恵比寿様の御神木があるところで私の胸に可愛いバッタなのかカマキリなのかわからない緑の虫がとまったので可愛い!と思って写真を撮ってもらった。

それから、お山の神様に謝りに行く前の1ヶ月の間に5回もカマキリから面接があった話をした。笑
一回目 お客様の会社の階段
二回目 実家の窓
三回目 知人の住む家の門の上
四回目 氏神様のトイレ
五回目 県外の神社の境内
私は一応市内に住んでいるから、カマキリなんて今まで一年に一回も見ないことの方が多い。なのに1ヶ月で5回。カマキリは神様の遣いらしいから、これは此奴で本当に大丈夫か、きちんと謝る奴かっていう面接だったはずたと朋さんに話した。
そしたら大笑い。私は今でも真面目にそう信じ込んでいる。笑
でも、朋さんもなかなか面白い。綿津見神社からの帰り道、大きなカラスが一羽横切ったのでトマト農家の経験がある朋さんがカラスのお話をしてくれた。
昔、凄く大切に大切に育てたトマトを、カラスがちょっとずつつっついて沢山のトマトに悪戯したらしい。本当に貴重なトマトなのに。そしたら、一羽のカラスがハウスから逃げ遅れたので、捕まえて飼ってやることにしたと言う。笑
カラスには頭に来てたけど可哀想だから殺すことは出来なくて、餌としてそんなに食べたいならほら、やるよって貴重なトマトをあげてたみたい。最初はプンッとかしていたけど、お腹が空いたら食べてたみたい。でも、毛繕い出来ないからかちょっとずつ元気が無くなってきて、ショボンとしてヨレヨレになってきたという。仲間のカラスが時々見にきてたけど自分たちが来るとさっと逃げたみたい。
いよいよ元気がなくなってきたから、これはいかんと逃してあげたらヨレヨレなままフラフラと飛び去って行ったらしい。その後、朋さんのハウスだけは何故かカラス被害が皆無になったと言う。
あんなに悪戯したのに、餌までくれて、生かしてくれてありがとう、もうしません、ごめんなさいって、きっとカラスも反省したんだよと話した。

検索画面より
あのカラスはカラスの王様で、カラスの世界では、あそこのハウスは悪戯禁止になったんだよと言うから、朋さんのその返しがなかなか面白い。

検索画面より
そんなこんなで二人で話してると日本昔話みたいな話が次々できる。
不思議な会話はまだまだ続く。
その後、お遍路の話から空海さんの事を話しはじめた。何故か急に空海さんが訳もなく気になって室戸まで一人で行った話をした。その時はわからなかったけど、今思うと、あれはお山の神様に謝る前のことだったので、きっと前段面接だったんだよなんて話していた。
空海さんが座禅をしていた時、金星が飛び込んできたという洞窟もヘルメットを被って一人で入りましたよ。


そうそう、お山の神様のすぐ近くにも空海さんをお祀りをしているところがあるんだよって話して寄ってみる?と聞くと、横を見ると空海さんのお宮があった。


前に行ってから暫くになるので、空海さんにちょっとは寄りなさいと導かれたのかもしれない。この場所に着く少し前から空海さんの話を始めて、その話が終わると横にお大師さんのお宮。朋さんもこんなにお山に近いんだってびっくりしていた。
お詣りの後、きっと、空海さんもここの道を歩いてるよねと、二人で少し歩いた。空想だけは膨らみ、もう、止まることのない妄想族状態になっていた。
おめでたい会話が続き、お腹も空いたので、津野町にあるちょっと人気のラーメン屋さんで晩御飯を食べて帰路に着きました。
おしまい。