天空海闊

誰も担うことはできない

彼女は偉大な戦士であった

愛する者が鬼と化しても

なお信じ

その魂に触れようとした

秒針が動くごとに

苦痛が増す

孤独で

絶望的な戦いに

日々小さな体で

逃げずに臨んだのだ

年下を思いやり

鎖につながれた子犬の瞳の奥に

希望を探し

その鼻に

自分の鼻を押し当てるのが

たったひとつの休息で

勇気をためる瞬間であった

だがその健気さは

最も残酷に終えた

 

その勇気に答え

その重さを担える者は

誰もいない




#背景

ある虐待死事件で、当時の近所の目撃談から感じたこと


参考



参考



…. 

 

アダージェット

 

May it be

 

コメント一覧

手風
コメントありがとうございます。

自分や他人を傷つける…

不幸の悪循環が家庭に起因する事が多い、とは良く聞きます。

これからの年末年始、悲しい事件が少しでも減ることを願うばかりです。
ボビーママ
弱い者いじめと言う言葉が日本には昔からあって、それは恥ずかしいことという認識を誰でも持っていたと思います。

それがいつの頃からか、大の大人がまだ首も座らない赤子を
気に入らないからと、叩いたり蹴ったりして殺してしまう事件が後を絶たなくなりました。

殺されないまでも長年心身を虐待され続けた子供たちは
成人してから人格に異常を来たし、自分や他人を傷つけるようになり負の連鎖が止まりません。

どうにかならないものでしょうかね。
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