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ウチには、子どもが二人いて、学生、それなりに遊んでいて、好きなことをしている。でも、親からみると、「ひたむき」はなく、のほほんとしている。のほほんとできること自体が、恵まれているということなのだろう。なのに、ウチの子はそれをわかっているのだろうか。ウチのバカ子どもに、親が求めることは、何だろう。人の痛みに気付くことのできるやさしさと、「世のため、人のため」一生懸命に働く強い心かな。
もちろん、生きる糧を得るため、人は働き、代価をもらう。でも、それよりも、私は親として、あなたに知ってほしい。今、あなたは幸せであるということを。私たち夫婦は、少なくとも、あなたを愛し、親業をした。あなたは、お勉強はあまりできないが、それなりに育った。このように言うことができることが、実は幸せなことであると私は思う。(あなたも私も、自分自身の幸せに感謝しなくてはいけない。)苦しい中を頑張り生きる人の痛みを感じることができるなら、あなたは一生懸命に生き、人のために働かないといけないのではありませんか。