増えています。

・いつの間にか体重が減少
・疲れることをしていないが、体がだるい
・低体温、低血圧
・夏でも風邪をひくなど、免疫力が低下

このような傾向のある栄養失調を「新型栄養失調」といい、70歳以上の6人に1人が該当するといわれています。

厚生労働省による「平成28年国民健康・栄養調査」の結果によると、65歳以上の高齢者の低栄養が問題視され、特に女性に多い傾向が見られるとされています。さらに、85歳以上では、男女ともその割合が高くなるとされています。

そしてこの新型栄養失調こそ、「フレイル(虚弱)」に陥る大きな原因で、必要な栄養がとれていないことは、フレイルを加速させます。

新型栄養失調の原因として、高齢になると食が細くなり、食欲も減退して食事量が減ってしまうことがあります。

「健康のために」といって肉や卵、脂っこいものを避けてしまい、それで栄養不足になっている人も少なくないはずです。また、ダイエットなどの理由からご飯やパンなどを避ける糖質制限をしている人も多く、これも原因の1つです。

各種の疾患のために食欲減退から低栄養につながりますし、加齢により嗅覚や味覚が衰え、食事の楽しみが減って食欲不振を招くこともあります。
そのほか、年々増えている高齢者の一人暮らし、介護力不足、孤独感などの社会的要因、認知機能障害やうつ、誤嚥(ごえん)や窒息の恐怖などの精神的・心理的な要因も、高齢者の栄養失調に影響しているといわれています。

ご自身や、身近な人に、「フレイル」につながるこれらの傾向はありませんか?

次回は新型栄養失調②です

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