~その3 は、「虫のしわざ観察ガイド」に載っていた虫のしわざを発見したこと。
道端にカシワの葉がたくさん落ちていた。風もないのに。
よく見ると葉とドングリが付いた枝先ばかりだ
しわざのヌシは、ハイロチョッキリ(オトシブミ科)
ドングリに穴をあけ卵を産み付け、枝をチョキンと切り落とす。
殻斗に残る小さな褐色の部分が穴をあけた痕(産卵痕)らしい。
体長9ミリのヌシがすごいことをやってのけるもんだ。
ヌシに教えてやりたいことがある。
せっかく産んだ卵、ここでは車にひかれるし、少雨と暑さのせいで干からびてしまうよと。
いや、逆にヌシが教えてくれたのかもしれない。
この山でこうして生きている、と。