天空海闊

若者たちの春

「若者たちの春」
          ~とある田舎の祭りによせて

夕暮れに、ふらりと覗いた春祭り

小さな子達は影ふみをしながら家路につく

みこしを担いだ若者たちは 疲れも見せずに踊りだす

今日は一日無礼講 飲んで歌って輪になって

ぐるり ぐるり と動き出す

どこかで見た顔 知らぬ顔 指をさして笑ってる

やがてどっぷり日が暮れて それでも踊りの輪は動く

さくら並木を抜けた途端 勢い余って田に落ちた

ひるまず彼らはなお踊る 田んぼの中を笑いながら

祭りの灯火に照らされて 手足がゆらゆら動いてる

まるで歓喜に満たされた ひとつの生き物のように


私は 目眩のようなものを覚え、会場を後にした。

                      2006年 春 

コメント一覧

又じい
いらっしゃい!!コメントありがとうー(涙
すぼみかけたゲージツ家の血が海ちゃんで花開いたな~^^
早々来たよ♪ 春は、気分も風も心地いいよね。そんな感じが伝わる詩だね。 うちの家系はやっぱり芸術家系なんだぁ~って思うよね。うちもカメラをやり始めて、もぅ楽しくて仕方が無いよ。 だからカメラマン必要なら言ってね!腕あげとかないとね
又三郎
やがて花が一度に咲く?北国もいいですね~
こうなったら、ざるだろうが底の抜けたバケツだろうが
パ~と行きましょう、パ~と!!(昨日TVで見た植木等風^^
オリーブ
又三郎さん、こちらは桜はまだまだです。
私の懐はざるになってるようです(;>_<;) エーン
又三郎
言葉の葉さん、来て頂きまして、ありがとう御座います。

本当にいい季節で・・
これで懐が温かいとさらに良いのですが^^;
言の葉ブログ
さっそくお邪魔してみました。小生も今日は家の近くの桜咲く川べりでおにぎりなどパクついてみました。親子連れや若いカップルなどそぞろ歩きも軽やかでいい季節であります。まさに街全体がお祭りのようで。
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