天空海闊

沈思

・・・・・・・・・・・・
人間の道は困難で、罪と死がその糧(かて)である。
しばしば彼はやみに迷い、生まれざりしならばと、
感じることもしばしばである。
しかし彼の上には永遠に彼のあこがれと
使命が輝いている。即ち、光と精神とが。
そしてわれらは感じる、危きもの、人間を、
永遠なものは特別な愛をもって愛しているのを。

それゆえ、われら迷える兄弟には
仲たがいのうちにあっても、愛は可能である。
裁きと憎しみではなくて、
忍耐づよい愛が
愛する忍耐が
われらを神聖な目標に近づける。

ヘルマン・ヘッセ (高橋健二 訳)



*裁きと憎しみの連鎖に関与してきた
様々な存在は終息に向かいつつある。

しかし夜明けの前は最も暗くなる。

それでも和の道、気の遠くなるほどの
忍耐の道を進まなければならない。

新たな中道、愛の道を・・・

我らは共に神の子、兄弟(はらから)なのである。

コメント一覧

辻風
通常の限界を越えて許し回復させる存在やその方法論に
説得力と神性を感じます。
私など、ほど遠いですが・・・

「新日本紀行」のテーマ曲を聴くと小さなわだかまりなど
消えてゆく様な気がします。


はな みずき
追記です。
「新日本紀行」のテーマ曲いいですね~
特に歌詞が 美しいです♪
はな みずき
人類の歩みは聖書によれば非常に罪深く、御子イエスキリストの崇高な教えには到底及びません。しかし神様もイエス様も、一生懸命生きている人類が聖書に反して積み重ねた悪を、究極的な次元においてはすべて許してくださるはずであるとの結論に達しました。なにより、人類の生みの親であられるのですから

上はSOSさんの情報戦国時代と聖書的信仰という
記事の出だしの一文です。
続く内容にも深く共感する者です。

>新たな中道、
辻風さん、中道とは真の保守だという事が
私にはやっと理解できました。
俗っぽい言い方で申し訳ありません。

ヘッセの言葉はコへルトの言葉みたいですね。
「神なき時代」を享受する社会に生きていますが
(個人的には教会にも行ってません)
神の「崇高な教え」と「今」を生きる事の
ジレンマやバランスを自然体で
受け止めていいんだと言ってるようにも
思います。



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