ホイッスルバード あいざわぶん

又の名を胡麻摺人間製造局

安倍晋三君が首相になり、2014年に「内閣人事局」を作った。
内閣人事局は、「審議官クラス以上(約600名)の役人
人事権を官邸が掌握できる」ということである。
つまり、様々な役人の首根っ子を安倍晋三君が掴んで
居られる、ということである。

そうなれば役人の出世は官邸(首相)の思うがまま。
首相が真っ当な人ならいいが、悪党なら絶対にマズい。
自分の言うことを聞く人は出世でき、言うことを聞かない
人は出世できなくなる、かもしれないからね。

で、内閣人事局を作ったのは安倍晋三君である。
もちろん必要と思っているから作ったのだ。
それからというもの、一番変化したのは検察庁のような
気がする。
安倍首相の身辺で怪しいことばかりが起こり、不思議な
ことに国民が首を傾げる方向に検察庁が動くからだ。

検察官の定年延長を閣議決定し、黒川弘務検事長を
検事総長にしようとした件は記憶に新しいでしょ。
黒川君は安倍君の優秀ポチ、だからの人事である。
怒った検察庁内部から、「黒川は新聞記者と賭け麻雀
をしている」と告発が出た。
真っ当な検察官からの抵抗があって、安倍君の人事は
失敗に終わった。

検察を動かせるのだから、警察も動かせる。
だから、うまくやれば事件を根っこから揉み消せる。
そんな世の中でいいのかと私は思うが、いいんですと
考える人も多いから自民党政治は今日も続く。

安倍晋三君が死亡し、裏金疑惑が表沙汰になった。
で、検察庁が実際に動いているのは堀井学君の香典
渡しと、秘書給与詐欺の広瀬めぐみ君の件。
どちらも小物だから検察庁の「やってる感」が見ていて
恥ずかしい。
何故に大物は捕まえないのか、ひょっとしたら捕まえる
つもりがそもそもないのか、と疑ってしまう私が居る。

そう言えば先月28日。内閣人事局は検事総長に女性
初として畝本直美君を抜擢した。
「初の女性検事総長」となれば、確かに聞こえはいい。
ところが発表と同時に彼女に対する批判が出てきた。
つまり、検察庁を知る人は訝しんでいる、ということだ。

こういう時に大切なのは、観察すること。
誰を捕まえ、誰を捕まえないのか、を観ていることだ。
堀井君と広瀬君の次に捕まる人が居て当然でしょ!
それを観察していれば、畝本検事総長が真っ当かポチ
なのかの判断がつく。
どうか国民のため、政権のポチではありませんように。

【補足】永田町・合同庁舎8号館に掲げられた看板。
揮毫は、当時の国家公務員制度大臣・稲田朋美君。
恥という感情を知らぬ人だから、堂々としたもんだ(嗤)
出勤してこの看板を目にする公務員が可哀想。


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