あいかわらず、朝からバタバタしてるのに、
そのすきまは、ぼーっとしているので
ブログの更新も、ついつい遅れがちで・・(^_^;
あっという間に2月ですよ。
2月と8月は、1年で一番苦手、でも2月は逃げるっていうから、
きっと、これまた、あっという間に3月になってくれるだろうと期待しとります。笑
ところで、
元祖消しゴム版画家のナンシー関(1962年7月7日 - 2002年6月12日)さんを覚えておいでだろうか。
もしかして若い方は、知らない人もいるかもしれないけど、
ナンシー関さんは、消しゴム版画というジャンルを切り開いただけでなく
コラムニストとしても、「そんな視点があったのかっ!」と、
鋭くも、力の抜けた文体がおもしろくて、大好きでした。
去年の年末のことだ。
大掃除やるかなーと、本棚から本を出して手に取った文庫本
「ナンシー関の記憶スケッチアカデミー」
あら、懐かしい、こんな本、いつ買ったかなあと開いたのが、運の尽き
大掃除のことは完全に忘れて、夕飯の支度の時間まで、読み込んでいた。
これは雑誌「通販生活」の人気コーナーで、ナンシーさんの出したお題を
読者が記憶だけで、絵にして送るというシンプルな投稿コーナーに入選した?
作品群だ。
これがおもしろいのですよね、
意図してないのに、前衛アートみたいな「カマキリ」や、「ひょっとこ」などの絵が
ナンシーさんの評とともに掲載されていた。
トップのお題は、カエルの絵・・ありえへん
カエルって、コルゲンコーワのキャラクターみたいに目玉が出ているのが特徴でしょう。
ところが、この世には、カエルに対して、
こういうイメージ=べたっとしていて顔があいまい
を、持つ人がこんなに大勢いるのかと驚いたものだ。
実は、コーナーの最後に、ナンシーさんの正解が消しゴム版画で描かれています。
ナンシーさんは、かわいいツチガエルをチョイスして、描かれていました。
カエルって基本かわいいのだ。
こんなカエルちっともかわいくないじゃないかっ。
(見方によってはかわいいかも)
だのにだのに、世の中には、そういうカエルが実在していたなんて。
カラパイアを読んでいたら、いたのだよ、こんなカエルが。
・・・べたっとしていて顔があいまい
何でも知ったかぶりして笑っていた自分、恥ずかしい。
しかし、「鉄腕アトム」や「牛」のように、わかりやすい正解はいいとしても、
太古の昔から生きながらえた生物には、思いがけない正解・のようなものがあるのですね。
実は人々のDNAに組み込まれた記憶が、無意識にカエルに対してこういう姿を
思わず知らずイメージした?のかもしれないと
本が出されてから22年の時を隔てた2025年になって、
インドハナガエルの記事を読んで、気づいた次第どす。
ご存命なら、ナンシー関さんも、びっくりしたことでしょう。