闇から漏れた 小さな光 若葉を揺らしながら 家々に向かう 雨音を 妹のように連れ 少し佇むが 庭に入ろうとはしない 時に家人 風の咆哮に 外を伺うも 腹を空かせた犬が 通りを横切る 夜も更け 静けさに覚めた 不詳の男 遂に カーテン越しに 後悔を連れた その姿を見ん 夜のストレンジャー