こんにちは。オバハン社労士のmyoumyoうです。
受験生のみんなだったら行政書士に何を依頼する?
今まで何か仕事を依頼したことってある?
そもそも行政書士の仕事って何か思いつく?
私は、今すぐに言えと言われたら、外国人の在留資格の手続きと農地の売買とかと会社設立手続きと成年後見と…これぐらいだな。
私はさっぱりふるわない会社の決算と法人税の申告を済ませたばかりなのだが(支払う法人税などはもちろんない)、なにせ赤字なので税理士などに依頼する気はゼロで、自分でキャッシュフロー表、損益計算書、バランスシートを作成した。でも、どうしてもわからないことが出てきて、ぐずぐずしてるうちに申告時期を過ぎてしまった。
税務署から催促されて、いやいや課題に向き合った。この期に及んで専門家に依頼するとか聞くとかは考えなかった。見せられる内容ではないというのもある。細かいことや耳に痛いことをいわれるのもいやだった。
でもこれ以上この問題を持っていたくなかったので、必要書類を全部持って税務署へ行った。
法人税の申告をしたいのですが、どうしても書き方でわからないとこあります!!教えてください!!と受付で訴えた。(個人事業の確定申告やその他所得税などの支払いで係の人がわりかし親切だということは知っていた。)
今回も若い女性がすごくすごくやさしく教えてくれて1時間以内で終了した。(若い女性がいることや垢ぬけていているのが労働行政との大きなちがいである)
決算書をきれいに書き直して改めて出し直しと思っていたが、二重線を引いてその場でちゃちゃっと直して申告までできた。
行政の人は違法でなければ、うるさいことは言わない。良くも悪くも余計なことは言わない。タスクをこなすことだけを考えている。今回なら申告時期を過ぎているのでとにかく申告まで持っていく、である。
お姉さんはわからないとこをちゃんとバックヤードで聞いてきて教えてくれた。次回こそ自分で最後までやってみようと思って、合同庁舎の最上階の売店でコピー取るのも待っていてくれた。
ここが済めば県税や市町村税は内容を転記すればいいだけである。(赤字でも均等割りというのがのしかかる…)県税事務所の人だって、書き方が…と訴えれば、そこでいっしょにやりましょうと言う。
行政は冷たい、画一的、ぶあいそ、態度悪いとかいろいろ言われるが、そのとおりだが(もちろんそうじゃない人、場合もある)、とにかく教えてくれる。
税務署は予約すれば申告書の書き方をいっしょにやってくれる。
そして、いろんな質問に対して、わからないことや判断の難しいことなら週をまたいででも預かって回答してくれる。
税金を払っているから後ろめたく思うことはない。
士業など専門家がやってることは当事者が自分でできることばかりで、行政はやりかたを教えてくれる。
日本は訴訟でさえ、弁護士でなかればならぬという規定はなく、少ないかもしれないが本人訴訟が可能である。
そういうなかで専門職に仕事をお願いする理由ってなんだろう。
社会保険関係も自分たちでやってる人はいっぱいいる。
ほとんどが零細企業なので当然かもしれないが、それなら専門職の存在理由ってなんだろう。
食える食えないの議論は古典的継続テーマだが、自分がこれまで専門職に何かを頼んだのは会社設立手続きだけだ。
これだって自分でやってる人はいっぱいいる。
私も自分でやってたんだけど、わからないとこ出てきて、定款とかでつまずいて放置してたら見かねた人が司法書士さんを紹介してくれた。
それがなかったら、やはり自分でやって半年ぐらいは遅れていたかもしれない。
さて、行政書士である。
専門性がないのが行政書士の専門性、このように言う伊藤塾平林先生の言葉の深さが秋の深さと相まって心にひっかかるなぁ。
開業するかどうかはともかく、行政書士の仕事ってなんだろうって真剣に考えるのは長いスパンで見るとかなり重要だよね。
勉強に行き詰まったら月でも眺めながら考えてみてね。
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